クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポール・メイエ ロマンティック・クラリネット
2008年02月29日 (金) | 編集 |
《演奏者》
ポール・メイエ(クラリネット)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)
《曲目》
1. 序奏とアレグロ・アパッショナートop.256(ライネッケ)
2. クラリネットとピアノのためのソナタ変ホ長調(メンデルスゾーン)
3. 「シルヴァーナ」の主題による7つの変奏曲op.33(ヴェーバー)
4. クラリネットとピアノのための幻想小曲集op.22(ライネッケ)
■1996年1/4~6録音 コロムビアミュージックエンタテインメント B00005HVD2

 ※ライネッケは(1824~1910)、現ハンブルク(ドイツ)で生まれた作曲家で、未発表作品も含めると1000を超える楽曲を作曲したと言われる。ライプチヒ音楽院での教授も務め、グリーグブルッフヤナーチェクらを輩出している。
 
 メイエの華麗なクラリネットが曲想によくマッチしていて、非常に聴き応えがあります。サージュとの息も絶妙です。特にメンデルスゾーンでの軽快に弾むようなリズム感がすばらしいです。ライネッケの曲は佳品ですが、顕著な特徴というものがあまりなく、オーソドックスな作風であるがゆえなのか、演奏される機会が少ないですね。ウェーバーでは、ロマンティックで魅惑的なよく歌うメイエのクラリネットを聴くことができます。選曲面でも、メイエの調べを満喫できる好選曲となっています。

 メイエは、指揮者としても活躍していますね。今年は東フィルとの共演で来日予定です。

2008年7月17日(木) 19:00 東京オペラシティ コンサートホール
・ベートーヴェン/七重奏曲 変ホ長調 op.20
・サン=サーンス/交響曲第3番 ハ短調「オルガン付き」 op.78
 オルガン:新山恵理

2008年7月18日(金) 19:00 サントリーホール
・シャブリエ/狂詩曲「スペイン」
・ラロ/ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調「スペイン交響曲」
・サン=サーンス/交響曲第3番 ハ短調「オルガン付き」 op.78
オルガン:新山恵理 ヴァイオリン:松山冴花
      ※詳細は東京フィルハーモニー交響楽団HPまで。どうしようかなぁ。行きたいなぁ、特に7/18(・o・)

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へFC2ブログランキング

スポンサーサイト
テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
天明の飢饉江戸を脅かす その時歴史が動いたvol.313 
2008年02月28日 (木) | 編集 |
長谷川平蔵の提案した人足寄場の意義と功績について考察した番組。

 池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」で知られる火付盗賊改長谷川平蔵は、無宿人の更生・授産施設として人足寄場を提案・設置したことでも知られている。

 天明時代の江戸は、天明の飢饉により、食いぶちを求めて地方から江戸に逃れてきた無宿人であふれていた。無宿人とは住所不定で宿のない人のことであり、彼らは江戸で職に就こうとしても身元引受人がいない以上、就職もままならず、物乞いとなるか、犯罪に手を染めるかしか選択肢がなかった。江戸の強盗・殺人などの犯罪の約8割は無宿人によるもので、江戸の町は、治安が極度に悪化し、社会不安が募っていた。
 1787年に老中に就任した松平定信は、無宿人を地方に戻す人返しを考えたが、国元の治安の悪化を懸念大名たちが、これに強く反発したことから頓挫する。そんな折、無宿人の救済策として、長谷川平蔵は人足寄場の設置を提唱する。
 1790年2月、人足寄場は隅田川河口の石川島に作られ、大工、鍛冶、桶作り、縄細工、元結などの技能を習得することができた。最初の出所者は設置3ヶ月後に14人。社会復帰のための職業道具も支給されている。
 この人足寄場制度は、無宿人の授産・更生施設として発展的意義をもち、地方にも波及するとともに、幕末まで続いた。

 ◆長谷川平蔵は、無宿人をただ取り締まるのではなく、職を与え社会復帰まで配慮したという点が偉大な点であり、番組でも強調されていました。実際、職を離れた後も、無宿人の身元保証人として尽力し、奉公先を斡旋していたとのことでした。平蔵が頭を深々と下げ奉公先を訪ね歩く姿が目に浮かびます。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 テレビブログへFC2ブログランキング


テーマ:NHK教育
ジャンル:テレビ・ラジオ
宮本輝 人生の歩き方 第1回
2008年02月27日 (水) | 編集 |
第1回 押入れの中の青春

宮本輝昭和22年、父熊市49歳、母雪恵36歳の長男として神戸にて生まれる。父は自動車部品製作会社の社長であった。

昭和29年洞爺丸台風の折、大阪の父の会社の倉庫が水没し、商品が全滅。以来父の会社の経営が深刻となり、昭和31年家族で富山へ移住。父は中古車販売に失敗し大阪へ戻り、母子で富山に残される。母は呼吸できないくらいの重症の喘息に苦しんだ。そのときの富山の雪は子供心に「鉛色の雪」と感じた。

昭和32年に大阪へ戻ると、貧しい長屋に住む尼崎の叔母の家に預けられる。失業者や結核患者などの多い極貧地区で見たものは、突然訪れる人の死の理不尽さやぎりぎりの生活だった。また、父母と一緒に暮らしたいという寂しさも募った。

昭和33年には、両親のもとに戻ることができたが、父が途中で放り出した駐車場管理の仕事を母が行ったが、朝6時から夜11時までという激務などの心労が重なり、母はアルコール依存症になる。父は常々、母の酒は暗い酒、「飲むと死にとうなる女」と称していた。

学校から帰ると母はいない。尼崎の叔母のところに行って、大量の睡眠薬を飲んだらしい。そのとき宮本が感じたのは、母が薬を飲んだということは、ある意味「僕を捨てた」ということ。踏みとどまる部分を超えた以上、「運良く助かったとしても母は死んだのだ」ということだったそうです。

宮本は母の病院に行くのを拒み、押入れに隠れて井上靖の『あすなろ物語』を読んでいた。父が探しに来て、母が助かったことを知り、安堵の気持ちから瞬間的に大きな転機が訪れたのだそうです。母が助かった瞬間、小説の中身が胸に切々と入ってくる、沁み入ってくる、全く違った感受性をもって小説を読むことができ、「文学は何てすばらしいんだろう」と感じたそうです。その後中之島図書館の本を全部読もうと決意し、片っ端から本を読みふけったそうです。

宮本輝は私の最も敬愛する作家の1人です。流転の海のシリーズも強い感銘とともに読みました。上記の内容は「流転の海」でも触れられていた部分とも合致していますね。お話もとても上手で氏の優しさ・深さに引き込まれていくような快感を覚えました。「あすなろ物語」を私も中学生の頃読み、今でも強い印象が残っていますが、氏の文学的ルーツがここにあったとすれば、井上氏の作風との接点に何となく首肯する部分がありそうです。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
FC2ブログランキングにほんブログ村 テレビブログへ

テーマ:NHK教育
ジャンル:テレビ・ラジオ
未来講師めぐる 猥談中失礼いたします
2008年02月26日 (火) | 編集 |
野波真帆が元AV女優だったという第7話。ユーキ君(勝地涼)はエロビデオ=江口秀男(星野源)に同調して、妙にテンション高かったです(・o・)

今回気になったセリフ 
《その1》
中吉(地井武男):「娘が将来くさい飯を食ってもいいのか」
めぐる(深田恭子):「くさい飯なんてやだ、パンがいい
中吉:「パンだってくさいぞ。剣道のコテみたいな臭いだ」

《その2》
中吉(地井武男):「お前SFって何の略か知ってるか?」
愛子(榊原郁恵):「少し不思議でしょ?」

焼肉屋店長(佐藤二朗)のお邪魔虫ぶり炸裂
思いっきりうざい焼肉屋の店長(笑)!絶対シカトし続けようと心に誓ってましたが、ついに根負け。

【第7話】
  **めぐるがユーキの口に箸で焼肉を持っていくと、それを店長(佐藤二朗)が横取り。
 ユーキ43(田口浩正):「お前バカだろ」
 店長(佐藤二朗):「猥談(わいだん)中すみません。追加のコムタンスープでございます」
  **めぐるがスープをこぼす
 ユーキ43:「めぐる大丈夫?」
 店長:「熱い!大丈夫です。全面的に私にかかりましたので」
 ユーキ43:「聞いてねえよ。つーか量多すぎんだよ!つーか熱すぎなんだよ!つーか猥談なんかしてねぇつーんだよ!つーかコニタンスープなんて頼んでねえんだよ!
 店長:「コムタンスープです。
コニタンは欽ちゃんバンドです

※ユーキのキレっぷりがやたら可笑しかったです。店長の気持ち悪さがここに来て無限増殖中(>_<)コニタンは欽ちゃんバンドの小西博之ですよね^_^;

店長の登場は1.2話と5~7話。復習してみます。
【第1話】
 店長:「あの~お話し中誠に申し訳ございません。私焼肉ジュージュ杉並店店長薮中(やぶなか)と申します。先ほどはうちのアルバイトが大変な過ちを犯してしまい誠に申し訳ございません。手前どもオープン以来お客様のお邪魔にならないようなサービスを心掛けて参りました。手前ども影のように透明人間のようにお客様のアシストをして参りましたけれども、このたびはお客様に大変なストレスを与えてしまい・・・・」

【第2話】
 店長:「こちら石焼ビビンバの方、器の方大変お熱くなっております。えー素手でお触りになりますと、お客様のお手の方やけどという形になってまいります。やけどという形になってまいりますと、治療費の方お客様のご負担という形になってまいります。」
 ユーキ43:「うるさいよ!冷めちゃったよ。あんたの話が長すぎて全然熱くない。わざとしてんだろ!」
 店長:「すいません。作り直します。」

【第5話】 
 ユーキ:「えっと石焼ビビンバとハラミを追加で一人前」
 店長:「ぴっ。ぴっ。っていうかこれ、鳴るはずなんだけど!もういいや覚えます。ぴっ」
 ユーキ:「ぴっぴ、ぴっぴうるせーよ。」
 店長:「あっ全部飛んじゃった!」


【第6話】
 愛子(榊原郁恵):「もうこれ石が焼けちゃってるじゃない」
 店長:「石焼きビビンバですから」

 **父:
船越栄一郎(はまる)が号泣している場面で
 店長:「あの~エプロン変えますか?何かウエットティッシュみたいになって」
 めぐる(深田恭子):「あと拭くもんもらえますか?」
 店長:「いいよ」
 **店長は陰でこそこそ、別のお客の顔にエプロンを投げつけたりしている。

佐藤二朗が最初に気になったのは、「人間の証明」。主人公の竹野内豊に執拗にからむヒステリックな刑事を怪演していました。


つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
FC2ブログランキングにほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
モーツァルト クラリネット協奏曲2 リチャード・ストルツマン
2008年02月25日 (月) | 編集 |
《曲目》
1.クラリネット協奏曲イ長調K.622 モーツァルト
2.クラリネット五重奏曲イ長調K.581 モーツァルト
《演奏》
リチャード・ストルツマン指揮 イギリス室内管弦楽団(1) 東京クヮルテット(2)
リチャード・ストルツマン(クラリネット)
《細目》
1999/11/20発売 BMGメディアジャパン B00005EGVQ
リチャード・ストルツマンについて》
 1942年生まれ。アメリカ合衆国。武満徹との交流もあり、「カトレーン」などを初演。ジャズ・ミュージシャンとしての活動でも知られる。
 
イギリス室内管弦楽団は、温かい響きを奏でてくれますが、何しろ曲自体のテンポが早い。演奏自体が非常にクールで恬淡としています。単なる主観ですが、ほんのりとした優しさの中に垣間見える寂莫感、静寂感がモーツァルトの最後にたどりついた崇高なる境地とすれば、そういった情感はこの演奏からはうかがい知ることができません。ストルツマン独自のカデンツァが12楽章で聴ける点にも注目。クラリネット五重奏曲についても同様で、美しい音色で奏でる旋律は魅力的ではありますが、まるでフランス近代音楽を聴いているかの風情。ユニークなモーツァルト観であることは確かですが・・・。

 ストルツマンの愛聴盤は、「ダンサ・ラティーナ」。ラテン・フレーバーを見事に演じたリズミカルで哀愁漂う演奏は秀逸。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へFC2ブログランキングブログランキング

テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
落日 太陽が燃えてる
2008年02月24日 (日) | 編集 |
080215_171414_edited.jpg


落日の瞬間。夕陽がとても大きく見えました。

ブログランキング・にほんブログ村へFC2ブログランキング
テーマ:写真日記
ジャンル:日記
幻の新橋駅 そのとき歴史が動いたvol.311
2008年02月23日 (土) | 編集 |
都会の地下に夢をもとめて」 地下鉄の父 早川徳次(のりつぐ)
 
 昭和2年12月30日、わが国初の地下鉄が浅草-上野間を走った。東京地下鉄道という民間会社が開設したものである。ところが、東京高速鉄道(五島慶太:東急)と新橋での相互乗り入れにまつわる抗争の中、昭和15年、国の半ば強引な介入策により両者の地下鉄会社が、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)に譲渡されることになり、2つの地下鉄民間会社は地下鉄事業からの撤退を余儀なくされる。
 このときの抗争の遺物が、先日一般公開された「幻の新橋駅」だったんですね。
 番組では、早川には先見の明があったという点が、大きく取り上げられていました。

1)先を見越した安全性⇒銀座線に残るトンネルは、あと100年使える頑丈さ・安全さをもつ
2)6両が停車できるホームの広さ⇒快適でゆとりのある地下鉄
 ※ところが、五島慶太の東京高速鉄道では3両停車できるホームで考えました。この見解の違いにより抗争が生じ、結果経営権を剥奪されたことは、早川の理想像が奇しくも災いした結果となっています。

 まさに「地下鉄の父」と称されるべき人物だったんですね。
 最初に開業した時の駅は、浅草田原町稲荷町上野の4駅だったんですね。ここを通過するときはぜひ早川氏に思いを馳せましょう。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
ブログランキング・にほんブログ村へFC2ブログランキング


テーマ:NHK
ジャンル:テレビ・ラジオ
久世光彦1 私のこだわり人物伝
2008年02月22日 (金) | 編集 |
時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などのドタバタホームドラマや、向田邦子作品の演出家として知られる久世光彦(1935-2006)をテーマにした4回シリーズ。
コメンテーターとして、久世ドラマの常連女優樹木希林、脚本家大石静、小説家伊集院静、音楽家小林亜星が登場しました。

久世光彦は、向田邦子亡き後も、向田の小説などをモチーフにした終戦記念ドラマや新春ドラマの演出を手がけ続けました。晩年は向田ドラマの視聴率が低迷し、長年続いたシリーズの打切りを余儀なくされるあたりは、「時間ですよ」で一躍時代の寵児となった久世にとって皮肉な結末と言えるでしょう。久世が描き続けたのは、伝統的な日本の家族でした。

当方は、終戦記念ドラマの大ファンで、毎年欠かさずビデオに撮って保存していました。なかでも、最も愛してやまない作品は「言うなかれ、君よ別れを」です。

岸恵子(母)と清水美砂戸田菜穂田畑智子の3人の娘が暮らす家族のもとに、戦死した父と同じ部隊だったという復員兵の壇吉(小林薫)が転がり込んでくる。挙動不審で言動もあやしげなため娘たちは、壇吉を嫌い追い出そうと考える。そんな折、母が、戦死した父がよく口ずさんでいた「言うなかれ、君よ別れを」をふと詠んでいると、襖のかげからそれに呼応して詩を詠む壇吉の声がします。(「あっ、壇吉は本当に戦死した父の部下だったんだ」とわかる瞬間です。家族の顔が驚きから涙に変わります。)

いやぁ、ここが本当に素晴らしいです。何度か見ましたが、そのたびに涙が止まりませんでした。岸恵子の楚々としながらも毅然とした母親像。この人の詠む詩の清澄な響き。おどおどとそれに続く幾多の辛い過去を背負った壇吉の声。その直後、空襲による不慮の死(犬死ともいうべき死)ではかなくもこの世を去ってしまう壇吉・・・。

当方滅多なことでドラマや映画で泣くことはありません。当方を号泣させた岸恵子小林薫久世光彦に感謝・尊敬の念を禁じ得ません。

戦友別盃の歌
言うなかれ 君よ別れを 世の常を また生き死にを
海原の はるけき果てに 今やはた 何をか言はむ
熱き血を 捧ぐる者の 大いなる 胸を叩けよ
満月を 盃に砕きて 暫しただ 酔いて勢へよ
わが往くは バタビアの街 君はよくバンドンを突け
この夕べ 相離るとも 輝やかし 南十字星を いつの夜か また共に見ん
言うなかれ 君よ別れを
見よ空と 水うつところ 黙々と 雲は行き雲は行けるを

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへFC2ブログランキング

テーマ:NHK教育
ジャンル:テレビ・ラジオ
2/19 東京都交響楽団 見聞録
2008年02月21日 (木) | 編集 |
s-1.jpg

2008都民芸術フェスティバル助成公演 オーケストラ・シリーズNo.39
指揮:梅田俊明 ピアノ:菊池洋子 東京都交響楽団
コンサートマスター:矢部達哉   於)東京芸術劇場

《演目》
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 「皇帝
ベルリオーズ:幻想交響曲
アンコール曲:ドビュッシー:小組曲Ⅱ「行列」

 まずは「皇帝」から。菊池洋子のピアノは、透明感があり正確で、きらびやかな印象ですね。特にスケール(音階)フレーズの多いこの曲では、玉を転がすようなタッチがとても素晴らしく感じました。また、高音域の音色が繊細に響きました。フォルテッシモの部分など音量がやや小さめですが、梅田俊明の指揮はオケをうまくサポートして、菊池のピアノよりも音量を抑えていたように思いました。2楽章から3楽章への橋渡しの部分の情感深い間の取り方も印象深く思いました。常々聴く皇帝は、豪快なタッチの男性ピアニストの演奏が多いのですが、それとは好対照でした。女性ピアニストには、ある種神経質でデリケートな面が見え隠れすることも多いですが、爽快・清涼というイメージの演奏でした。

 「幻想」は、金管セクションの音量をやや抑えていたように思います。パリ管など本家の演奏では、耳をつんざくようなやや割れたような金管の音色が炸裂するのですが、あくまで旋律重視だったのは、梅田のスタイルなのでしょうか。都響の弦もすばらしいですね。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラとメロディーを手際よく引き継いでいく部分の多い曲ですが、弦全体が大きくうねる波濤のように淀みなく響いていたのは大したものです。古川展生率いるチェロ群も優雅で甘美な音色で、これは都響の大きなウリでしょうね。クラリネット、イングリッシュホルンも秀逸でした。

 「幻想」を生で聴いて初めて知ったこと2つ。5楽章で鐘が高らかに鳴り響くところがありますが、あの鐘はパイプオルガン席で鳴らしていたんですね。奏者はすごい緊張感なんでしょうが、その反面とても快感でしょうね。1度でいいから鳴らしてみたいです(^_^)/ もう1つは、牧歌的な3楽章のイングリッシュホルンの主題が最後に短調に変わるところ。あれは怒涛のように押し寄せるティンパニ群(3人で演奏するんですね!)にイングリッシュホルンが孤軍奮闘する姿だったんですね。

 アンコール曲は、ドビュッシーまでは分かりましたが、つい失念。通勤時に毎日聴き続けているアンセルメの「フランス音楽の全て」にも含まれている曲です。「フランスもの」やってくれてうれしかった~(^^)v 都響の弦楽器のレベルの高さに改めて脱帽!
2.jpg


にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキング







テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
ドボコン大好き3 協奏曲編
2008年02月20日 (水) | 編集 |
ドボコンとは、ドヴォルザークチェロ協奏曲です。

勝手に続けているドボコン大好きシリーズの3回目。過去の記事(1回目2回目

今回は協奏曲。クラシック音楽のジャンルとして考えてみます。
クラシック音楽のジャンルには、時代別に
バロック古典派ロマン派印象派現代音楽などの分類があります。

一方、演奏形態別の分類として、
器楽曲(独奏曲)、室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、弦楽四重奏曲など)、管弦楽曲(交響曲、交響詩、協奏曲)のほか、舞台音楽(バレエ音楽、オペラ)、宗教曲などがあります。

協奏曲は、単独の楽器奏者(ソリスト)とオーケストラとの共演(コラボ)用に書かれた楽曲ですが、楽器の種類はピアノ、ヴァイオリンを筆頭にチェロ、ギター、ヴィオラ、トランペット、クラリネットなど多岐にわたります。

当方クラシック音楽では、協奏曲のジャンルを最も愛好しております。その理由として、1)ソリスト、2)オーケストラ、3)指揮者の三位一体のバランスがとても興味深い点が1つです。同じソリストでもオケが違う、指揮者が違うだけでさまざまなバリエーションを聴くことができます。三者のバランスもさまざまで、オケとソリストが真っ向から対峙し丁々発止と火花を散らすような演奏もあれば、オケとソリストが見事な調和をみせオケがソリストのエスコートに専念するような演奏もあります。

真っ向対峙の例では、カラヤン指揮 ベルリンフィル ロストロポービッチ(Vc) ドボルザークのチェロ協奏曲ロ短調 *を挙げておきます。ソリストをたてる演奏の典型例としては、オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 ルービンシュタイン(p)のラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番が挙げられるでしょうか。

もう1つ協奏曲の魅力といえばカデンツァ。楽曲によっては、1楽章の終末近くにソリストの自由な演奏を許す場合があり、演奏者は自作のカデンツァを取り入れる場合があります。

昨年9月のアンドレ・プレヴィンのモーツァルト ピアノ協奏曲第24番の弾き振りでも自作のカデンツァを聴くことができました。また、小曽根真もガーシュインのピアノ協奏曲などで即興演奏を聴かせています。

小曽根真はジャズミュージシャンだけに、即興(インプロビゼーション)=アドリブはお手のものですが、アンドレ・プレヴィンも知る人ぞ知るジャズピアニストですよね。「マイフェアレディ」は当方の愛聴盤です。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へFC2ブログランキング

テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
リー・ワイリー ナイト・イン・マンハッタン
2008年02月19日 (火) | 編集 |
s-W1.jpgs-W2.jpg


2,000枚くらいあったLPを泣く泣く手放したのが10年ほど前。
中古CDのリー・ワイリー(LEE WILEY)との邂逅に改めて感涙しました。

Complete Fifties Studio Masters」という2枚組。
ナイト・イン・マンハッタン」「シングス・ユーマンス・アンド・バーリン」「シングス・ロジャース・アンド・ハート」の3枚のオリジナルを含む50年代のスタジオ・レコーディング集です。

《Personel》
・ボビー・ハケット:Bobby Hackett (cor)、ジョー・ブシュキン:Joe Bushkin(p)
・スタン・フリーマン:Stan Freeman(p)&サイ・ウォルター:Cy Walter(p)
・Johnny Windhurst - George Wein quartet
・Carl Prager Orchestra
・ルビー・ブラフ:Ruby Braff(tp) - ジミー・ジョーンズ:Jimmy Jones(p) quartet

 久世光彦氏の著書に「マイ・ラスト・ソング」というシリーズがあります。「死の床で最期に聴く曲は何ですか?」というテーマの随筆です。私なら迷わずリー・ワイリーの「マンハッタン」ですね。頭のもやもやがすーっと氷解していくような感じ、タイムマシンで少年時代の甘酸っぱい時代に連れて行ってくれるような感じを覚えます。大失恋、自暴自棄になったとき、嫌でたまらないとき、そんなときの優しいマブダチです。

 リー・ワイリーのハスキーできめ細かい情緒を表出するボーカルに、ボビー・ハケットのコルネット、ルビー・ブラフのトランペットが優しくからむナンバーは特にお薦め。ジョー・ブシュキン、ジミー・ジョーンズのピアノもツボを心得て、素晴らしいサポート!
 ルビー・ブラフはベニー・グッドマンコンボでも活躍。ジミー・ジョーンズは歌伴の神様。「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」「サラ・ヴォーン・アット・ミスター・ケリーズ」などボーカルの歴史的名盤にはジミー・ジョーンズあり!


ぜひ聴いてみてくださいm(__)m 
リー・ワイリー「マンハッタン」
冒頭のジョー・ブシュキンの絶品のピアノイントロに、ボビー・ハケットの哀愁漂うコルネットが重なっていきます(T_T)


あなたの「マイラストソング」は何ですか?ぜひコメントにお寄せ下さい。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログへFC2ブログランキングブログランキング


テーマ:JAZZ
ジャンル:音楽
未来講師めぐる 慶応のリバー・フェニックス?
2008年02月18日 (月) | 編集 |
未来講師めぐる 第6回。今回も宮藤官九郎にやられっ放しの降参です(^^ゞ

まずは地井武男。この人が出演してるからってここまでやる?(^_^)/
1)ちい散歩 タイトル題字まで「ちい散歩」でしたよ~!
2)保険「それからだ」 「こんな私でも保険に入れるんでしょうか」だって(・o・)
 手に持つフリップボードには「50-80」ってまでしっかり書いてました。

ユーキ君(勝地涼)の秀逸セリフ
1)「自分めぐる(深田恭子)食べたいっす。ドンビキっすか?すげえショック。ブログに書いちゃうかも」(爆)
※それ聞いて当方ブログに書いてるし(+_+)
2)「一応彼氏やらせてもらってます。ケイオウリヴァー・フェニックスって呼ばれてるっす。ケイオウって京王線。京王稲田堤っす!」
3)「おめしゅう」 「おめでとう」と「ご愁傷様です」を合わせたもの。

今回は野球ネタはなく、金八先生で異様な盛り上がりをみせました。徹夜で金八のDVDをみて、「武田鉄矢」だから「徹夜」って微妙なダジャレ(by塾長《武田真治》)(^^ゞ 
みちる(黒川智花)は「イライラするんだよ。鼻声が」・・・。

今までの野球ネタ  助っ人外人(クドカン編)
【第2回】モッカ 「アナウンサーは目下首位打者のモッカって言ったのかなって」
【第3回】シピン 「大洋って言えばシピンって選手いたよね」
     クールボー 「引っかかった。これは阪神のクールボーだ」
【第4回】ポンセ (お見合い相手の)「顔がポンセなんだよね」
【第5回】バナザード 「南海にバナザードって選手いたよね」

来週は野波真帆登場。当方好きな女優さんなんですよね。

よろしくお願いしますm(__)m
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへFC2ブログランキング



モーツァルト:クラリネット協奏曲 1 エンマ・ジョンソン
2008年02月17日 (日) | 編集 |
《曲目》
1.クラリネット協奏曲イ長調K.622 モーツァルト
2.フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299 モーツァルト
《演奏》
レイモンド・レッパード指揮 イギリス室内管弦楽団
エンマ・ジョンソン(クラリネット) ウィリアム・ベネット(フルート) オシアン・エリス(ハープ)
《細目》
1994/8/21発売 日本クラウン B000064GTA
エンマ・ジョンソンについて》
 1966年生まれ イギリスBBC放送のコンクールで優勝し一躍「時の人」となる。
 シンデレラ・ガール、「天使のクラリネット」としてヨーロッパでも人気を博す。

モーツァルトクラリネット協奏曲は、名曲中の名曲。
 クラリネット奏者の紹介を兼ねて、折々クラコンの聴き比べをしていきます。

イギリス室内管弦楽団は、温かく包み込むようにエンマ・ジョンソンをサポートしています。一方、エンマの音色は、高音ではやや上滑り気味、低音はファゴットのような音色。3楽章で特に目立つのですが、音によって強弱が一定しません。スケール(音階)を奏でるときにも音色に統一感がないようで、個人的には好みではありません。テクニック面や情感の表現は決して悪くないと思いますが。とはいえ、何せ17-8歳当時の演奏でもありますし、後年のものも聴いてみてまたレヴューできたらよいなとは思います。

むしろカップリングの「フルートとハープのための協奏曲」はお勧め。ハープとフルートの調べがイギリス室内管に見事にマッチしていてなかなかよいです。特にオシアン・エリスのハープが生き生きとしてみずみずしいイメージがあります。この曲、ランパル盤くらいしか聴いたことがなかったのですが、ランパル盤に比肩すべき作品なのかもしれません。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へブログランキング



   


テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
市川崑の訃報にふれて 犬神家の一族
2008年02月16日 (土) | 編集 |
享年92。犬神家の一族で30年ぶりにリメークを発表した市川崑
チェーンスモーカーだった監督が、1本でも多く映画を撮りたいために禁煙したエピソード。
「まだまだこれから」と楽しみにしていた矢先でした。

女優を美しく撮ることが非常に巧みな監督でした。
アングルやコマ割でも独特の美意識をもち、
タイトルでの文字折り曲げ配置タイポグラフィー
火の鳥」「東京オリンピック」での実験的映像
などなど・・。忘れられない監督です。

遺作となった犬神家の一族
あえてアングル・コマ割り・脚本はほとんど前作と同じにしています。
それではなぜリメークする必要が?
その答えは、キャスティング、俳優陣の演技にあると思います。

《新旧同一人物》
 金田一耕助:石坂浩二  等々力署長:加藤武  神主:大滝秀治
《別役での出演》
 梅子/琴の師匠:草笛光子
《新旧対比》
 野々宮珠世:島田陽子⇒松嶋菜々子 
 犬神佐兵衛:三国連太郎⇒仲代達也
 長女 松子:高峰三枝子⇒富司純子
 次女 竹子:三条美紀⇒松坂慶子
 三女 梅子:草笛光子⇒萬田久子
 竹子の夫 寅之助:金田竜之介⇒岸部一徳
 松子の長男 佐清/青沼静馬:あおい輝彦⇒尾上菊之助
 柏屋亭主・志摩久平:三木のり平⇒林家木久蔵
 那須ホテル女中・はる:坂口良子⇒深田恭子

松嶋菜々子の思慮深く、物言わず静かに煩悶する女性像が本当に素敵でした。ふだんの沈鬱な表情から一変して静馬と再会した時の満面の笑顔が際立ちました。また別の松嶋菜々子の美しさを発見させられました。

富司純子の気丈すぎる女。子を思うゆえにどこまでも思いつめる女性像は、まるで劇中人物そのものの化身のようでした。最後に煙草盆を引き寄せる場面。それが何を意味するかは、前作を見た人ならピンとくるところです。本当に自然に、死を覚悟した女とは思えないような挙措。神々しくもあり、傷ましくもありました。名演技です!

萬田久子の大人の色香。ときにひょうきんに、ときにエゴ丸出しという女性像をうまく演じていました。松坂慶子も貫禄の演技。場になじむ雰囲気をうまく醸し出していました。

脇役ですが、主役以上に骨格となる加藤武の等々力署長。この人の「よし、わかった」を聞くだけでも見た甲斐があるというもの(^^ゞ岸部一徳の独特の存在感は絶品ですね。この人については本当にたくさん語りたいことがありますが、今回は割愛m(__)m

深田恭子は、事件とは無関係な数少ない登場人物ということで一服の清涼剤ともいうべき役どころです。深田恭子のさわやかな印象といい、前回の坂口良子といい、このキャラクターの天真爛漫ぶりが見る者をホッとさせてくれます。

金田一シリーズでは欠かせない人物だった三木のり平。ほんの短い出演時間ですが、これを見るのが本当に楽しみでした。絶対笑わせてくれる味わい深いキャラクターでした。今回は林家木久蔵。のり平に恥じぬ好演です。

木久蔵は現在親子襲名興行中ですが、このたび木久扇に改名します。木久扇のネタで「昭和芸能史」、映画全盛期の見聞記は当方お気に入りのネタです。嵐寛寿郎の鞍馬天狗・明智小五郎、大河内伝次郎の描写もとても面白く、軽妙洒脱で臨場感があって大好きな噺です。氏は正真正銘の映画ファンで、高座でも「今度市川崑監督の犬神家に出るんです」ととてもうれしそうに話していたのが思い起こされます。

もう一度問いかけてみます。あえて「犬神家」をもう一度撮る必要があったのか?
答えは迷わず「イエス!」です。
オールドファンを唸らせる前作以上のキャスティングと監督の期待に応えた俳優陣に乾杯!
 
つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
ブログランキング・にほんブログ村へFC2ブログランキングブログランキング



 

テーマ:日本映画
ジャンル:映画
未来講師めぐる イチモツの不安?!
2008年02月15日 (金) | 編集 |
今回で第5話になる未来講師めぐる。宮藤官九郎の脚本はついつい耳にひっかかって面白いです!言葉とギャグを楽しむと思えば、筋立て、展開は2の次で良いのかもしれません。

今回気になったクドカン語録をいくつか。全部ユーキ君(勝地涼)のセリフです。

イチモツの不安がある(めぐる《深田恭子》との関係を考えて)
 ⇒訂正して 石松の不安がある(焼き肉屋にはガッツ石松のポスター)
ダイハード的ブルース・ウィリス系ハゲ (自分の将来の髪を心配して)
◎おなかをこわすと未来がみえる病気(めぐるの予知能力を称して)
 ⇒訂正して おなかにガスがたまると未来がみえる
◎大食い自慢の予言者 バラエティー的には数字もってんぞ~的な
◎おわ~す 「その節はお世話になりました」の略
 ⇒尺がもったいねぇから(^^ゞ

第4話のゲストは塚本高史。彼は宮藤官九郎ドラマには欠かせません。今回は出てないのかなと思っていたので待望の登場でした。「木更津キャッツアイ」「マンハッタンラブストーリー」「タイガー&ドラゴン」「ガンジス河でバタフライ」いずれも強い印象が残っています。

第5話のゲストで、モンスターペアレントによる被害を教えにくる学校の教頭に野添義弘が登場しました。ジャガー横田の大乱闘にひたすら脅える教頭を面白く演じていました。
野添義弘と言えば、NHKドラマ「風の果て」での庄六役の名演技が忘れられません。又佐衛門(佐藤浩市)と忠兵衛(仲村トオル)の出世争いの中でも、昔の友情をそのまま大切にしていた好人物。市之丞(遠藤憲一)と又佐衛門の果たし合いの後、又佐衛門に対してしみじみと語る「市之丞はお前に斬られて幸せだった」というせりふには万感の思いが凝縮されていました。

クドカンの野球ネタも面白いです。今度まとめてみます(^O^)

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへFC2ブログランキングブログランキング

N響グッズ
2008年02月14日 (木) | 編集 |
前回買いづらくて買えなかったN響グッズをついに2点購入しました。

トートバッグ1,000円です。下のようにN響の名前が小さく入っています。
シンプルなデザインですので、ちょっとしたお出かけの際にも使えそうです。
丈夫なつくりです。小ポケットなどは一切ついていません。

s-P1010026pp_edited.jpg


CDケース500円です。
s-P1010028.jpg


CDが12枚入れられるようになっています。布製です。
s-P1010029.jpg


つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキングブログランキング
テーマ:ライヴレポ・感想
ジャンル:音楽
越谷レイクタウン駅 3/15開業予定
2008年02月13日 (水) | 編集 |
s-P1010011_edited.jpg


埼玉県を走る武蔵野線という列車があります。もともとは貨物専門で、乗客用に提供されるようになってからも当初は1時間に1本という田舎電車でした。現在は約12分に1本というダイヤですが、雪・台風・強風・大雨・・・あらゆる自然現象に弱く、事あるごとに運休やダイヤの乱れが生じます。

1駅間の間隔が長く、駅間を猛スピードで駆け抜けます。ちなみに、越谷レイクタウン駅は南越谷と吉川との間に新設される駅です。南越谷吉川間はタクシー代2500円という距離ですが、都心でいえば、新宿・池袋間以上に離れていますよね(滝汗)。

上下2枚の写真は2/3に車窓から雪の夜撮ったものですが、駅はほぼ完成しています。しかし、駅を降りてもまだ何も完成していない状態です。越谷レイクタウン駅開業時点(3/15)では、何か建物は完成しているのでしょうか?間に合わせるとしたら、すごい突貫工事ですよね。

s-P1010012.jpg


つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキングブログランキング
テーマ:彩の国埼玉
ジャンル:地域情報
2/10 N響定期公演 見聞録 (補記)
2008年02月12日 (火) | 編集 |
以前のブログでもお話していますように、NHKホールで行われるN響定期公演でのロビー室内楽を本編と同じくらい楽しみにしています。日曜日の公演は、2時開場、3時開演なのですが、ロビー室内楽は2時15分くらいに始まります。

2/10 N響定期公演前 ロビー室内楽
《曲目》バルトーク作曲 弦楽四重奏曲第4番 1.3.4楽章
《演奏者》 齊藤真知亜(1Vn) 大宮臨太郎(2Vn) 店村眞積(Va) 藤森亮一(Vc)

バルトーク弦楽四重奏曲は時折CDでも聴くのですが、やはり生での演奏は格別ですね。
CDだとガリガリゴリゴリとしか聴こえないものが、実際には各楽器の細かいひだや微妙なハーモニーまでが伝わってきて曲の良さを再認識しました。バルトークの不協和音もどきの微妙な和音が独特の情感を醸し出し、艶やかな調べを作り出していました。3楽章は全編ピチカートで演奏され、バルトークピチカートと呼ばれる強く弦を引張り指板に当ててバチンという音を出す奏法も盛り込まれています。

カルテットのメンバーはいずれも高度な技量をもつ精鋭たちですね。オーケストラでは、大宮さんはコンサートマスターの右、齊藤さんは後ろというポジションです。コンサートマスターは、堀さん、篠崎さん、ミリングと変わっても、この2人は第1ヴァイオリンの要を担う不動のポジションにいるわけです。

店村さんのビオラの音色を近くで聴けたのも大きな喜びでした。オーケストラでは、店村さん、佐々木さんと並ぶようになってから、ビオラパートが温かく光沢があって陰影をもつ味わい深い音色になったなあと本編のブルックナー第7番を聴きながら思いました。

藤森さんはいつも全力投球。渾身の弓遣いから繰り出すいぶし銀の音色です。本編のオーケストラの方は今回はお休み?木越さんが首席チェロ奏者でした。

(以下蛇足)
いつもは朝寝坊して良い場所が取れず、後ろから背伸びしてみているのですが、今回は一念発起して、開場前到着を目指しました。

ところが例によって武蔵野線(>_<) 電車が止まってバスで振替輸送しているらしいのです。が~ん!そんなときたまたま1駅だけ列車が動き、地下鉄経由で渋谷へ滑り込みセーフ。

NHKホール前には、開場前から既に長蛇の列が。「ホール内を走らないでください」との注意(・o・)をよそに、入場と同時に急ぎ足でロビーへ向かいます。立見でしたが、演奏者の至近距離にポジションを確保することができました。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキングブログランキング


テーマ:ライヴレポ・感想
ジャンル:音楽
2/10 N響定期公演 1613回 見聞録
2008年02月11日 (月) | 編集 |
N響定期公演 2月Aプロ NHKホール
  指揮 チョン・ミョンフン
  演目 メシアン キリストの昇天
      ブルックナー 交響曲第7番

今回の目玉は、何といっても当代人気・実力ともに屈指のチョン・ミョンフンの指揮。
振る姿も非常に機敏で颯爽としていますね。要所要所でのツボを得た指示も絶妙です。

メシアンは今年生誕100周年記念ということで、随時プログラムに盛り込まれています。
1楽章は管楽器のみ、逆に4楽章は弦楽器だけで演奏される特徴的な楽曲です。
オーケストレーションの巧さが際立っており、各楽器の絡みと独自の美意識に耳を奪われました。怒涛のようなうねりを感じる3楽章も感動的です。この曲を他に聴き比べたことはありませんが、N響の技量とチョン・ミョンフンの切れ味鋭いタクトをもってして初めて到達できる領域だったのかもしれません。

ブルックナーの7番では、1楽章がもう1つピンとこなかったですが、2楽章の荘厳さ、3楽章の躍動的なスケルツォから4楽章の終幕までの流れは、メリハリが効いていて、聴かせどころを十二分に把握した小気味よい演出だったと思います。

ふだんから気になっているのが、早々と席を立つ観客。演奏者に拍手が贈られている中で、後姿を見せて退出するのは明らかにマナー違反!演奏者に対して失礼極まりないです。コンサートマスターが終りの合図をしてから席を立ちましょう。一方で感激のあまり指揮者に握手を求める観客もいました^_^;

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキング



テーマ:ライヴレポ・感想
ジャンル:音楽
古今東西カレンダー物語
2008年02月10日 (日) | 編集 |
暦に関する歴史とエピソードを中心に2008年1月に放映された「古今東西カレンダー物語

 江戸時代の渋川春海は初代幕府天文方の任にあり、暦の完成者として知られる人物。当時の暦が正確かどうかを確かめるのに月食の日時が正しく指摘できるかどうかによって判断していたそうです。よく考えれば当たり前なのですが、当時の暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦ですから、月食の日時が外れれば当てにならない暦というわけですよね。
 渋川春海は、日本で採用している中国の暦が正確でないことを指摘し、要は時差による誤差を計算し修正することで、大和暦を完成しました。

 太陰暦から太陽暦にシフトしたのは明治6年から。改暦を推進したのが大隈重信だったそうです。明治5年の12月3日をもって明治6年1月1日とすると定め太陽暦に改めました。つまり明治5年の12月は2日しかなかったわけです。太陽暦の採用は言わば必然であったかもしれませんが、大隈が採用を急いだのには大きな理由があったのです。
 まず明治6年は旧暦によれば閏月のある年で、1年が13カ月あることになります。当時の財政難から考えて役人の給料を13か月分払うことは大きな負担となること。また、明治5年の12月は2日しかなかったことで、給料を払わなかったこと。以上の2点により大きな財政上の節約が成し遂げられたのだそうです。なかなか奥の深い話だったんですね。当方「さすが」と膝を打ってしまいました。
 
 現在広く通用している西暦の土台となったのがユリウス暦です。ローマ帝国のジュリアス・シーザーが採用しました(B.C.45年)。「1年365日12か月1週間が7日、4年に1度は閏年」という現在の暦の基礎です。
 ところが長年の経過により誤差が大きくなってきたため、教皇グレゴリウス13世が命じて作らせたグレゴリオ暦が新たに採用されます(1582年)。4年に1度の閏年の例外として、100で割り切れる年は閏年ではない。ただし、400で割り切れる年は閏年であるという規則です。ちなみに、1800年、1900年などは閏年ではありませんが、2000年は400で割り切れますので、400年に1回の例外中の例外ということになります。

西暦2000年というのは数字のキリが良いというだけでなく、暦の上でも記念すべき年だったわけなんですね。2000年当時はまったく知りませんでした(^^ゞ

にほんブログ村 テレビブログへ





 

テーマ:教育テレビ
ジャンル:テレビ・ラジオ
ピアノと管楽器のための五重奏曲 モーツァルト/ベートーベン
2008年02月09日 (土) | 編集 |
《曲目》
モーツァルトピアノと管楽器のための五重奏曲 K.452
ベートーヴェンピアノと管楽器のための五重奏曲 作品16
《演奏者》
ピアノ:クリスティアン・ツァハリアスクラリネットザビーネ・マイヤー、オーボエ:ディートヘルム・ヨナス、ホルン:ブルーノ・シュナイダー、ファゴット:セルジオ・アッツォリーニ

 管楽アンサンブルとピアノによる五重奏曲。編成的には、木管3本に金管のホルンが加わっていますが、ホルンの大らかな音色が暖かい曲想を醸し出します。サロンでくつろいで聴く音楽といういかにも室内楽らしい楽曲2つです。
 個々の楽器の名手たちが、表に出ようと主役を意識することなく、リラックスした演奏に好感がもてます。ザビーネ・マイヤーを中心に聴こうと思っていましたが、クラリネットもアンサンブルとしての持ち場が中心となっており、長いパートを探す方が難しいくらいです。
 ピアノのツァハリアスの透明感のあるタッチと、管楽器の柔らかいのどかなハーモニーとがうまくミックスされて心地よい響きとなっています。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログへbanner2.gif






テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
TASPO 申込不備あり!(>_<)
2008年02月09日 (土) | 編集 |
TASPOから申込内容不備との書類が届きました。
TASPOとはタバコ自販機で今後導入される本人確認用カードを使った購入システムです。
本人氏名不一致」との内容だったので、フリーダイヤルにTELして確認しました。

:申込書裏に健康保険証の裏表のコピーを貼付したのに、どんな不備が?
窓口:健康保険証記載の氏名がカタカナだったため氏名の漢字が確認できません。
:ではどうすれば?
窓口住民票を新たに送ってください。
:また住民票を取るのに手間とお金がかかるじゃないですか。
  申込書には氏名が漢字で書かれた公的証明書とも書いてませんでしたよ。
窓口:申し訳ありません。よろしければ住民票をお送り頂ければ。
:そんなに面倒ならもう申込みません。

公的な証明書である健康保険証のコピーを貼付して、どこに不備があるの?
証明写真代と住民票の取得費用、コピー代は申込者負担。

納得できません。タバコ買わなきゃいいんだけど(+_+)
とか言いつつ、住民票をとって改めて再手続の申込をしました。(>_<)

ブログランキング・にほんブログ村へbanner2.gif
テーマ:禁煙
ジャンル:ヘルス・ダイエット
あしたの、喜多善男 【小曽根真 編】
2008年02月08日 (金) | 編集 |
あしたの、喜多善男のサウンドトラックで流れるジャズは、小曽根真
パーソネルは、小曽根真(p, org) 井上陽介(b )大坂昌彦(ds) 池田篤(as) ティファニー(vo)

ギルバート・オサリバンの不朽の名作「アローン・アゲイン」(当方初めて買ったレコードはこれでした!)を上手くアレンジしていて、「あれ、音楽は誰の担当かな?」とまず興味を惹かれました。小気味のいい小曽根らしい瀟洒な雰囲気で、サックスもなかなか良いですね。

小曽根と言えば、最近オケとのコラボも多いですね。ガーシュイン作品のピアノ奏者としてもひっぱりだこです。関東圏で今年予定されているのは、以下の通りです。

2008年2月17日(日) 14:00 @東京/サントリーホール・大ホール
大阪フィルハーモニー交響楽団 第45回東京定期演奏会
大植英次(指揮) 小曽根真(ピアノ) ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー

2008年7月12日(土) 15:30
@東京/bunkamura オーチャードホール
NHK交響楽団 第50回オーチャード定期
井上道義(指揮) 小曽根真(ピアノ)  ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー

またも脱線!当方ゲイリー・バートンの大ファン!
ちなみに、無人島に持っていくCD。1枚だけなら、ドボコン(どのCDかは今後お話しします)!
2枚なら、ゲイリー・バートンのリベルタンゴ VICJ-61183 なのです。アストル・ピアソラの名曲を原曲以上に魅力的に仕上げています。

ゲイリー・バートンつながりで、小曽根真のCDでは、「Virtuosi」というバートン&小曽根のデュオ作品が愛聴盤です。クラシック佳曲や知られざる名曲を上品でハイセンスなジャズにしています。選曲にもさすがとうならされますね。どの曲がすばらしいという問題ではなく、全編・全曲すばらしいです。

VIRTUOSI ゲイリー・バートン&小曽根 真VICJ-60899

1.クープランの墓 前奏曲 ラヴェル(仏)
2.遠足 バーバー(米)
3.前奏曲第8番 ラフマニノフ(露:作曲家・ピアノスト)
4.ミロンガ ホルヘ・カルドーソ(アルゼンチン:ギタリスト・作曲家)
5.前奏曲第2番 ガーシュイン(米)
6.ソナタ スカルラッティ(伊)
7.「スリー・リトル・オディティズ」より即興曲 ゼズ・コンフリー(米:ジャズピアニスト)
8.ピアノ協奏曲第3楽章 ガーシュイン(米)
9.歌劇「ラクメ」メドレー:子守唄~二重唱 ドリーブ(仏)
10.奇想曲 ロ短調 ブラームス(独)
11.サムシング・ボロウド、サムシング・ブルー 小曽根真

にほんブログ村 音楽ブログへ





ハレー彗星 明治サイエンス事件帳4
2008年02月07日 (木) | 編集 |
明治43年当時、ハレー彗星の大接近による地球滅亡説が人々を恐怖に陥れました。
地球が彗星の尾に包まれ、尾に含まれる猛毒ガスにより地球上の生物が死滅するという説だったのです。

そのような苦しいめに遭うのならと自殺者まで出る始末でした。また、接近中の5分間は空気がなくなるという噂も飛び交い、たらいに顔をつけて息を止める練習をする父子(これは笑えました!)や、空気を入れておくためのタイヤのチューブを買い占める者まで現れました。

実際には、ハレー彗星の尾に包まれる時間には、地球上に何らの変化もなく拍子抜けした人々は、何だったんだろうと感じたそうです。

ちなみにハレー彗星は、約76年周期で地球に接近しますが、前回は1986年に回帰し、次回は2061年夏に出現するとされています。1986年当時は北半球ではほとんど観測できなかったようです。次のハレー彗星はあと50年以上先なんですね。まず見られないでしょうね(>_<)

にほんブログ村 テレビブログへ

テーマ:教育テレビ
ジャンル:テレビ・ラジオ
あしたの、喜多善男
2008年02月06日 (水) | 編集 |
残りの人生をあと11日と決めた中年男(小日向文世)をめぐる人間模様。偶然知り合ったチンピラ(松田龍平)は殺し屋(温水洋一)を雇って、小日向を手にかけ、その保険金を借金に追われている彼女(栗山千明)の手に渡るよう画策する。なぜか、お人好しの小日向に魅かれてついてくる売れないタレント(吉高由里子)は、狂言誘拐で所属事務所から身代金を巻き上げようとする。

小日向の一人二役の場面(悪玉喜多善男とのやりとり)は、違和感があって退屈なのが玉に瑕ですが、配役がすばらしいですね。

まさに蠱惑的(コケティッシュ)な吉高由里子!おじさんを翻弄し、天真爛漫にふるまってはいるが、どこか冷静で奥の深い部分がありそう。おじさんキラーぶりはお見事!当方初めてみる女優さんですが、要チェックですね。「福澤諭吉って誰だっけ」は笑えました。詳しいプロフィールは所属事務所アミューズのここ
番組HPでの謙虚なコメントにも非常に好感がもてます。

生瀬勝久はハマリ役。保険調査員でなんだか不気味な存在ですが、どこか滑稽な悪党。小西真奈美を脅しているつもりが、テンで相手にされていないという感じ。「平泉成のモノマネ」というのがやたら笑えました。「レア過ぎて似てるかどうかよくわからないでしょう(^^ゞ」ところで、次回からいよいよ平泉成も登場するようですね。楽しみです(^O^)

丸山智己は生瀬の部下。生瀬にポカポカ叩かれ、いじられるキャラとして、なかなか面白い役どころです。以前上戸彩主演の「ホテリアー」で、シェフ塩見三省の部下として出ていましたね。詳しいプロフィールは所属事務所Cubeのこことても楽しみな役者さんじゃないでしょうか。

温水洋一の殺し屋はうまいキャスティング。
小西真奈美の冷めた雰囲気は、他の女優さんではなかなか出せない良い味。
松田龍平も存在感があって、ドラマを大きく支えています。
栗山千明の陰鬱で思い詰めたような雰囲気もリアリティあり。

要潤は演技派に変身しましたね。内山理名主演のドラマ「嫌われ松子の一生」での神父役は、ドラマの骨格にもあたる重要な役でしたが、渋さが光りましたね。

今井雅之の豪放磊落な雰囲気は、喜多善男とは別の意味での善人で、番組の興味を大きく引っ張る印象的な役柄。今井雅之は昔から大好きな役者さんですが、なかなかズバリという役がなくて少し残念だったので、今回の役はとてもうれしく思っています。

デビット伊東も好きな役者さん!あの冷酷そうでいて、どこかとぼけた味は他の役者さんでは出せません。野島伸司の「聖者の行進」での強烈な役も忘れられません。B21スペシャルとしてコメディアンとしてもかつては活躍してましたね。

ぽちっと、よろしくお願いしますm(__)m
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ





【N響アワー】ヴィオラ編
2008年02月05日 (火) | 編集 |
N響アワーでは、毎月1回楽器をテーマにしたプログラムが組まれます。N響団員の知られざる素顔なども知ることができて、いつも楽しみにしています。

1/27は首席奏者佐々木亮さんを迎えてのヴィオラ特集でした。
非常に興味深いお話が満載でした。他のブログもみてみましたが、コメント部分を詳しく紹介しているものが少なかったので、是非にと思い紹介してみます。

1)ヴィオラ奏者への転機
 佐々木さんはヴァイオリンを幼少から始め、東京芸大からジュリアード音楽院へ。
 あるとき、ヴィオラのアルバイトを勧められ、25歳で初めてヴィオラを手にする。
 そのときは、ヴィオラ譜(注:ハ音記号で書かれた譜)を読みこなせず、ミスも多々あったのだそうです。ただ、ヴィオラを手にしたときから、一生関わっていく運命的なものを感じたそうです。

2)N響
 佐々木さんは貿易センタービルを対岸に望む場所を本拠地として音楽活動を行っていました。テロ事件(2001年)のとき、音楽を含むエンターテイメント業界はまる1ヶ月間仕事がまったくなく、自分を見つめなおす機会があったのだそうです。
 その頃までの佐々木さんは、自分の個性を発揮することに意義を見出していたのだそうですが、それでは作曲家の意図するところが台無しになると気付いたのだそうです。
 そんな折、N響のエキストラとして参加し、作曲家のイメージを個々の団員が意識し表現できるN響に魅かれたのだそうです。

3)佐々木さんとブラームス
 中学生の時、フルトベングラー指揮、ウィーンフィルのブラームス交響曲第1番のLPを擦り切れるまで聴いたのだそうです。お母さんは全曲通しの口三味線(^O^)を何度も聴かされたんだそうです。
 「ブラームスの作品はモザイク画のように細かいピース一つ一つが組み合わせてできるもの」という感想もまさに言い得て妙。
 「ヴィオラはブラームスらしさを醸し出す役割をもつ楽器」だという意味のコメントも、なるほどとうなずかされました。

 ブラームスの交響曲は、実際、1つ1つの音・楽器を精密に構築し、壮大・雄大な大河とも言うべき作品です。生で聴くと、CDでは見逃しがちな、弦楽器の絶妙な絡み合い・呼応・うねりを体感できます。奥の深さと完璧なまでの構築力を再認識させられている昨今です。

にほんブログ村 音楽ブログへ


テーマ:楽器
ジャンル:音楽
2/3 読売日本交響楽団 見聞録
2008年02月04日 (月) | 編集 |
s-Scan1.jpg

指揮:尾高忠明 ヴァイオリン:二村英仁 読売日本交響楽団
コンサートマスター:デヴィッド・ノーラン   於)東京芸術劇場

《演目》
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番
アンコール曲:チャイコフスキー エレジー

2008都民芸術フェスティバル助成公演 オーケストラ・シリーズNo.39
都民芸術フェスティバルの一環として行われた本公演のほか、上記HPでの掲載の通り、読響、東フィル、新日本フィル、都響、東京シティフィル、N響、日フィル、東響の計8大オーケストラの公演が行われます。金額・曲目・共演者のいずれも非常に魅力的です。
 当方は幻想が聴きたかったので、2/19の都響にも行く予定です。

本公演は、二村英仁さんのチャイコンがぜひ聴きたかったからです。昨年行われたエローラ田園での東京ヴィヴァルディ合奏団との四季での共演が非常に良かったので、とても楽しみにしていました。期待通りの熱演で、ストイックで端正な演奏スタイルから繰り出される清澄なバイオリンの調べはとても魅力的でした。情熱的・豪快なスターン、オイストラフなどの演奏とは対照的で、またハイフェッツ、メニューインのような甘美で情緒纏綿というタイプともまた違う気がしました。

ショスタコの5番は、日頃からCDではよく聴いていますが、実際の編成でハープ2、ピアノが加わっていることを初めて知りました(^^ゞ フルート、クラリネットの木管群は非常にレベルが高いですね。ソロパーツの聴きごたえも十分でした。弦楽器群の一糸乱れぬ統一感も秀逸でした。4楽章は圧巻ですね。金管も本領発揮で、ショスタコ独特の焦燥感を煽るような旋律とハーモニーを見事に体現していたと思います。アンコール曲のエレジーは、弦楽器だけの演奏でしたが、これもなかなかの名曲。

漠然とした印象として、読響はどっぷり感情移入して息切れしながらゴールを駆け抜けるというタイプの演奏ではなく、ある意味冷静さを保ち、余裕をもってゴールするようなスタイルなんでしょうか。尾高さんスタイルなのかもしれませんが・・。全く当たってなかったら本当にごめんなさい。

東京芸術劇場の大ホール行きのエスカレーターから下を見下ろすと、いやぁ本当に高いですね。高所恐怖症ではないですが、ついつい手すりを強く握りしめてしまいました^_^;

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログへ

テーマ:ライヴレポ・感想
ジャンル:音楽
幻の新元素 明治サイエンス事件帳3
2008年02月03日 (日) | 編集 |
日本人が発見した初の新元素「ニッポニウム」。
小川正孝(後の東北大総長)が発表した原子番号43、原子量100のニッポニウムは、地球上に現存しない元素として、後に発表を取り消されてしまう。

小川はイギリスのラムゼー教授(アルゴン元素の発見者・ノーベル化学賞受賞)のもとへ留学し、トリアナイト鉱石から0.1グラムの物質を抽出する。ところが正確な原子量が確定できないまま原子番号43の元素として発表してしまったため、幻の元素として葬り去られることとなる。

しかし、後に吉原賢二(東北大名誉教授)が、小川の実験器具に残る物質をX線分光装置を用いて調べたところ、当時は未発見であったレニウム元素(原子番号75、原子量186)とスペクトルが一致することがわかった。つまり、小川はレニウム元素を発見していた可能性が強いということなのです。レニウム元素は、小川がニッポニウムの発表の20年後、イタリア人によって初めて発見され、公認される。原子量さえ正確に割り出していれば・・・という無念さが伝わってきます。

当時西欧では、元素研究に不可欠とされるX線分光装置によって、容易に原子番号・原子量が割り出すことが可能となっていました。小川もこの装置の導入を切望していましたが、実際に小川のもとにこの機械が入手できたのは、レニウムが発見された後、既に5年も経った時点だったのです。

学際的・総合的な研究、つまり物理分野との共同が不可欠な元素研究の分野で、孤軍奮闘する小川博士の悲哀が伝わってきました。

テーマ:教育テレビ
ジャンル:テレビ・ラジオ
【CDチェック】ブラームス交響曲第4番 ネーメ・ヤルヴィ 日本フィル
2008年02月02日 (土) | 編集 |
日本フィル管弦楽名曲集ⅩⅠ
ブラームス 交響曲第4番 ネーメ・ヤルヴィ指揮 日本フィル
2004年6月25日(金) 第561回定期演奏会 サントリーホール  
                        JPOV-2012 オクタヴィアレコード(非売品)

日本フィルのさいたま定期の年間通し券を購入したサービスCDが2枚送られてきました。日本フィルの事務局を通してチケット購入したので、サービス特典は半ばあきらめていたので、とても喜んでいます。

ブラームスの波打つような煽りたてるような切迫感のある弦楽器がとても印象的です。なんとなく聴き始めたのですが、後半は集中して聴き入ってしまいました。ただ、巷間で言われるように、日本のクラシックファンの悪癖だと思うのですが、曲が終わると間髪入れずに拍手するのは考えものですね。余韻を残すという観客の配慮を切に促したいです。

在京のオーケストラでは、
NHK交響楽団(N響)   名誉音楽監督:シャルル・デュトワ
読売日本交響楽団(読響) 常任指揮者:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
日本フィル(日フィル)    首席指揮者:アレクサンドル・ラザレフ(08/9~)
東京都交響楽団(都響)  常任指揮者:ジェイムズ・デプリースト
東京交響楽団(東響)    音楽監督:ユベール・スダーン
新日本フィル(日フィル) 音楽監督:クリスティアン・アルミンク
東京フィル(東フィル) スペシャル・アーティスティック・アドヴァイザー:チョンミンフン
東京シティフィル 常任指揮者:飯守泰次郎
という7オーケストラ(順不同)が有名で、それぞれに持ち味を生かした演奏を行っています。

一概に上記7オケの巧拙、優劣はつけ難いところですが、当方はN響日フィル、新日フィルを特にかっています。古い人間ということも多々影響しているとは思いますが・・・(^^ゞ
N響はドイツものの評価が世評では高いですが、デュトワのフランスものが何といってもお気に入りです。新日フィルは楽団員が若いイメージですが、リズム感の良さはとても心地よいです。日本フィルは名曲シリーズなどプログラムに新鮮さがないものの、安定した演奏を評価したいところです。

オケの好き好きは、指揮者のカラー、演目の特色によるほか、どの楽器群を特に注目するかにもよるでしょう。当方は、金管に難があるとついつい足が遠のいてしまいます。




テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
N響80年全記録
2008年02月01日 (金) | 編集 |
N響80年全記録』佐野之彦著(文芸春秋刊)を読破しました。
あえて面白おかしく書こうとせず、事実を客観的にドキュメンタリータッチに記しています。

興味深かったエピソードとしては、欧州演奏旅行の際トラブルに次ぐトラブルでコンサートに楽器やソリストが間に合わなかったりした話はとても面白かったです。

また、小澤征爾N響との確執部分も興味深く読みました。1962年に小澤指揮の定期演奏会と第9演奏会がN響によってボイコットされ中止されるといういわゆる「小澤事件」です。本書では、旧態依然とした楽団員であるがゆえなのか、西欧風のスタイルを通す小澤氏のスタイルが最先端だったのかという謎にまで切り込んではいませんが、双方にとって不幸な事件であることは間違いありません。

32年ぶりに1995年にサントリーホールでようやく再共演が実現し、その後は関係は復旧しています。ところでそのときの演目は、ロストロポービッチをソリストに迎えたドヴォルザークのチェロ協奏曲だったんですね。行けてたらよかったのに・・・(>_<) 何せロストロは小澤とのレコーディングの後、「これ以上の演奏はできない」とドボコンのレコーディングをしなくなったというエピソードもあるくらいなので。ロストロをそう言わしめた演奏は、1985年録音のボストン響盤(B00005HIEA)。とついついドボコンの話題に流れてしまいます(^^ゞ昨年のロストロの訃報もショックでした。

NHKホールでのN響定期での会場で本書を販売しています。売っている方は、本書の内容なども的確に説明してくれましたよ。先日の定期では、N響グッズの販売も行われていました。N響ロゴ入りのCDキャリーケース、トートバッグなどを発売していたのですが、お客さんが寄り付かないので、なかなか近寄り難く、帰りに買おうと思っていたら店じまいしていました。(・o・) 次の定期で買えたらいいなと思っています。



テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。