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5/11 N響定期Aプロ 見聞録
2008年05月15日 (木) | 編集 |
5/11(日) 15:00開演 於:NHKホール
尾高忠明指揮 NHK交響楽団

《演目》
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 レオン・フライシャー(ピアノ)
パヌフニク:カティンの墓碑銘
ルトスワフスキ:オーケストラのための協奏曲

皇帝について。レオン・フライシャーは、指が動かなくなるというハンデを克服し、近年復活を遂げたピアニスト。「テクニックではなく情熱が大切」というコメントも残しています。皇帝の出来栄えですが、辛辣ながらミスタッチが多く気がそがれてしまいました。第2楽章では味わい深い情感を醸し出していたのが印象に残っています。第1・3楽章では、トリルや音階の正確さが重大な鍵を握るだけに少し残念でした。2年前のN響定期登場時のように、モーツァルトのピアノ協奏曲だと魅力がもっと引き出せたような気がします。
 ちなみに最近聴いた菊池洋子・都響の皇帝は、正確無比なきらびやかなタッチで鮮烈な印象を受けました。
◆パヌフニクの「カティンの墓碑銘」は、ポーランド人が虐殺された「カティンの森事件」を主題にした曲で、昨年封切られたアンジェイ・ワイダ監督の映画「カティン」とあいまって話題性もあわせもった曲です。篠崎史紀のヴァイオリンソロがたっぷり聴けました。悲壮感が漂う曲想ですが、各楽器の響きを重視したフレーズも盛り込まれた秀作です。
◆ルトスワフスキ「オーケストラのための協奏曲」は、バルトークのオケコンと並び称される佳品。大編成オケで、各セクションごとにユニークで哀感漂う旋律を含むソロフレーズがあり、楽曲全体の統一感も優れていると感じました。ジャズのビッグバンドなどでは、各人のソロが終わるたびに拍手しますが、この曲でも各パートのソロが終わるたびにそんな気持ちに駆られました。金管もなかなかの出来で、みなぎる力強さと迫りくる力に圧倒させられました。
 主役となる楽器が次々にシフトしていく楽曲ですが、尾高忠明の指揮は的確にスイッチしていたように思います。バランスのとれた非常に素晴らしい出来だったと思います。

 絶賛の拍手が鳴りやまなかったので、尾高氏は、「もう終わろうよ」って感じで、マロ(篠崎史紀)の腕を取って退出してました(笑)

 ところでアンジェイ・ワイダ監督ってまだまだ現役・健在だったんですね。うれしい限りです。「灰とダイヤモンド」とか「地下水道」とかずいぶん昔に名画座でみた記憶があります。

もう1つ、ロビー室内楽の記事も書く予定です!
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