美術散歩 印象派から抽象絵画まで 7/19(土)〜10/19(日) ブリヂストン美術館(詳細はこちら)
ブリヂストン美術館所蔵の近現代の西洋絵画を集めた展覧会(約180点の展示)。
東京国際フォーラムでの東京Jazz2008に訪れた際に寄ってみました。
ブリヂストン美術館所蔵の堂々たるコレクションで、逸品ばかりですが、当方が最も気に入ったものをいくつかピックアップしてみますね。

クロード・モネ 「黄昏、ヴェネツィア」 1908年頃
この作品は、「美の巨人たち」でも取り上げられていましたが、見れば見るほどこの作品の魅力のとりこになってしまいます。この光の魔術には息を呑むばかりです。

ラウル・デュフィ 「オーケストラ」 1942年
オーケストラの演奏ぶりが、動きを伴ってみえるような躍動感のある作品。ラフな筆遣いですが、音楽の楽しいリズムとメロディーが耳に響いてきます。黄色いティンパニが印象的。

アンリ・ルソー 「イヴリー河岸」 1907年頃
アンリ・ルソーは文明に対して素直に感動する人だったそうですが、ここでは飛行船の飛来が描かれています。紳士淑女たちが飛行船を驚嘆をもって見つめている様子が戯画的に書かれていてユニークですね。
先ごろ世田谷美術館でもアンリ・ルソーを見てきました(記事はこちら)が、当方この人の絵がかなり好きなのかも。人間がいかにもか弱く描かれていてメルヘンチックです。

マリー・ローランサン 「二人の少女」 1923年
幼少時に自宅に飾ってあった頃からこの絵のファンです。女性のしなやかさと美を見事に具現化した作品ですね。パステル調の色使いが何とも言えず(〃∇〃)胸を打ちます。
ブリヂストン美術館へは久しぶりに訪れました。2001年開催のルノワール展以来ですね(^^ゞ

ブリヂストン美術館所蔵の近現代の西洋絵画を集めた展覧会(約180点の展示)。
東京国際フォーラムでの東京Jazz2008に訪れた際に寄ってみました。
ブリヂストン美術館所蔵の堂々たるコレクションで、逸品ばかりですが、当方が最も気に入ったものをいくつかピックアップしてみますね。

クロード・モネ 「黄昏、ヴェネツィア」 1908年頃
この作品は、「美の巨人たち」でも取り上げられていましたが、見れば見るほどこの作品の魅力のとりこになってしまいます。この光の魔術には息を呑むばかりです。

ラウル・デュフィ 「オーケストラ」 1942年
オーケストラの演奏ぶりが、動きを伴ってみえるような躍動感のある作品。ラフな筆遣いですが、音楽の楽しいリズムとメロディーが耳に響いてきます。黄色いティンパニが印象的。

アンリ・ルソー 「イヴリー河岸」 1907年頃
アンリ・ルソーは文明に対して素直に感動する人だったそうですが、ここでは飛行船の飛来が描かれています。紳士淑女たちが飛行船を驚嘆をもって見つめている様子が戯画的に書かれていてユニークですね。
先ごろ世田谷美術館でもアンリ・ルソーを見てきました(記事はこちら)が、当方この人の絵がかなり好きなのかも。人間がいかにもか弱く描かれていてメルヘンチックです。

マリー・ローランサン 「二人の少女」 1923年
幼少時に自宅に飾ってあった頃からこの絵のファンです。女性のしなやかさと美を見事に具現化した作品ですね。パステル調の色使いが何とも言えず(〃∇〃)胸を打ちます。
ブリヂストン美術館へは久しぶりに訪れました。2001年開催のルノワール展以来ですね(^^ゞ
第14回 秘蔵の名品 アートコレクション展 --パリのエスプリ・京の雅・江戸の粋-- 8/8〜8/30 (HPはこちら)
毎年夏にチャリティイベントとして開催されるホテルオークラ東京でのアートコレクション展。地下鉄六本木1丁目駅から徒歩10分くらいですので、サントリーホールからも近いですね。

約70点ほどの作品展示で、フランス印象派、近現代の日本画、江戸の浮世絵という三本柱で構成されていました。
印象画では、モネの作品が8点、ドガ2点、ピサロ3点などの出品内容でした。
モネは上記案内の中に盛り込まれている「睡蓮」のほか、

クロード・モネ 税関吏の小屋・荒れた海

クロード・モネ ヴェルノン教会の眺め
モネは日本の浮世絵の影響を受けており、税関吏の小屋で取り入れられている遠近法が特徴的ですね。また、睡蓮の連作にいたる過程で、水面に映し出される光と影を特徴とする作風が随所に出ていますね。税関吏の小屋とは密入国者を監視する役目なんでしょうか。寂寞とした何もない場所が印象的ですね。調べておきますね(^^ゞ

この大きい屏風絵は竹内栖鳳の「虎」
卑近なたとえですが、雪舟が画に目を入れたら絵から飛び出したという逸話がありますが、まるで躍り出てくるような躍動感と迫力がありました。
そのほかでは、ブラマンクの「冬の風景」「麦畑」、ユトリロの「モンマルトル通り」が個人的には最もお気に入りでした。図録には収録されていませんでしたので、掲載できないのが残念です。
ホテルでの展覧会というのも高級感があって、ゆったりと時間を過ごせる気がしてなかなかいいものですね。図録が300円とリーズナブルなのもうれしいですね。


毎年夏にチャリティイベントとして開催されるホテルオークラ東京でのアートコレクション展。地下鉄六本木1丁目駅から徒歩10分くらいですので、サントリーホールからも近いですね。

約70点ほどの作品展示で、フランス印象派、近現代の日本画、江戸の浮世絵という三本柱で構成されていました。
印象画では、モネの作品が8点、ドガ2点、ピサロ3点などの出品内容でした。
モネは上記案内の中に盛り込まれている「睡蓮」のほか、

クロード・モネ 税関吏の小屋・荒れた海

クロード・モネ ヴェルノン教会の眺め
モネは日本の浮世絵の影響を受けており、税関吏の小屋で取り入れられている遠近法が特徴的ですね。また、睡蓮の連作にいたる過程で、水面に映し出される光と影を特徴とする作風が随所に出ていますね。税関吏の小屋とは密入国者を監視する役目なんでしょうか。寂寞とした何もない場所が印象的ですね。調べておきますね(^^ゞ

この大きい屏風絵は竹内栖鳳の「虎」
卑近なたとえですが、雪舟が画に目を入れたら絵から飛び出したという逸話がありますが、まるで躍り出てくるような躍動感と迫力がありました。
そのほかでは、ブラマンクの「冬の風景」「麦畑」、ユトリロの「モンマルトル通り」が個人的には最もお気に入りでした。図録には収録されていませんでしたので、掲載できないのが残念です。
ホテルでの展覧会というのも高級感があって、ゆったりと時間を過ごせる気がしてなかなかいいものですね。図録が300円とリーズナブルなのもうれしいですね。
仕事で用賀駅に行くことがあったので、世田谷美術館に寄ってみました。閉館30分前だったので、常設展だけ見学しました。

常設展では、北大路魯山人の陶器とアンリ・ルソー2点ほかが展示されていました。アンリ・ルソー目当てで立ち寄りました。アンリ・ルソー(1844-1910)は、素朴派を代表するフランス人画家。夢想的で異国的な密林の情景や、都会の風景の中の人物像などを描きました。常設展の観覧料は大人200円。

左:フリュマンス・ビッシュの肖像 右:サン=ニコラ河岸からみたサン=ルイ島
売店では、アンリ・ルソーの金太郎飴も売ってました。

これはなかなかレアですね(^^ゞ
アンリ・ルソーと言えば、次の絵が有名ですね。

眠れるジプシー女(1897) ニューヨーク近代美術館所蔵
展示室監視の方が4名ほど。お客は当方1人だったので、何となく緊張しました(^^ゞ 子供の頃に、将来なりたかった職業は、美術館の監視員と貨物列車の最後尾に乗車する車掌さん。絵が見られて楽しそうだからってのが監視員。貨物列車の最後尾に乗ってる車掌さんは、読書が思う存分できそうって思っていたからです。今どき、貨物列車の最後尾に車掌車ついてませんけど・・(>_<)。

正式には緩急車と言うそうです。
なんだそれだけ?ってくらい珍しく能書きの少ない記事でございましたm(__)m。父に飴をプレゼントしたら、「こんな変な顔の飴いやだ」とか言ってました(^^ゞ


常設展では、北大路魯山人の陶器とアンリ・ルソー2点ほかが展示されていました。アンリ・ルソー目当てで立ち寄りました。アンリ・ルソー(1844-1910)は、素朴派を代表するフランス人画家。夢想的で異国的な密林の情景や、都会の風景の中の人物像などを描きました。常設展の観覧料は大人200円。

左:フリュマンス・ビッシュの肖像 右:サン=ニコラ河岸からみたサン=ルイ島
売店では、アンリ・ルソーの金太郎飴も売ってました。

これはなかなかレアですね(^^ゞ
アンリ・ルソーと言えば、次の絵が有名ですね。

眠れるジプシー女(1897) ニューヨーク近代美術館所蔵
展示室監視の方が4名ほど。お客は当方1人だったので、何となく緊張しました(^^ゞ 子供の頃に、将来なりたかった職業は、美術館の監視員と貨物列車の最後尾に乗車する車掌さん。絵が見られて楽しそうだからってのが監視員。貨物列車の最後尾に乗ってる車掌さんは、読書が思う存分できそうって思っていたからです。今どき、貨物列車の最後尾に車掌車ついてませんけど・・(>_<)。

正式には緩急車と言うそうです。
なんだそれだけ?ってくらい珍しく能書きの少ない記事でございましたm(__)m。父に飴をプレゼントしたら、「こんな変な顔の飴いやだ」とか言ってました(^^ゞ
モルトフォンテーヌの思い出(1864年) カミーユ・コロー作
「美の巨人たち」(テレビ東京) 7/5(土) 22:00〜放映
先日コロー展を見て参りまして(記事はこちら)、まだ記憶も鮮明な状態でしたので、とても興味深く視聴しました。

「静寂が漂う森の奥には冷たく光る湖
その上では湖畔の大木が枝を伸ばしています。
そのすべてがぼんやりとかすんでみえます。
一陣の風が吹き抜けているのでしょうか。
その大木は優美な枝先をゆったりとなびかせています。
左の木の下には色とりどりの衣装をまとった少女たち
花を摘む幼い2人。その姉でしょうか。
ばら色のスカートをはいた彼女はヤドリギに手を伸ばしています
大胆な構図も派手な色彩もありません。
ですが柔らかな光と霧にけぶるような木立のたたずまいが
独特の詩情あふれる世界を作り上げています。」
(番組のナレーションより)
番組では2つのなぞを解き明かしてくれました。
【模糊とした銀灰色のもや】
このような白くけぶったような模糊とした情景は、当時の旧式のカメラ写真を参考にしたものなのだそうです。当時のカメラは露出時間が長く、写真は、逆光により被写体が白くかすんでみえたのだそうです。それをヒントに、コローは曖昧模糊とした幻想的な風景を描くことに成功したそうです。
【心象風景】
左2人の女の子の摘んでいるのは初夏の花。右の女性が取っているのは新年に飾り付けをするヤドリギです。この一見矛盾のような絵のウソは、実はコローが眼前の風景をありのままに描写したわけではなく、心に描いた風景(心象風景)を描き出したものであるという謎解きもありました。

ヴィル・ダブレー、水門のそばの釣り人(1852)
実は、展覧会でみていたときに同じヴィル・ダブレーの風景を描いた作品でも、後期の作品は白いもやや微妙なグラデーションという点で作風に大きな違いが見られました。違いはどこからくるのかという、そのとき感じた謎もここで氷解した気がします。(上下の絵を見比べてみてください。)
開催中の展覧会とのタイアップ企画はとても楽しいです。絵の批評もさすがにすごいですね。こんな評文は何回生まれ変わっても書けそうもありません(激汗)

「美の巨人たち」(テレビ東京) 7/5(土) 22:00〜放映
先日コロー展を見て参りまして(記事はこちら)、まだ記憶も鮮明な状態でしたので、とても興味深く視聴しました。

「静寂が漂う森の奥には冷たく光る湖
その上では湖畔の大木が枝を伸ばしています。
そのすべてがぼんやりとかすんでみえます。
一陣の風が吹き抜けているのでしょうか。
その大木は優美な枝先をゆったりとなびかせています。
左の木の下には色とりどりの衣装をまとった少女たち
花を摘む幼い2人。その姉でしょうか。
ばら色のスカートをはいた彼女はヤドリギに手を伸ばしています
大胆な構図も派手な色彩もありません。
ですが柔らかな光と霧にけぶるような木立のたたずまいが
独特の詩情あふれる世界を作り上げています。」
(番組のナレーションより)
番組では2つのなぞを解き明かしてくれました。
【模糊とした銀灰色のもや】
このような白くけぶったような模糊とした情景は、当時の旧式のカメラ写真を参考にしたものなのだそうです。当時のカメラは露出時間が長く、写真は、逆光により被写体が白くかすんでみえたのだそうです。それをヒントに、コローは曖昧模糊とした幻想的な風景を描くことに成功したそうです。
【心象風景】
左2人の女の子の摘んでいるのは初夏の花。右の女性が取っているのは新年に飾り付けをするヤドリギです。この一見矛盾のような絵のウソは、実はコローが眼前の風景をありのままに描写したわけではなく、心に描いた風景(心象風景)を描き出したものであるという謎解きもありました。

ヴィル・ダブレー、水門のそばの釣り人(1852)
実は、展覧会でみていたときに同じヴィル・ダブレーの風景を描いた作品でも、後期の作品は白いもやや微妙なグラデーションという点で作風に大きな違いが見られました。違いはどこからくるのかという、そのとき感じた謎もここで氷解した気がします。(上下の絵を見比べてみてください。)
開催中の展覧会とのタイアップ企画はとても楽しいです。絵の批評もさすがにすごいですね。こんな評文は何回生まれ変わっても書けそうもありません(激汗)
コロー展 光と追憶の変奏曲
6/14(土)〜8/31(日) 於:国立西洋美術館(上野)
展覧会HPはこちら

19世紀フランスの画家カミーユ・コロー(1796〜1875)の名作約90点を集めた展示で、「真珠の女」「モルトフォンテーヌの想い出」などの作品が目玉となっている。
コローは、詩情あふれる森や湖の風景画で有名であるが、人物画・肖像画でも傑作を残している。コローの風景画は、銀灰色の靄とやわらかい光に包まれた独特の抒情的な作風が特徴的である。

左:ロニーのベリー公爵夫人の城(1840) 右:ドゥエの鐘楼(1871)
ヴィル・ダブレーとは、コローが青年期に過ごした別荘のあったパリ郊外の村で、後に当時を追憶して描いた作品が多く、これらの作品には抒情的で夢想的な風景が描かれている。深い緑を映す湖面と模糊とした銀灰色のもや、そして構図の中に温かさを加える点景的な人物描写が実に印象的である。コローの配した人物には、優しい息吹が感じられ、これら人物の中に吸い込まれていくような錯覚を覚えてしまう。

左:モルトフォンテーヌの思い出(1864) 右:ヴィル・ダブレー、白樺のある池(1855-60頃)
全体的なトーン・配色は決して明るくないが、バルビゾン派にも分類されるコローの作品は、優しく包み込むような田園風景であって、見る者の心を落ち着かせ、うるおいを与えてくれる性質の絵画だと言ってよかろう。

左:エトルタの風車(1860頃) 右:ヴィル・ダブレー、水門のそばの釣り人(1852)
人物画も「真珠の女(ページ最上部の絵)」「青い服の婦人」という完璧なまでの完成度をもつ作品に、しばし息をのむ思いだった。ただ、個人的には風景画に真骨頂があるような気がした。
1時間くらいかけて鑑賞しましたが、もう一回みておきたいと思い、何度か行きつ戻りつしてしまいました。こちらに掲げた作品以外にも、これらに匹敵する印象深い作品が本当に数多く展示されていました。正直な話、機会が許せば、ぜひもう1回見に行きたいと本気で思っています。
比較対照のためか、コロー以外の画家の作品も合わせて展示されていましたが、どうも集中力をそがれてしまうようであまりいただけませんでした。展示はコローだけでよかったように思います。
時を忘れて堪能できる作品群でした!夏休みいっぱいまで続きますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

6/14(土)〜8/31(日) 於:国立西洋美術館(上野)
展覧会HPはこちら

19世紀フランスの画家カミーユ・コロー(1796〜1875)の名作約90点を集めた展示で、「真珠の女」「モルトフォンテーヌの想い出」などの作品が目玉となっている。
コローは、詩情あふれる森や湖の風景画で有名であるが、人物画・肖像画でも傑作を残している。コローの風景画は、銀灰色の靄とやわらかい光に包まれた独特の抒情的な作風が特徴的である。

左:ロニーのベリー公爵夫人の城(1840) 右:ドゥエの鐘楼(1871)
ヴィル・ダブレーとは、コローが青年期に過ごした別荘のあったパリ郊外の村で、後に当時を追憶して描いた作品が多く、これらの作品には抒情的で夢想的な風景が描かれている。深い緑を映す湖面と模糊とした銀灰色のもや、そして構図の中に温かさを加える点景的な人物描写が実に印象的である。コローの配した人物には、優しい息吹が感じられ、これら人物の中に吸い込まれていくような錯覚を覚えてしまう。

左:モルトフォンテーヌの思い出(1864) 右:ヴィル・ダブレー、白樺のある池(1855-60頃)
全体的なトーン・配色は決して明るくないが、バルビゾン派にも分類されるコローの作品は、優しく包み込むような田園風景であって、見る者の心を落ち着かせ、うるおいを与えてくれる性質の絵画だと言ってよかろう。

左:エトルタの風車(1860頃) 右:ヴィル・ダブレー、水門のそばの釣り人(1852)
人物画も「真珠の女(ページ最上部の絵)」「青い服の婦人」という完璧なまでの完成度をもつ作品に、しばし息をのむ思いだった。ただ、個人的には風景画に真骨頂があるような気がした。
1時間くらいかけて鑑賞しましたが、もう一回みておきたいと思い、何度か行きつ戻りつしてしまいました。こちらに掲げた作品以外にも、これらに匹敵する印象深い作品が本当に数多く展示されていました。正直な話、機会が許せば、ぜひもう1回見に行きたいと本気で思っています。
比較対照のためか、コロー以外の画家の作品も合わせて展示されていましたが、どうも集中力をそがれてしまうようであまりいただけませんでした。展示はコローだけでよかったように思います。
時を忘れて堪能できる作品群でした!夏休みいっぱいまで続きますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

日仏交流150周年記念 芸術都市パリの100年祭
ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830-1930年
2008.4.25〜7.6 於:東京都美術館
日仏関係150年(日仏修好通商条約・1858〜)を記念し、パリをテーマとした近代フランス約100年間の作品を約150点展示しています。パリの情景、風物、人物などをモチーフにした作品をフランスの美術館から集めています。
何となく焦点がはっきりしない寄せ集めという感は免れないのかなという先入観をもって、あまり期待せずに入りました。入ってすぐの展示では、セーヌ河とボン・デ・ザールなどのほぼ同じ背景を描いたコロー、モネ、シニャックらの作品が集められており、作風や感性の違いを間近に体感できました。

ポール・シニャック 「ボン・デ・ザール」1928年
次のルノワールの作品2点が見られたのも収穫でした。
左の憂いを帯びたパリジェンヌは、ルノワールお気に入りのモンマルトルのモデルで14点の作品に描かれています。右は幸せに満ちた表情の貴婦人で、テーブルの上のバラ、衣服の細かい襞や陰影、ふくよかな手などが印象的です。

左:ニニ・ロペスの肖像(1876年) 右:ポニエール夫人の肖像(1889年)
パリの街並みを描いた作品を2つピックアップしてみます。

左はピエール・ボナールの「かわいい洗濯屋さん」(1896年)。石版画ポスターで、重い洗濯ものをかかえる少女の足取りの重さと、小さい犬がユーモラスな作品です。ロートレックにも影響を与えた作品とのことで、なるほどと合点がいきます。
右は、ユトリロの「コタン小路」(1910-11年頃)。当方が物心つくかつかないかの頃、自宅の額に複製ポスターが飾ってありました。「不思議な場所、こんな路地どこにあるんだろう」「真ん中は壁なんだろうか、行き止まりなんだろうか」とか至らぬ夢想をしながら、眠れぬ夜のお友達だった絵です。実物を見ながらそんな想念にふけったことを思い出しました。「?年一日の如し」走馬灯のようにタイムスリップしてしまいました(^^ゞ ユトリロではもう1点「ベルリオーズの家」という作品も。もちろん高名な作曲家のベルリオーズのことですが、芸術繚乱・パリの充実ぶりを連想させますね。

左:「自画像」(1883年) 右:「ユッテルの家族」(1921年)
上2つは、ユトリロのお母さんであるシュザンヌ・ヴァラドンの作品です。ユトリロのお父さんは定かではないそうです。ヴァラドンは奔放な恋多き生き様で知られる画家で、彼女は作曲家のエリック・サティとも恋仲にあった時期があり、その肖像画も展示されていました。ルノワールの「ブージヴァルの舞踏会」やロートレックの「二日酔い」は彼女がモデルです。
テーマにあまり一貫性は感じられませんでしたが、ピックアップできる作品がこれだけあったのですから、満足度は言うことなしでしたね。東京上野では7/6までの開催。またも間際の滑り込みでした。
家にかかってた額絵のユトリロにこれだけインスパイアーされるわけですから、幼少時の情操教育って本当に大切なものなんでしょうね。ローランサンの「2人の少女」も壁にかかってました。このあと、コロー展へと向かいました。これが格段に良かった(^_^)/
河野通勢展 於:松濤美術館 6/3〜7/21

河野通勢(こうのみちせい/1895–1950)は、大正期を中心に活躍した洋画家で、早くから岸田劉生に見出され、岸田主宰の草土社に参加。細密な写実描写で、風景画、宗教画、肖像画などの幅広いジャンルで作品を残し、昭和期には、小説の挿画などを中心に作品を残した。本展示では、資料などを含めて約150点が展示されている。画家・写真家であった父河野次郎に絵を学んだが、美術学校へは行かず独学で作風を習得している。

「粘りつくような写実描写で知られ、奇想のイマジネーションを発揮する」画家などと評されます。宗教画は濃い色調の中で一見物々しい印象を受けますが、表情や動きにどことなくコミカルな雰囲気が漂っています。そして画題は西欧文化なのですが、人物は日本人そのものです。そんなところに親しみと愛着を感じました。

河野通勢は白樺派の武者小路実篤らとも親しくしていました。2階には河野と武者小路の写真や、麗子像で有名な岸田劉生の娘の写真なども展示されており、麗子の実物を見るのは初めてだったので、じっくり見入ってしまいました。
展示室はB1と2Fの2か所で、2階では周囲の壁に絵画が展示されているのですが、中央のソファーとテーブルが喫茶席になっており、飲食しながら鑑賞することもできます。とてもユニークですね。最初は、2階の展示室に入ると人がお茶してたので、喫茶店かと思って引き返しそうになっちゃいました(^^ゞ もちろん飲食しない人も自由に入れます。入場料が一般300円と良心的なのもうれしいです。
このあと夜9時からの映画に向かいますm(__)m



河野通勢(こうのみちせい/1895–1950)は、大正期を中心に活躍した洋画家で、早くから岸田劉生に見出され、岸田主宰の草土社に参加。細密な写実描写で、風景画、宗教画、肖像画などの幅広いジャンルで作品を残し、昭和期には、小説の挿画などを中心に作品を残した。本展示では、資料などを含めて約150点が展示されている。画家・写真家であった父河野次郎に絵を学んだが、美術学校へは行かず独学で作風を習得している。

「粘りつくような写実描写で知られ、奇想のイマジネーションを発揮する」画家などと評されます。宗教画は濃い色調の中で一見物々しい印象を受けますが、表情や動きにどことなくコミカルな雰囲気が漂っています。そして画題は西欧文化なのですが、人物は日本人そのものです。そんなところに親しみと愛着を感じました。

河野通勢は白樺派の武者小路実篤らとも親しくしていました。2階には河野と武者小路の写真や、麗子像で有名な岸田劉生の娘の写真なども展示されており、麗子の実物を見るのは初めてだったので、じっくり見入ってしまいました。
展示室はB1と2Fの2か所で、2階では周囲の壁に絵画が展示されているのですが、中央のソファーとテーブルが喫茶席になっており、飲食しながら鑑賞することもできます。とてもユニークですね。最初は、2階の展示室に入ると人がお茶してたので、喫茶店かと思って引き返しそうになっちゃいました(^^ゞ もちろん飲食しない人も自由に入れます。入場料が一般300円と良心的なのもうれしいです。
このあと夜9時からの映画に向かいますm(__)m

薔薇空間 宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々
5/17〜6/15 於:Bunkamura ザ・ミュージアム
薔薇の種類をほぼ網羅したルドゥーテの絵約170点を中心にした絵画展。「薔薇図譜」という画集に収められた作品で、克明かつ忠実に薔薇を写生しています。こんなに数多くの薔薇の種類があるんですね。中庭には薔薇園が設けられており、そこでも綺麗な薔薇が咲き誇っていました。

当方、咲いている薔薇の方が印象的だったというのが、何とも皮肉な感想です。図録としての絵は、たとえば百科事典にサイとかカバの絵があったとしても、それが芸術として感動を与えるとは思えず、この薔薇の図録も同じ感想です。なにぶん、美術のイロハもわからない当方の感想ですので、くれぐれも話半分以下で聞き流してやってくださいませ。
公式HPはこちら
映画「フィラデルフィア管弦楽団 オーケストラの向こう側」は夜9時からなので、時間待ちを利用して、次は松濤美術館の「河野通勢展」に行きました。これが実によかった(^_^)/。次回はこのレポート。
エミリー・ウングワレー(Emily Kngwarreye)展
於:国立新美術館 5/28-7/28 公式HPはこちら

モディリアーニ展(記事はこちら)の帰りに、「アボリジニが生んだ天才画家」というキャッチフレーズを目にして、予備知識ゼロで入ってみた展覧会です。
エミリー・ウングワレー(1910頃〜1996)は、オーストラリア中央の砂漠地帯でアボリジニとして生活を送りながら、ボディ・ペインティングやパティック(ろうけつ染め)を手掛けていたが、1988年からカンヴァス画を描きはじめる。そして、その後8年間のうちに3〜4千点の作品を残した。西洋美術の素養や教育なしに、アボリジニの生活風土をもとに描いた作品群は、抽象表現主義に通じる作品として、世界的に高く評価されている。
具体的な人物や風景ではなく、抽象的な図柄やデザインがほとんどですが、斬新で鮮烈な色彩感覚には、目を奪われました。巨大な絵が多く、まさに圧巻の約120点の作品群でした。

なお、テレビ東京の美の巨人たちでも、6/7(土)22:00にエミリー・ラングワレーの「アルハルクラ」が取り上げられるそうです。詳しくはこちら
オーストラリア中央の砂漠地帯のウルル(エアーズ・ロック)とアボリジニの世界観は、「世界の中心で愛をさけぶ」でも注目されましたね。


於:国立新美術館 5/28-7/28 公式HPはこちら

モディリアーニ展(記事はこちら)の帰りに、「アボリジニが生んだ天才画家」というキャッチフレーズを目にして、予備知識ゼロで入ってみた展覧会です。
エミリー・ウングワレー(1910頃〜1996)は、オーストラリア中央の砂漠地帯でアボリジニとして生活を送りながら、ボディ・ペインティングやパティック(ろうけつ染め)を手掛けていたが、1988年からカンヴァス画を描きはじめる。そして、その後8年間のうちに3〜4千点の作品を残した。西洋美術の素養や教育なしに、アボリジニの生活風土をもとに描いた作品群は、抽象表現主義に通じる作品として、世界的に高く評価されている。
具体的な人物や風景ではなく、抽象的な図柄やデザインがほとんどですが、斬新で鮮烈な色彩感覚には、目を奪われました。巨大な絵が多く、まさに圧巻の約120点の作品群でした。

なお、テレビ東京の美の巨人たちでも、6/7(土)22:00にエミリー・ラングワレーの「アルハルクラ」が取り上げられるそうです。詳しくはこちら
オーストラリア中央の砂漠地帯のウルル(エアーズ・ロック)とアボリジニの世界観は、「世界の中心で愛をさけぶ」でも注目されましたね。
モディリアーニ展 於:国立新美術館(六本木)
2008年3/26〜6/9
モディリアーニ(1884-1920/イタリア出身)は、エコール・ド・パリを代表する画家の1人ですが、今回の展示はプリミティヴ美術(原始美術)に根ざした作品群にもスポットを当て、その後の代表的な肖像画群を含めた約150点が出展されています。
モディリアーニと言えば、顔と首が異様に長い肖像が特徴的ですが、代表作の大半は1916-19年の間に描かれているそうです。今回の展示では、画学生のモデルとして知り合い後に内妻になるジャンヌ・エビュテルヌの肖像画が10点弱ありました。彼女はモディリアーニの死の2日後アパートの窓から投身自殺したそうです。
下の2つはいずれもジャンヌ・エビュテルヌがモデルです。左は「ジャンヌ・エビュテルヌ」(1918年)、右は「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」(1918年)

その他にも、「赤毛の若い娘」(1918年)、「肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ」(1919年)も非常に印象に残る構図で、モディリアーニの創作意欲を駆り立てるモデルだったことが伝わってきます。
左は「少女の肖像」(1918年)、右は「珊瑚の首飾りの女」(1918年)

当方のお目当てはもちろん晩年の肖像画群でしたが、特に上の「少女の肖像」と「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」は本当に良かったです。
東京開催も残りわずか。絶対見に行くぞって思ってて、なぜか終了間際になっちゃいました。当方エコール・ド・パリの画家たちが大好きで、ユトリロ、ローランサン、シャガール、キスリングなどの展覧会はぜひ行きたいと思っています。エコール・ド・パリの画家たちは1920年代を中心にパリ・モンパルナスで活動したいわゆる異邦人ですが、その異邦人たちが描いたパリには独特の感性があります。


2008年3/26〜6/9
モディリアーニ(1884-1920/イタリア出身)は、エコール・ド・パリを代表する画家の1人ですが、今回の展示はプリミティヴ美術(原始美術)に根ざした作品群にもスポットを当て、その後の代表的な肖像画群を含めた約150点が出展されています。
モディリアーニと言えば、顔と首が異様に長い肖像が特徴的ですが、代表作の大半は1916-19年の間に描かれているそうです。今回の展示では、画学生のモデルとして知り合い後に内妻になるジャンヌ・エビュテルヌの肖像画が10点弱ありました。彼女はモディリアーニの死の2日後アパートの窓から投身自殺したそうです。
下の2つはいずれもジャンヌ・エビュテルヌがモデルです。左は「ジャンヌ・エビュテルヌ」(1918年)、右は「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」(1918年)

その他にも、「赤毛の若い娘」(1918年)、「肩をあらわにしたジャンヌ・エビュテルヌ」(1919年)も非常に印象に残る構図で、モディリアーニの創作意欲を駆り立てるモデルだったことが伝わってきます。
左は「少女の肖像」(1918年)、右は「珊瑚の首飾りの女」(1918年)

当方のお目当てはもちろん晩年の肖像画群でしたが、特に上の「少女の肖像」と「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」は本当に良かったです。
東京開催も残りわずか。絶対見に行くぞって思ってて、なぜか終了間際になっちゃいました。当方エコール・ド・パリの画家たちが大好きで、ユトリロ、ローランサン、シャガール、キスリングなどの展覧会はぜひ行きたいと思っています。エコール・ド・パリの画家たちは1920年代を中心にパリ・モンパルナスで活動したいわゆる異邦人ですが、その異邦人たちが描いたパリには独特の感性があります。
バスの中では、いつも爆睡で着いたら目が覚めるといった感じ楽チンそのものでした(;^_^A 夫婦ともどこでも寝れるのが特技でして・・。宇宙センターでもねもうやだフカヒレ料理に釣られて 気仙沼へ Part1果物の食べ放題って意外と食べれないもんですよね・・まあ、実際になっている実を採ってその場で味わうのに意味があるのかもしれませんが。
でも、たわわに実ったももと梨レイコフカヒレ料理に釣られて 気仙沼へ Part1バスツアーを利用した旅行って移動が人任せなので楽チンですよね(コラッ!!)
さすがに桃6個は食べれないでしょうww
果物狩りでは友人と競ってイチゴ100個ってのはできまくり大学もないのに・・駅名の謎 (学芸大学前、都立大学前)受験生が間違えて学芸大学前で降りちゃうこともあるらしいんですよね(^^ゞ
私も何の疑問もなくてっきり大学があるもんだと思っていました。
お気づかい頂き本当に恐縮もうやだ大学もないのに・・駅名の謎 (学芸大学前、都立大学前)学芸大学って東小金井だったんですか。
てっきり、東横のあの駅かと思ってました!
まあ、あんな凄い大学に入れるわけもなく
ノーチェックだったし、知らんのも当然かしがちゃ子東京JAZZ2008 "Great American Standards" 見聞録nekoさん、初めましてコメント頂き、本当にうれしいです。
同じ2階の11列目だったんですね(^_^)/
とても素晴らしいステージで、私の方も感動をすぐにでも伝えたくて書いた記事です。
どうももうやだ東京JAZZ2008 "Great American Standards" 見聞録はじめまして!
実は私も、この時
2階の11列目の席で鑑賞していました。
あまりに素晴らしいステージでしたので、
未だ興奮覚めやらず、
といったところです。
遠neko女優さんのギャラ?がちゃ子さんへ書き方がわかりにくくてごめんなさい。1話あたりのギャラなんですよ。トップの人でドラマ全部(12話くらい)だとまずまずの金額。映画よりは安いんでしょうけれどね。
アもうやだチケットの値段 羊4匹?がちゃ子さんへやっぱり1万円が大きな分かれ目になりそうですよね。がちゃ子さんと私とでは、「どれに行くか」という基準がだいぶ違いますけど、クラシックファンもそれこそ人それぞれみもうやだチケットの値段 羊4匹?そうね〜「これは行くっきゃない!」ってもの以外は、10000円以上は出せん(笑) 私はグリモーのコンサート「だけ」は、高額でも行くかな〜(笑) 小山さんは国内オケとがちゃ子女優さんのギャラ?え〜!?TOPでこの金額??
安くないですか!?
まさか1話の金額じゃないですもんね。
もっと高くても良いのに・・・(><)
上戸ちゃんは、沢山ドラマに出るのに
がちゃ子女優さんのギャラ?くりさんへほんとですね。言われてみると確かにCMで人気が高い人が上位に食い込んでいる気がします。視聴率とは連動してなさそうですもんね。
上野樹里さんは、どんどん上がっていもうやだ女優さんのギャラ?この記事、面白いですね♪
上位にランクインした意外な人たち(上戸・伊東)はCM出演料が高い方が多いような・・・。
その分、ドラマ出演のギャラも上がっちゃうんでしょくりよっしぃ 「あひるに大興奮」の巻(+_+)ありがとうございます<(_ _)>>レイコさんへ
機器があまり性能良くないのもありますけど、もうやだはわりともっさりとした物言いをする感じなんですよね(^_^;) 実際寝起きみたいにも聞こえちゃいまもうやだよっしぃ 「あひるに大興奮」の巻(+_+)ププッ!
私もレイコさま同様、「もうやださん寝起き?それとも酔ってる?」なんて思ってしまった!!
よっしぃくんの為にオクで落札
しかも3つ!?
親ばかぶりが微がちゃ子