クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
プーランク 模範的な動物たち
2008年04月28日 (月) | 編集 |
 最近フランスの作曲家プーランク(1899-1963)にハマっています。特に「シンフォニエッタ」「田園のコンソール」などの管弦楽曲のきらびやかな色彩感覚と流麗な旋律に魅かれ始めたのがきっかけでした。

 プーランクの作風としては、「脈絡のない多様な楽句を楽しみながら連結させることによってただ先へと曲を進めるのも彼の作品にたいへん多く見られる手法であるが、逆に、主題や素材を展開させながら知的に構築することは非常に苦手とされる。」(Wikipediaより)という指摘もある。確かにいくつかの管弦楽曲では、旋律の流れの中に身を委ねやすいが、特に印象も残らずに終わるという曲もある。この辺が、計算づくでの構築ではなく、即興的な志向をもつものと言われるゆえんかもしれない。
 
 さて、「模範的な動物たち」は、サン・サーンスの「動物の謝肉祭」、プロコフィエフの「ピーターと狼」などの標題音楽と同じ傾向をもつ作品ではあるが、必ずしも子供向けの入門音楽を意図して作曲されたようでもない。「夜明け」「恋するライオン」「中年男と2人の中年」「死ときこり」「二羽のおんどり」「昼の食事」の6部で構成され、曲間は間断なく演奏される。各編は17世紀の詩人フォンテーヌの「寓話」から選定されたものである。
 
106.jpg
 いよいよ本題。まずこの曲にハマったきっかけは、デュトワ指揮・フランス国立管弦楽団「プーランク管弦楽作品集」↑↑)。第2編「恋するライオン」では、冒頭での弦の波打つような旋律の後、ホルンが力強く・高らかに奏でる主題にはっとするような驚きと美しさを感じます。デュトワの指揮は、プーランクのきらびやかな色彩感覚を実に巧みに演出しており、まさに「魔術師」という印象。無造作に並べられた6編を一本の大きな流れとして有機的に組立てています。フランス国立管の演奏は、ホルンの美しい響きが随所で光っており、金管のハーモニーがせまりくる怒涛のようで実に素晴らしい!

105.jpg
 もう1枚聴き比べたのが、ジョルジュ・プレートル指揮、パリ音楽院管弦楽団「プーランク管弦楽作品集(EMI 5 69446)輸入盤」(↑↑)。1965年の録音。当時パリ音楽院管は、1960~67年の間、常任指揮者不在という状態にあった。そして、1967年に解散し、パリ管弦楽団に再編される。そんなこともあってか、ミュンシュ、クリュイタンスというフランス屈指の名指揮者により育まれたはずの音楽性が、この演奏では残念ながら聴かれない。金管のタイミングが随所でずれている。金管と弦楽器との呼応ももう1つ。プレートルの緩急自在なリズム感や、音の膨らませ方は悪くないので、オケの状態の問題かと思われる。
 ただ、ぜひフォローしておきたいのは、このCDでは、他にフィルハーモニア管、パリ管の演奏も含まれており、これらの出来は秀逸である点である。特に「シンフォニエッタ」は名演!

 最近思い出すフレーズと言えば、模範的な動物たちの「恋するライオン」ばかり。ふとした拍子にすぐ耳で鳴っています。こんな具合なので、「どうしても生で聴いてみたい!コンサート演目にないかな?!」と探しましたらありました!

 フェスタサマーミューザ(ミューザ川崎 7/19-8/9)  詳しくはこちら
 7/29(火) 19:30開演 東京シティ・フィル 矢崎彦太郎指揮
  プーランク:音楽物語「ぞうのババール」 /演奏会用組曲「模範的な動物たち」
 ※比較的早い時期に申し込んだつもりでしたが、既に2階席後列あたり。公開リハーサルがみられるのも楽しみです。

 ちと気合入れすぎの記事(+_+)でした。それには訳が・・・。ブログ村ランキングのクラシックCD鑑賞に参戦中ですが、ヘボブログでは最高位の3位を瞬間風速的に記録しました。「ドラマ記事ばっかりでもなぁ」という変なプレッシャーから、「クラシックCD鑑賞記事書かなくちゃ!」と。まあ、参戦者30人強という比較的ぬるいジャンルですが、上位者は強者多し!
にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へFC2ブログランキング
スポンサーサイト
テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。