クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『クラシック アホラシー』 神沼遼太郎著 
2008年03月08日 (土) | 編集 |
s-2008-3-6-0005.jpg


クラシック音楽界に巣食うさまざまな「アホ」を指摘するエッセイ集。「アホ」といっても、クラシックファンの氏から見て滑稽にうつる愛すべきアホをいみじくも指摘しているわけで、クラシックファンにとっては片腹痛かったり、苦笑したりするテーマが並んでいます。

 楽しく興味深く一気に読み終わりました。テーマによっては、「これ当たってる」と苦笑したりすることもあったり、また、「これは気付かなかったなぁ」と感心する場面もあったりしました。

 内容を細かく紹介するとせっかくこれから読もうとする方の楽しみを奪うことになってしまうので、とても興味をもったテーマについての当方なりのコメントを書いてみます。以下、あくまでも当方のコメントです。著書の内容は実際に読んでみてください。

 「電話予約のアホ」 一昔前は、チケットぴあに電話してもつながらないことがしばしばでしたよね。
そんな電話予約の迷信「公衆電話・国際電話からだとつながる」「予約前6・7秒前にかけるとつながる」などがまことしやかに信じられていた時代もあったなあと、しばし懐かしい思いに。インターネット予約では事前抽選制が実施されたり、ホールや音楽事務所の会員になって先行予約の特典を受けたりと、最近ではそれほどイライラすることは少なくなりました。
 電話もまだダイヤル式だった時代は、人差指にダイヤル跡が痛々しくできてしまい、しかもそこから血が出てきちゃっても、まだつながらないなんて悲劇(^^ゞもありましたよ。
 電話機にリダイヤルボタンができてからは、とにかく機械的に切ってはかけ、切ってはかけを何百回となく繰り返したものです。そんなとき「はい、こちらチケットぴあです」という声が聞こえているにもかかわらず切ってしまい、「ああ何てこと!オーマイガッ!」と悔やむも後の祭り、その後何回かけてもやはりつながらなかったこともありましたね。

 「経歴に下駄をはかせるアホ演奏家」 クラシックのプログラムには演奏者のプロフィールとして、各種コンクール入賞歴共演歴師事歴などが輝かしく?並べられていますよね。ところが、これにもカラクリがあるというお話。これは面白かった。コンクールといってもピンキリなのだそうです。当方も聞きかじっていることですが、師事歴(有名な演奏家に指導された経歴)にも実際に師匠として深い関係があった場合以外にも、少し演奏を聴いてもらっただけの場合、演奏テープを送って有料で推薦文を書いてもらう場合などさまざまなようです。ちなみに、「国際的名指揮者○×氏に絶賛される」とか「世界的マエストロ○×氏の薫陶を受ける」などという実体のない怪しげな(笑)殺し文句も本当によくみかけますよね。

 「フルヴェン・オタク」のアホ、「アンチカラヤン・オタク」のアホ。これはどちらかのアホ(どっちのアホかは内緒(・o・))に自分も当てはまる部分が少々あるだけに、冷や汗もので読んでしまいました。なぜこのアホになるのかという細かい分析も示唆に富み、大いにうなずかされました。

 当方にとって、本書の中で「ウィーンフィルのドアホ」の部分が最も参考になりました。ベーム亡き後の50年のウィーンフィルの歴史について、深い洞察力と慧眼を通して、簡潔で的を射た分析がなされています。

 筆者の神沼遼太郎氏は、ネット上の「昨日のコンサートどうだった?」というサイトで長年コンサート評を続けています。

つたないブログですが、ポチっとお願いできたらm(__)m
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキングブログランキング


スポンサーサイト
テーマ:クラシック音楽の本
ジャンル:音楽
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。