クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
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フェスタサマーミューザ(7/29) 見聞録
2008年07月31日 (木) | 編集 |
フェスタサマーミューザ 
KAWASAKI 2008  
 
  7/29(火) 19:00開演 
 於:ミューザ川崎シンフォニーホール

1. プーランク:演奏会用組曲「模範的な動物たち」 
  2. プーランク:「子象ババールの物語」

指揮:矢崎彦太郎
東京シティ・フィルハーモニックオーケストラ
朗読:中井美穂                  




 【フェスタサマー ミューザ川崎について】 
  今年で4年目を迎えるこのイベントは、首都圏9つのオーケストラが参加し、1回60分前後で料金も安価に設定されたクラシックイベントです。7/19(土)~8/9(土)の期間で実施されています。

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 【今回のプログラムについて】
  東京シティフィルによる今回のプログラムは、ふだんあまり演奏されることのないフランス音楽、特にプーランクの楽曲を取り上げています。総合プログラムの矢崎氏からのメッセージには、「日本では、ドイツ音楽に比べ、フランス音楽を聴く機会は多くありません。これをきっかけにフランス音楽に親しんでいただければとても嬉しいです」とあります。

  当方が行こうと決めた理由は、フランス音楽、特にプーランクに最近ハマっていることが挙げられます。「模範的な動物たち」については、過去のブログでもふれたことがあります。なかなかこれらの演目が演奏される機会はありませんので、絶好の機会とばかりに申し込みました。
 一般のファンにはなじみがない楽曲ということもあり、お客さんの入り具合は5割弱というところでした。しかし、当方にとっては生で聴くチャンスをもらえただけでも大いに感謝です。

【リハーサルの見学】  
 行こうと思ったもう一つの理由は、リハーサルが見学できること。指揮者とオーケストラとでどのような音作りがなされているのかを知る稀有な機会でした。リハーサルでは、2つの楽曲を通しで演奏した後、指揮者からの指示は、要所での音の強弱が中心でした。ナレーションとオーケストラの絡みの部分、ナレーションが客席でどの程度聴こえるかという部分にも、関心が払われていました。

 意外に思ったのが、演奏法、音色、情感の出し方、表現方法に関する指示がほとんどなかったこと。これは、矢崎氏が東京シティフィルの指揮者として長らく関わっていることから、そこまでの指示は必要ないくらいの関係ができあがっているからなんでしょうね。

【暇つぶし】
 午後3時半開場、4時リハーサル開始、5時半リハーサル終了。7時本編開演というスケジュールでしたので、リハ終了後時間つぶしをしました。
 絵本美術展が併設されていましたので、立ち寄りました。やっぱり題材はサンサーンスの「動物の謝肉祭」なんですね。生き生きした動物たちの楽しげな表情が素敵でした。気が早いのですが、来年のカレンダーも買っちゃいました。実際来年のコンサートチケットも購入しているのがあるので、早めにカレンダーにチェック入れとかないと忘れちゃいそうで怖いです。

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【いよいよ本編】  
 「模範的な動物たち」では、通常の演奏形態とは異なり、ナレーション(矢崎氏作)入りで演奏されていたのが特徴的でした。情景描写なども楽曲にふさわしい内容のナレーションでした。
 軽快で躍動的なフレーズを生かした楽しい演奏で、動物たちのイメージを鮮明に思い描くことができました。フランス音楽の軽妙洒脱さを流麗で耽美的な奏法を意図した弦楽器群で表現していたと思います。この曲で最も注目すべきは管楽器群ですが、メリハリの効いたソロパーツにも満足です。

 「象のパバール」を聴くのは初めてです。童話がテーマとなったコミカルかつ軽快な楽曲で、ナレーションも雰囲気を盛り上げます。標題ごとに曲調を変えるなど難易度の高い曲ですが、乱れもなく主題を丁寧に謳い上げていました。


【初物づくし】
 ミューザに出向くのは初めてです。どの客席からもステージを一望することができ、席位置による不公平感が少ないですね。客席も円周状になっています。音響面でも木目調の暖かい音色が響きますね。
 東京シティフィルの演奏会も初めて。矢崎氏がフランスものにも力を入れているとのことで、フランス音楽にふさわしい音作りができていますね。今後も「フランス音楽の彩と翳」という題のコンサートが予定されているそうなので、ぜひまた期待したいです。

ナレーションの中井美穂さんは、天性の明るさを持った方ですよね。ナレーションも上手でしたが、「おしまい」って最後に言うところがリハではうまくいかなかったのですが、「きゃはは」って悪びれずに笑っちゃうところがお人柄ですね(笑)
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
世田谷美術館 アンリ・ルソーの金太郎飴
2008年07月30日 (水) | 編集 |
仕事で用賀駅に行くことがあったので、世田谷美術館に寄ってみました。閉館30分前だったので、常設展だけ見学しました。

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常設展では、北大路魯山人の陶器とアンリ・ルソー2点ほかが展示されていました。アンリ・ルソー目当てで立ち寄りました。アンリ・ルソー(1844-1910)は、素朴派を代表するフランス人画家。夢想的で異国的な密林の情景や、都会の風景の中の人物像などを描きました。常設展の観覧料は大人200円。

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左:フリュマンス・ビッシュの肖像 右:サン=ニコラ河岸からみたサン=ルイ島

売店では、アンリ・ルソーの金太郎飴も売ってました。
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 これはなかなかレアですね(^^ゞ

アンリ・ルソーと言えば、次の絵が有名ですね。
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眠れるジプシー女(1897) ニューヨーク近代美術館所蔵

展示室監視の方が4名ほど。お客は当方1人だったので、何となく緊張しました(^^ゞ 子供の頃に、将来なりたかった職業は、美術館の監視員と貨物列車の最後尾に乗車する車掌さん。絵が見られて楽しそうだからってのが監視員。貨物列車の最後尾に乗ってる車掌さんは、読書が思う存分できそうって思っていたからです。今どき、貨物列車の最後尾に車掌車ついてませんけど・・(>_<)。
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正式には緩急車と言うそうです。

なんだそれだけ?ってくらい珍しく能書きの少ない記事でございましたm(__)m。父に飴をプレゼントしたら、「こんな変な顔の飴いやだ」とか言ってました(^^ゞ
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ゴンゾウ 伝説の刑事 夏ドラレビュー2
2008年07月29日 (火) | 編集 |
ゴンゾウ~伝説の刑事 テレビ朝日(水9) HPはこちら

【番組紹介】
 ゴンゾウこと黒木敏英(内野聖陽)は、かつて敏腕刑事として鳴らしていたが、今や備品係の閑職でのんべんだらりとした日々を過ごしている。
 ヴァイオリン奏者の天野もなみ(前田亜季)は、初めてのコンサート前に、ヴァイオリンが盗難にあい困惑していたが、盗難にあったヴァイオリンがみつかり、お礼に警察署で演奏を披露する。その帰りにもなみと、もなみを送って行った遠藤鶴(本仮屋ユイカ)が、何者かの銃弾に倒れる。もなみは帰らぬ人となるが、鶴は命を取りとめる。
 警察の威信にかけて、佐久間静一(筒井道隆)を本部長とする捜査本部は、犯人の究明を目指して、殺気立った雰囲気がただよう。そんななか、ダメ刑事というレッテルを貼られた黒木にも捜査本部に加わるよう命令が下る。

【物語の展開】
 現在第4話。なかなか犯人につながる手がかりはみつからない状態が続きます。第2話では、鶴が犯人の標的ではないかと、鶴に対する怨恨関係を中心に捜査が進みます。第3話では、ホームレス(金田明夫)の証言に翻弄されるゴンゾウと捜査本部が描かれました。
 単純なアクション・推理ものではなく、登場人物の心理描写に力がそそがれていて、秀逸なドラマですね。単純な刑事ドラマって先入観で見始めましたが、なかなか話が進むにつれて、奥行きも出てきています。
 
【エンケンさすが!】
 このドラマを取り上げずにはいられなくなった理由は、第4話のエンケン(遠藤憲一)。実に渋い、泣かせてくれます。エンケン大好きなんですよね。(遠藤憲一のHPはこちら。NHKドラマ「風の果て」は素晴らしい演技でした。あんなすごい演技みたことないです。)

 第4話では、殺害されたヴァイオリン奏者もなみの両親にとって、もなみは純粋無垢で親思いの娘であったという美しい記憶しかありません。それを覆すような「キャバクラ勤め」「ブランド品の数々」という事実。さらに追い打ちをかけるのが、多くの愛人を囲っている悪質な投資コンサルタント・柿沼(遠藤憲一)の情婦であったという事実です。もなみの両親もそれを聞いて愕然とします。

 ここからが、エンケンの出番。命がけで、もなみの清廉さを証明しようとします。公衆電話からゴンゾウの携帯に電話してきた柿沼は「もなみは情婦なんかじゃない。あの子は天使のような子だ」と切々と訴えます。黒木らが駆け付ける前に、柿沼は暴力団員に襲撃され息を引き取る。柿沼のポケットからは、もなみの両親の馴れ初めでもあり、純愛の証であるもなみの手作りネクタイがみつかります。

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(番組HPからお借りしました。)

 エンケン(遠藤憲一)の出番・セリフは、ホント少しだけなんですが、あの迫力・緊迫感はさすがですね。極悪人が垣間見せる美しい心、もなみへの心からの想いを短いセリフのなかで、ぼそぼそとあえぎだすように語っていました。指名手配の写真でも眼光鋭い「悪そのもの」って感じの表情も印象的でした。

 本仮屋ユイカのタメグチも、耳にさわやかですよね。独自の存在感をもつ女優さんですね。先日の「薔薇のない花屋」でも素敵な空間を醸し出していました。
 
内野さんの飄々とした演技が大変魅力的なドラマ。内野さん評は当方では役不足!ぜひレイコさんのブログでチェックしてくださいませm(__)m
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雷鳴とわんこ U・w・U
2008年07月28日 (月) | 編集 |
【朝からお気楽】
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 よっしぃは、お宝のアフラックのあひるの人形を両手の間においています。他人には取られたくないという物欲の強いわんこなのです。あひるの人形の記事はこちら
 
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 朝ごはんを食べようか、あひるの人形と遊ぼうかと真剣に悩むよっしぃ。
 どちらも取られないように身構えています(^^ゞ
 わんこには、ふつう、ミルクはあまり良くないらしいですので、真似しないでくださいね。

【雷鳴の響く中で】
 関東北部は午後から強い夕立。よっしぃは雷が大の苦手です。座卓の下に隠れて、震えています。
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 一時的に停電したりしましたが、そのとき当方はというと・・・。モヤさま鉛筆をもらおうと、宛名書きをしていたわけです(^^ゞ 卓上のハガキに注目!

【モヤさまって?】 
 モヤさまとは、テレビ東京の金曜深夜放映「モヤモヤさま~ず2」です(HPはこちら)。
 先日織田裕二の「太陽と海の教室」にぶつけて「ゴールデン風特番」が組まれました。内容は足立区の舎人ライナーの沿線の紹介。当方1回目から欠かさず見ておりまして、大ファンです。どうでもいい・やる気なさそうな番組なんですが、何か楽しいんですよね。
 番組説明はWIKIによれば「地元の人間以外はあまり足を踏み入れないマイナーな街を、「何があるのか分からずモヤモヤする」という事で「モヤモヤした場所」と定義し、そのモヤモヤを解消すべく実際に街を歩いて、目に付いた店や町の人等を行き当たりばったりで取り上げる街歩き番組。」

【視線の先は】
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 雷が少し収まってきて、少し平静をとりもどしたよっしぃ。ただ、まだ怖いんです。しっぽに注目!情けなく垂れ下がっています。

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 視線の先には、貼り替えたばかりのフェルメール展のポスターです。(フェルメール展のHPはこちら
 意外に気づくもんなんですねぇ。芸術鑑賞ですか?(爆)
 貼り替える前は、矢田亜希子の「居酒屋さんごめんなさい」ポスターでした(滴汗)

【外は夕焼け】 
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 夕立が収まった後、空は真っ赤な夕焼け。

よっしぃは、打ち上げ花火の音も怖くて、机の下に隠れています。自然界に生きるための本能なんでしょうかねぇ(・_・;)
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テーマ:わんことの生活
ジャンル:ペット
東京フィル 757回サントリー定期 見聞録
2008年07月27日 (日) | 編集 |
東京フィル 第757回 サントリー定期 

7/18(金) 19:00開演 於:サントリーホール

1. シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
2. ラロ:スペイン交響曲
 3. サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
指揮:ポール・メイエ
ヴァイオリン:松山 冴花 (2のみ)
オルガン:新山 恵理 (3のみ)
東京フィルハーモニー交響楽団                



 【ポール・メイエについて】 
  現役クラリネット奏者では、世界でも屈指のポール・メイエ氏。チョン・ミョンフン氏率いるソウル・フィルとの親交から、同じくチョン・ミョンフン氏がスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーを務める東フィルでの来演となりました。
 今回は氏の得意とするフランスものを集めたプログラムです。
 ポール・メイエのクラリネットCDレビューは、こちらこちらに。

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 【演奏曲目について
 1. シャブリエ:狂詩曲「スペイン」は、流麗でコミカルな響きがよく引き出されていたと思います。軽やかな東フィルの弦の調べが印象的でした。
 2. ラロ:スペイン交響曲 ヴァイオリンの松山冴花は大熱演ですね。異国情緒あふれるこの曲の持ち味を存分に引き出していました。
 3. サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」 当方が最も楽しみにしていた演目です。オルガンが朗朗と荘厳に響く中で、祈りにも似た高揚感が大好きなのです。メイエは、フランス人指揮者の歴史的名演、クリュイタンス、マルティノンらに追随できるのかというのが最大の関心事でした。
 メイエの指揮は、各楽器の音色を存分に響かせる点に特徴があるようですね。山場での盛り上げ方も手腕を発揮していましたが、時折旋律が分断されるような場面がありました。統一感・全体の組み立て方という点で、今後のメイエ氏の円熟度に拍車がかかってくることを期待したいです。
 東フィルの弦は、軽快で清澄感がありますが、「オルガン」のような重厚な曲向きではないのかもしれません。金管のソロは、緊張感が漂う場面で、迫力のある演奏が聴かれました。
 一昨年N響(広上淳一指揮/オーチャードホール)でも「オルガン付き」を聴きましたが、この演奏は抜群によかったです。広上氏は聴かせどころをしっかり押さえ、バランスも良く、絶妙な指揮ぶりでした。

【在京オケ】
 今年になってこれで、N響、都響、新日フィル、読響、日フィル、東フィルと聴きましたが、当方の好みだけでいえば、
 1位:N響  2位:都響 3位:日フィル 4位:新日フィル 5位:東フィル 6位:読響
って感じになります。都響はN響と1位タイでもいいかもしれません。日フィルの評価が世評より高いかもしれませんし、東フィルはチョン・ミョンフン指揮で最大限に力を発揮するので、それを聴いてない分正当な評価ではないかもしれませんm(__)m。

やっぱりメイエはクラリネットを聴くべきだったかな(失礼)というのが率直な感想。メイエファンとしては、指揮者メイエも引き続き追っかけていきたいです。
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
誕生日 何食べましょ?
2008年07月24日 (木) | 編集 |
 7/18は当方の誕生日でしたので、父母と奥タマとの4人でお食事に行くことにしました。
 「どこ行こうか」ってことで、母はイタリアンレストラン、父は刺身定食、奥タマは寿司が食べたいと、意見が錯綜します。まぁ今日ばかりは当方に主導権がありますので、全部却下。こんなお店に行ってみました。

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お店の構えからも趣きを感じますよね。

【糀家(こうじや)/吉川市】 ⇒HPはこちら
 400年の歴史を持つ老舗で、会席料理やうなぎ、川魚、なまず料理などが自慢の料亭です。
 すべての席が和室(個室)になっていて、旅館の1室のような風情です。
 今回は、お昼のお献立メニューの1つである幕の内御膳を賞味しました。
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(画像はHPから頂戴しました)
 刺身、大きな海老天などに舌鼓を打ちました。

【美術空間】
 ネットで調べてこのお店に決めたのですが、当方会席料理が食べてみたかったこともありますが、実はこのお店にはたくさんの有名日本画家の絵がいたるところに展示されているのです。これが1番の決め手でした。

 各部屋にも展示されているほか、廊下やロビーにも絵が飾られていて、本当にぜいたくな美術空間です。写真撮影も可とのことでしたので、お言葉に甘えて、いくつか撮ってみました。
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上:橋本明治「牡丹」 下:橋本明治「舞妓」

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左:安藤広重「墨堤より筑波望図」 右:谷文晁「鯰(なまず)図」

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左:平山郁夫 右:片岡球子「富士」

当方の写真は限りなく拙いですが、糀家さんのHPにも絵画の紹介があります。こちらをご覧ください。

 上記のうち、平山郁夫橋本明治は好きな日本画家ですし、安藤広重谷文晁という歴史的価値の高い作品に触れることができたのも、感動ものでした。
 片岡球子は歴史上の人物を独特の筆致で描き続けたことで有名な女流画家ですが、偶然7/19放映の「美の巨人たち」(テレビ東京)でも取り上げられていました。(これから記事に書くつもり(^^ゞです)。数多くの作品の中で一番印象に残っているのが、この「富士」の絵です。

 日本画に造詣が深く、見識の高い収集をしてきた代々のご当主には頭が下がります。収蔵作品は随時入れ替えも行われているそうです。数々の有名画家の作品と風情あるたたずまいとが見事にマッチしているように感じました。広く一般にも公開されているのも大変ありがたいです。

 先日、ゴッホの「ひまわり」などの世界的名画が、まるでゴルフ会員権か土地のように何の愛着もなく、投資目的のみで売買されるバブル時代の日本企業の狂乱ぶりをテーマにした教育テレビ(歴史に好奇心「日本コレクション奇譚(きたん)」)をみました(これも将来記事にする予定(^^ゞ)。ものすごいやるせなさと憤りを感じてしまいました。名画は倉庫に眠ったままで公開されることもなく、その後バブルの崩壊とともに絵画は流々転々とし、いまだに所在不明のままとなっている名画も多いそうです。(▼皿▼#)ユルサン!!!!蛮行・非道極まりないですよ!恥を知れ!って感じです。その当時金儲けのおもちゃにされた名画のうち、ゴッホの「ひまわり」だけは、現在東郷青児美術館でみることができます。
 
 そういう忌まわしい例とは全く正反対に、絵画を大切に愛好し、広く公開している糀家さんに、深い敬意を覚えた次第であります('▽')ゞ

当方、ブログ書き失格ともいうべき失態を!料理の写真を撮ることも忘れて、つい箸が伸びてしまったんです(+_+)。食い意地がはっている当方には、「いっただっきま~す。パチリ!もぐもぐ」という基本姿勢はなかなか身に付きません(冷汗)。誕生日ツアーは、このあとコンサートへと場所を変えますm(__)m
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テーマ:食べ歩き!
ジャンル:グルメ
太陽と海の教室 夏ドラレビュー1
2008年07月23日 (水) | 編集 |
太陽と海の教室(月9) HPはこちら

【あらすじ】
 有名進学校湘南学館に新しく赴任した櫻井朔太郎(織田裕二)は、破天荒な熱血教師。煙たがる生徒たちをよそにユニークな教育方法を展開し始める。初回は、他校の生徒末吉春臣(中村倫也)に嫌がらせを受ける根岸洋貴(岡田将生)が、水泳対抗戦でわざと負けることを強いられる話。洋貴に好意をもつ白崎凛久(北乃きい)は、洋貴の力になろうと絶えず寄り添っていた。
 洋貴の父親(松重豊)は、末吉の父の下請けとして働いていて、どうしても末吉には頭が上がらない。洋貴としては、父にみじめな思いをさせないよう、末吉の言いなりになっていた。
 櫻井が洋貴の身代わりとして言うなりになることを約束し、根岸は正々堂々と水泳対抗戦で勝利を収める。

【今後の楽しみ】
 第一話の洋貴は父の跡を継いで造船工場をやっていきたいという夢を櫻井の前でふと口にします。
夢を失った高校生たちの本当の夢とは?各人に焦点を当てて、次々と本音が明かされているのが楽しみです。そして、受験に結びつかない櫻井の指導を受ける生徒たちには、有意義な未来が待っているのでしょうか。
 また理事長(小日向文世)の抱える悩みとは?学校の経営上、深刻で重大な問題を抱えているようなのです。

 生徒役の吉高由里子(明日の喜多善男)、濱田学(プロポーズ大作戦)は要注目。そのほかにも、個性的なキャラクター陣が揃いました。北川景子のぺろっと舌を出す感じのお茶目な役は、モップガール同様とても似合っていますね。

ドラマのポスターと同じように、織田裕二が海の中から登場したのには、びっくりしてしまいました。今季ドラマでは毎回取り上げる予定のドラマはありません。随時当方が視聴している各ドラマを紹介していきますね。
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テーマ:太陽と海の教室
ジャンル:テレビ・ラジオ
犬泥棒?!
2008年07月22日 (火) | 編集 |
皆さん、こんな新聞記事みました?(詳細はこちら
 
【同じ犬を盗んだ犬泥棒!】 
 6/21名古屋市で他人宅の車庫につながれていた飼い犬(コーギー・雄12歳)を盗んだ男(43歳)が逮捕された。男は3年前にも同じ犬を盗んで逮捕され、犯行の2日前に出所したばかりだった。男は、居酒屋から持ち帰った牛スジを使ってコーギーをなつかせて連れ歩き、銭湯に行く途中で駐輪場につないでおいたところ、コーギーは逃げ出して行方不明になった。
 しばらく行方不明だったコーギーは、その後何日かして公表された写真をみた人から通報があり、無事飼い主のもとに戻った。コーギーは、近所の人が餌をやっていて元気。
 
 現場にはパセリが落ちており、そのパセリが居酒屋で牛スジのつきあわせとして出されたものとわかり、牛スジを持ち帰った男の特徴から犯人が特定された。
 犯行の動機について、男は「寂しいから」「可愛い犬と散歩したかった」などと供述しているそうである。男はこれまでに計24匹の犬を盗んでいる常習犯だそうだ。

【何となく感想】
 飼い主は心配だったでしょうね。無事でよかったです。
 いろいろサイトを見ていたら「保健所の不幸なペットたちを引き取ればいいのに」という意見もちらほらありました。一見妙案のようですが、住所不定では里親にはなれないでしょう。責任をもって育てられる人という条件がつくはずです。

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左:コーギーちゃん   右:よっしぃ

【アンケート】
 さて皆さんならどちらのわんこを連れて歩きたい?
 じゃじゃ~ん!集計結果発表!
 コーギーちゃん99票 vs よっしぃ1票

 ※何でよっしぃに1票?おそらく親バカの飼い主の仕業でしょう(^^ゞ

【プードルが我が家に?】
 そう言えば、何年か前、朝起きたら、よっしぃの犬小屋に迷い犬のプードルが入っていたことがありました。よっしぃは、晴れた昼間は以外は室内で飼っています。
 犬小屋を占拠されたよっしぃは「そこは俺の家だぞ」と言わんばかりに、朝早くからけたたましく吠えていました。一方、プードルちゃんは大雨でびしょ濡れになって、わがままなよっしぃに吠えられて小刻みに震えながら犬小屋で小さくなっていました。
 警察に相談したら、飼い主はすぐにみつかり、男女の警察官が引き取りに来てくれました。
 「お礼は受け取りますか?」って言われましたが、「いらないです」と即答しました。
 世のため、人のために働いてくれている警察に感謝した一コマでした。

 以前よっしぃが池ぽちゃする話を書きました(記事はこちら)。
 飛び石とはこんな風になっているんですよ。
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 いやぁ、毎日暑くてたまらんのう!(お行儀悪いですわよ!)
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動物虐待や凶悪事件ではない分、何となく微笑ましくも思えるニュース?飼い主さんにとっては、とんでもない話なんでしょうけど(・_・;)
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ジャンル:ペット
海老原淳子 Live at Alfie (7/15) 見聞録
2008年07月19日 (土) | 編集 |
海老原淳子 Live at Alfie 
7/15(水) 20:00~ alfie(六本木)
   海老原淳子(vo/p)
  原とも也(guitar)  大角一飛(bass)
  今関和彦(drums) 中溝ひろみ(guest vo)  


《First Set》
1. Smile 2. Que Sera Sera 3. Tears In Heaven 4. Without You 5. Teach Me Tonight 6. Cheek To Cheek 7. Tennessee Waltz 8. Bie Mir Bist Du Schon 9. You've Got A Friend
(7-9 with 中溝ひろみ)

《Second Set》
1. Lovers Concerto  2. Tea For Two  3. You Make My Love Burn Bright  4. Close Your Eyes  5. Hallelujya I Love You So  6. Just Squeeze Me  7. Don't Know Why? 8. Side By Side 9. The Rose 10. Fly Me To The Moon
(8-10 with 中溝ひろみ)            



海老原淳子さんについて》
 海老原さんとは、以前からブログではおともだちさせて頂いていたのですが、当方ライブにうかがうのは初めてでした。ご存じない方のために、簡単にご紹介。⇒海老原さんのHPはこちら
 海老原さんは、都内のライブハウスを中心に活動されているジャズシンガーです。ピアノを弾きながらのボーカル(弾き語り)がメインですが、ボーカルのみでの演奏も行っておられます。2008年5月に初CD「Without You」をリリースされ、CD発表記念としてこの春から夏にかけて全国各地でライブ活動を展開されてきました。
 ⇒CD「Without You」の紹介: 海老原さんのブログ 当方のCDレビュー JohnさんのCDレビュー
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《alfieについて》
 CD「Without You」のプロデューサーは、世界的なジャズギタリスト増尾好秋氏ですが、今春増尾氏のalfieでのライブの際に、海老原さんが飛び入り参加したことがご縁で、今回alfieでの海老原さんの初リーダーライブとなったそうです。alfieは、ミュージシャンと身近な距離で接することができ、伝統を感じさせるツウ好みのライブハウスですね。
 店名の由来など深く考えず、漠然とヴァネッサ・ウィリアムスの「alfie」など思い浮かべていたのですが、大変失礼しました。化粧室にあったLPジャケットで思わず納得。ソニー・ロリンズのあれですか~。頭のフレーズすぐ口ずさめます(^^ゞ
s-al.jpg Alfie
 
お店は写真撮影不可なのですが、海老原さんのご配慮もあって、特別に許して頂きました。フラッシュが演奏の邪魔になってはと結構緊張するもんですね(凍汗)。

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《Live Review ~曲目を追って》
 1曲目のsmileから「ぐぐぐぐい」と引き込まれてしまいました。海老原さんのボサノバ調のリラックスした伸びやかなボーカルに、原とも也さんの潤いのあるメロディアスなソロが絡んで、どっぷりと海老原ワールドに浸りました。2部の1曲目のlovers concertもボサノバタッチで、しっとりとメロディーを歌いあげ、原さんのギターソロへと展開していく流れは絶妙でしたね。これらの曲調は、当方が今はまっているイリアーヌの「私のボサ・ノヴァ」にも通じるようなくつろいだ雰囲気が味わえました。
 s-BNS.jpg私のボサ・ノヴァ

 2曲目のケ・セラ・セラは、原曲のイメージとは違う大胆なアレンジで度肝を抜かれました。ダイナミックでパワフルな歌声が聴けました。
 3曲目Tears In Heavenでは、天国で懐かしい人に出会ったとき、お互いに気づくんでしょうか?というお話をされていて、「たぶんお互いの一番いい時、交流のあったときの姿でお互いがみえるんでしょうね。」という意味のことも話しておられましたが、何かしみじみするいいお話だなぁと思いながら聴いていました。そんな夢見心地の中でのTears in Heavenでした。
 2部1曲目のLovers Concertoは、情感豊かにしっとりとメロディーを歌いあげていました。情緒纏綿という表現がぴったりのボーカルでした。
 2部2曲目のTea For Twoは、早口のフレーズがとても耳に心地よく響きました。とても楽しい雰囲気に仕上がってました。海老原さんがピアニカを使ってのアドリブを披露してくださったのもこの曲でしたよね(ちょっと自信なし(^^ゞ) 
 2部3曲目You Make My Love Burn Brightは、alfie出演のきっかけを作ってくださった増尾好秋氏への感謝の気持ちをこめて、増尾氏のオリジナル曲。渡辺貞夫氏らが参加した下記アルバム収録曲です。
 s-JLO.jpgJust Like Old Times
 
 2部7曲目は、海老原さんの「今月の歌」としてDon't know Whyを披露してくれました。ノラ・ジョーンズで有名になったこの曲(下掲CD冒頭曲)。切々とした心情を歌いあげてくださいました。当方ノラ・ジョーンズのCD3枚持ってるんですが、全然真面目に聴いてないので、改めて聴き直してみました(^^ゞ憂愁たっぷりの歌ですよね。リズム刻んでない曲が多いので、当方にとっては超しんどいです。売れ筋を極端に嫌う天の邪鬼の部分も影響しているかも(+_+) ジャニス・イアン風にも聴こえたりしてε=(/*~▽)/
 s-DKW.jpgCome Away with Me

《Live Review ~CD収録曲について》 
1-4.5.6と2-4.5.6はCD「Without You」の収録ナンバーです。CDの編成ではギターは加わっていませんし、海老原さんもボーカルのみでの参加です(ただし、1-4Without Youは、CDでも海老原さんのピアノです)。CDとはまた格別に違う演奏が楽しめたのは、ギターの参入とピアノ奏者の違いが大きいと思います。ちなみにCDでのピアノ奏者は、ソニー・ロリンズとの共演歴が長いマーク・ソスキンで、演奏スタイルとしては、ビートでガンガンに押してくるスタイルと言ってよいと思います。たとえば、ソニー・ロリンズのDon't Stop the Carnivalなどでも、迫りくる圧倒的なパワーに息をのみます。
 s-DSC.jpgドント・ストップ・ザ・カーニヴァル
 
 一方、海老原さんのピアノは、ご自身のボーカルと表裏一体ですので、伝えたい思い、感情の機微などをボーカル表現と合わせてピアノプレイでも表出することが可能になるわけですね。特にジャズでは譜面通りではない部分(アドリブ)にこそ眼目があるわけで、そこで歌とピアノという2つの手段を駆使する多彩な表現が可能になるんですね。そこに、「ピアノだけ」、「歌だけ」というミュージシャンとはまた違った妙味がありそうです。ご本人はごく自然にこなしてらっしゃることが、実はすごいことなんだなと改めて考えてしまいました。
 言いたかったのは、「CDで聴いただけではまだまだ足りないよ」ってこと。CDで聴いて知っているつもりになっていても、実はライブでは様々な変化・進化形が堪能できるんですよね。それが刻々生み出される瞬間芸術としてのジャズの魅力でもあるんですね。おこがましい言い方ですがm(__)m

s-P7150015.jpg
左:海老原淳子さん 中央:中溝ひろみさん 右:大角一飛さん

《中溝ひろみさんとのDUO》 
 中溝ひろみさんが加わってのデュオ・ボーカルを聴くのは初めてでしたが、これには正直絶句しました。卑近な例ですが、あみんとか、狩人とかのような(古い・・(+_+))ハーモニーを想像していたのですが、全然違いましたね。
 中溝さんは華奢な体つきなのに、ものすごい迫力の声量あるボーカル。あふれる歌心を持ち、ツボをしっかり心得た素晴らしい歌手ですね。その中溝さんと海老原さんとは、アップテンポでフルボリューム、しかもハイトーンで、寸分狂いなくぴったりハモっているわけでして、限界にチャレンジして成功していると言っても過言ではないでしょう。
 テネシー・ワルツを2人が絶唱して息がぴったり、ズバリ決まっていて、脱帽・感動という状態でした。フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンは大好きな曲。スリルあふれる2人の掛け合いはたまらなく素晴らしかったです!
 海老原さんにお話をうかがったら、日頃から2人でかなり練習しないとうまくいかないとおっしゃっていました。一流でありながらの努力のたまものなんですね。
 
《サイドメンの方々》 
 原とも也(guitar)さんは、ボサノバ調の曲を始めとして、随所に素敵なフレーズを盛り込んだいいソロを展開してくれました。メロディアスなソロに乾杯!
 大角一飛(bass)さんは、海老原さんとの共演も多いベーシスト。びしっと曲の土台を固めてくれていて、ソロも泣きが入った感じのフレーズが実に渋いです。
 今関和彦(drums)さんは、荒削りなところがなくて、繊細できめ細かいですね。スネアドラムの使い方なども、ホントにデリケートで一級品だと思いました。

 以上、知ったようなことを生意気につらつら書いてしまいましたが、どこまで核心を突いているのかは自信がありません。全く的外れなのかもしれません。ただ一言「心からうきうきするほど楽しかった」というのが飾りのない素直な感想です。
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昨夜は深夜のみの仕事。一昨日の alfie の入りは酷いものでした。容子さぁ~ん、すみませんでしたなんか、自分で来て下さいって言うの苦手なんですよね。んで最近チラシを配りまくっている訳です(笑)。この Blog にも載せているような、あれです。だってねぇ、HPも有り宣伝はしている訳ですし、勿論Blogも…。その上ねぇ~、『来て来て』って言えないですよ、中々ね。難しいところですね。今回はBlogの友人”もうやださん”が来て下さ...
alfie の Live

テーマ:JAZZ
ジャンル:音楽
渡部宏 チェロ・リサイタル (7/13) 見聞録 
2008年07月17日 (木) | 編集 |
渡部宏 チェロ・リサイタル 
エローラのゴーシュ vol.5  
 
  7/13(日) 14:00開演 於:田園ホールエローラ

1. ベートーヴェン:ヘンデルの「ユダス=マカベウス」の「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲  2. ストラヴィンスキー:イタリア組曲 3. シューマン:子供の情景から「トロイメライ」 4. 宮沢賢治作品集から チェロとピアノのための「イーハドーヴ組曲」(中村節也編曲) 5. マレー:ラ・フォリア
《アンコール》
1. J.S.バッハ:プレシュード(平均律クラヴィーア集第1巻より) 2. 山田耕筰:野薔薇 3. D.ホッパー:ハンガリー狂詩曲 4. ラフマニノフ:ヴォカリーズ 5. サン=サーンス:白鳥

チェロ:渡部宏(わたなべこう)
ピアノ:ティモシー・ボザース                  




 【エローラのゴーシュについて】 
  東京ヴィヴァルディ合奏団代表でもある渡部宏氏は、毎年1回田園ホールエローラでのリサイタルを行っています。「エローラのゴーシュ」と題されるこのシリーズも今回で5回目。宮沢賢治の「セロひきのゴーシュ」をモチーフにした作品を発表する場でもあります。
 渡部宏氏は岩手県出身で、同郷の宮沢賢治の音楽に関わる部分に興味を持っておられ、残された資料から宮沢賢治が持っていたレコード、作品中に登場する曲目などを常々研究されており、リサイタル中の説明でも新しい視点からの宮沢賢治像を話してくれます。昨年は同リサイタルで「風の又三郎」を取り上げておられました。

 【演奏曲目について
 昨年発表された「愛の言葉~チェロ小品集」からの6曲。それ以外では、ベートーヴェン、ストラヴィンスキーの大曲が前半冒頭で、宮沢賢治の「イーハトーヴ組曲」も意欲作でした。それ以外は小品が中心でした。
 ベートーヴェンの「ヘンデルの主題による」という作品はなじみがないようですが、表彰式のときによく流れる主題ですね。(もっとくだいて言えば伊東四朗氏が「ニンニキニンニン、ニキニキニンニンニン」と歌うテーマです。)その主題がさまざまに変容していく様は実に見事でした。
 ストラヴィンスキーのイタリア組曲も、古典主義に復帰した時代の作品なので、耳になじみやすい名曲だと思いました。
 宮沢賢治の「イーハトーヴ組曲」はなかなか完成度の高い作品で、「エローラのゴーシュ」と題するこのリサイタルの最大の山場でもありました。チェロの妙なる響きが十分に生かされ、キラ星が輝くような「星めぐりの歌」、寒空の中の寂寞感が伝わってくる「飢餓陣営のたそがれの中」などは強く印象に残っています。
 アンコールで5曲というのは、観客にとって飛び上りたくなるくらいうれしかったですね。私が一番うれしかったのは、ラフマニノフのヴォカリーズ。夢の中のようにうっとりして聴き惚れてしまいました。ハンガリー狂詩曲は、チェロの全音域をフル活用した緊迫感あふれる作品。
 サン=サーンスの白鳥は、去年の当リサイタルで、リクエストとして採用していただいた曲でもあり、改めて感動しました。ちなみに昨年はリクエスト曲を公募しておりまして、それに当方「白鳥」をリクエストして採用されちゃいました(^▽^;) 曲にまつわる当方の思い出なども壇上で披露して頂いた(激汗)上に、終演後のサイン会で、渡部さんから、東京ヴィヴァルディ合奏団グッズの絵葉書、クリアファイル、キーホルダーなどのプレゼントを手渡して頂き、有頂天になってしまいました。O(≧▽≦)O

s-2008-7-15-0000.jpg

 伴奏のピアニスト、ティモシー・ボザースさんとの息もぴったりですね。新作CDもティモシー・ボザースさんの伴奏によるものです。渡部さんがおっしゃるには、日本の古い曲なども、日本人以上に日本人らしい感性で演奏してくれるのがとてもすばらしいとのことでした。穏やかで端正なピアノを聴かせてくれますし、渡部さんの堅実・重厚なチェロによくフィットしています。

s-2008-7-15-00010.jpg

【例によって、ますます脱線!】
 吉川駅(武蔵野線)からバスで田園ホールエローラに向かいました。帰り道に駅前のラッピーランド(HPはこちら)に立ち寄って、なまず最中を買って帰りました。そのほかにもキーホールダーやせんべいなどなまずグッズが数多く販売されています。吉川市はなまずの名産地で有名で、なまず料理のお店などもいくつかあります。南口には何と!金色のなまずのオブジェがありまする(今度写真掲載しますね/冷汗)

 以前はなまずパイっていうのも売ってました。なまずパイは「る・菓壇」という吉川駅前のお店で製造販売していました。「なまずパイは売ってないですか?」と入店しますと、「今は売ってないんですよ」との答えでした。「もう駅前の『る・菓壇』なくなっちゃったですもんね」と当方。

s-P7140002.jpg
 なまず最中を買った後で、「『ラッピーカード』お作りになりますか?」と店員さん。サービスカードの一種です。すると母は「この辺の者ではないので・・」と答えていました。「えっ?」と思ったので、後で母に「うそつきじゃん!思いっきり地元のくせに」とからかいますと、「住所は三郷(みさと)だから」と言っていました。でも、最寄り駅は吉川駅なんですよね(爆)。まっ、親をからかってはいけませんm(o・ω・o)m なまず最中初めて食べましたが、なかなか美味しかったですよ。

ラッピーランドは「なまずランド」の意味ですね。つまりラッピーとは、なまずのこと。こんな英単語覚えてても絶対使い道ないです(使えねぇ~!)。そうでなくても脳みその欠乏している当方(蚊の脳といい勝負?蚊に失礼?(爆))にとって、脳のしわがもったいない~!忘れたい知識ですσ(^_^;)。
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
有名人でロン!2 (漢数字「二」のつく有名人・解答)
2008年07月14日 (月) | 編集 |
【漢数字「二」のつく有名人】
 ※これは、ここでの問題の解答編です。

《男優編》
 石坂浩二、織田裕二、坂口憲二、奥田瑛二、玉山鉄二、二宮和也、原田龍二、石丸謙二郎、二谷英明、江原真二郎、高岡健二、田宮二郎、船越英二、鶴田浩二、小林昭二

《男性歌手編》
 渥美二郎、小沢健二、沢田研二、玉置浩二、杉田二郎、平浩二、

《男性タレント》
 稲川淳二、内山信二、島木譲二、田中裕二、藤村俊二、牧伸二

《男 マスコミ・作家編》
 赤塚不二夫、藤子不二雄、安部譲二、鈴木健二、橋本大二郎、相米慎二

《野球・スポーツ編》
秋山幸二、大沢啓二、定岡正二、板東英二、山本浩二、小野伸二、城彰二、君原健二、坂口征二、 森末慎二

《女性編》
二谷友里恵、二ノ宮知子、二木てるみ、二葉百合子

◆次回は「三」行ってみよう!

【有名人でロン!】
麻雀詳しくない方も、ぜひご覧になってみてください。
自分ではある意味「作品」のつもりでいるんですよ(^^ゞ

次は、「麻雀の清一色(チンイツ)、何待ちでしょう?」って問題です。

第2問

◆女性で揃えてみました~ 四と六は正直本当に困ってしまいました(^^ゞ 頭を漢数字で揃えられればもっときれいだったんですが・・。

◆解答してくださる方(もしいらっしゃったら)は、コメント欄の「秘密」ってところにチェックして解答してくださいませm(__)m 「解答も有名人で」とは申しません。

《登場者ひとくちメモ》
一色紗英:TVドラマ「お水の花道」、「ふたり」。ポカリスウェットのCMが印象的でした。運転中の携帯電話について「相手からかかってきたので悪くない」とか。
二谷友里恵:芸能活動期間は2~3年くらい?郷ひろみと離婚後は家庭教師のトライ社長と再婚。
二葉百合子:歌手「岩壁の母」。舞鶴港に帰還するはずの息子を待ち続ける母の歌。
二ノ宮知子:漫画家「のだめカンタービレ」
三船美佳:三船敏郎の娘。16歳で虎舞竜の高橋ジョージと結婚。
三田佳子:大女優。近年は二男の覚せい剤問題で苦難が続く。
四方(よも)晴美:女優。チャコちゃんシリーズのTVドラマ。「四」を揃えるための苦肉の策(^^ゞ 子役時代はこんな感じ
浜四津敏子:参議院議員。公明党代表代行。
五嶋みどり:世界的に活躍するヴァイオリニスト。
五輪真弓:「恋人よ」で日本レコード大賞金賞受賞。
五十嵐淳子:中村雅俊夫人。かつては女優としても活躍。
六車奈々:モデル・タレント・女優。HPはこちら。頭が「六」で始まる女性って他に思いつかなくて・・(汗)
七瀬なつみ:映画・ドラマなど多数出演。詳細はこちら

過去の人名遊びは、このカテゴリーにあります。

女性で、頭を数字で揃えるというテーマでしたが、すっかりどん詰まりではまっちゃいました~(+_+)
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テーマ:麻雀
ジャンル:ギャンブル
たけちゃんにぼしラーメン 代々木店
2008年07月13日 (日) | 編集 |
 「たけちゃんにぼしラーメン」は、調布と代々木に2店舗あり、あっさりしたにぼしだしが特徴的で、醤油味と塩味のラーメンがあります。柔らかくて口に含むととろけてくるチャーシューが特に気に入っています。普通の麺と平打ち麺とが選べますが、当方はしこしととした歯ごたえの平打ち麺が好みです。

 たけにぼラーメンには、月に1~2回、職場の休憩時間に行きます。一年で最も暑い時期ですので、
今回はつけ麺。特盛3玉つけ麺(1200円)にしてみました。
 代々木店のみのメニューのようです。ラーメン3玉分はさすがにボリュームがありました。かなりお腹いっぱい。最後はだし汁をお願いして、つけ汁に入れてスープを味わいました。とろけるチャーシューが美味しかったです。

 代々木店は、代々木駅西口を降りまして、交差点対岸にam pmがありますので、その左側を真っ直ぐ下って5~6分歩いた右側にあります。結構歩きますよ。代々木ゼミナールのの建物を道路の左側に見ながら下っていきます。途中にはこれまた有名な「らすた麺」のお店もあります。
 s-080712_144840_ed.jpg


たけちゃんにぼしらーめん 代々木店
採点:★★★★


 グルメレポートはここまで!ここからは戯言で~す

 代々木駅と言えば、受験生のメッカ「代々木ゼミナール」が印象的でしたが、今春から新宿駅寄りに大きなビルできて、ほとんどの機能がそちらへと移転しています。そのため、代々木駅では予備校生がめっきり少なくなり、そんなこともあってか、ゲームセンターが2店廃業しまして、休憩時間のせっかくのリクリエーションが奪われてしまいました(>_<)。
 ゲーセンでは、麻雀格闘倶楽部クイズマジックアカデミーに凝っていました。麻雀は「黄龍」ランクになるまでは楽しかったけれど、その後は昇段する楽しみがないので少し遠のいてしまいました。クイズマジックアカデミー(マジアカ)は、上級魔術士までは行きましたが、アニメ&ゲームのジャンルが苦手分野で、その手の問題が出るとお手上げで、壁を感じてしまいました。
 ゲーセンフリークたちが多い場所なので、アニメ&ゲームは得意な人が多いですね。一方、学問や芸能は得意分野で、特に芸術分野での「小説と作者」「絵と画家」「作曲家と作品」てな問題は出題されたらとても楽しかったです。「鳥の歌」を作曲したチェリストは⇒カザルス。なんてマニアックな問題が出ればこっちのものだったんです。

 緒形拳がゲーセンのUFOキャッチャーでドラえもんのぬいぐるみを集めるのが趣味というトリビアの泉が以前紹介されていました。ドラえもんもそうですが、大御所緒形拳が「ゲーセン」って言葉を使うのに何となく新鮮さを覚えました。
 一方、ドラえもんの声を長年担当してきた大山のぶ代はアルカノイド(ブロック崩しゲームの一種)が得意というトリビアもありましたね。


グルメでも何でもない当方のレポート。「へぇ~行ったんだぁ」くらいのリアクションがよろしいかと。
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テーマ:ラーメン
ジャンル:グルメ
コンサート・ライブ会場 お気に入りの会場は?
2008年07月10日 (木) | 編集 |
東京都のコンサート・ライブ会場は、ここでみると計94会場あります。

このうち当方が足を運んだところは下記15くらいですね。
東京国際フォーラム
日比谷公会堂
ABC会館ホール
東京郵便貯金ホール メルパルクホール
サントリーホール
東京文化会館
簡易保険ホール ゆうぽうと
Bunkamura オーチャードホール
NHKホール
昭和女子大学人見記念講堂
東京厚生年金会館
東京オペラシティ
東京芸術劇場
日野市民会館
<赤はクラシック、青はジャズ・ポピュラーでよく出かけます。>

【クラシック編】
 お気に入りのホール3つを挙げるとすれば、
1)サントリーホール 2)東京芸術劇場 3)オーチャードホール

 音響や雰囲気、座席の配置・ホールの構造など、何をとっても申し分ないのが、サントリー・ホールと東京芸術劇場オーチャードホールは両脇が狭く音響もさほどよくはないのですが、公演の内容などを含めて雰囲気が好きですね。

 東京国際フォーラムは、見渡す限り座席で、良い席が取れたためしがなく、3階席のような演奏者が点のようにしか見えない場所でも、1番前の席でも同じS席というのが、納得いかないです。
 NHKホールはN響で毎月出かけますが、他のホールと比べると残響・余韻が少なく、音響面で若干劣る気がします。

 当方室内楽のコンサートにはほとんど出かけませんので、もっぱらオーケストラ演奏のものが中心であるせいで、上記のようなホールがどちらかというとメインになってしまっています。
 お気に入りのホールを中心にでかけますので、数としては少ないほうかもしれませんね。

【ジャズ編】
 過去の伝説的ライブが行われた場所として、お気に入りなのは
1)新宿厚生年金ホール 2)郵便貯金ホール 3)ABCホール
 ゆうぽうとや人見記念講堂も優れたホールだと思います。

ところで、大物ジャズメンのコンサートなどはメジャーなライブハウス 
ブルーノート(Blue Note)やビルボード(Billboard)などにシフトしつつあります。
このようなメジャーなライブハウスでは、ミュージックフィーが1万円を超えることも多く、また、座席指定なしで当日1時間くらい前から並ばなければならず、当方お酒を飲んだり食事したりするのは希望していませんので、かなり敷居が高いです。
ホールでのチケット代は5000円くらいが相場なので、何とかホールに戻ってきてほしいです。

そんなこともあって、ジャズのコンサートは行くとしたらホールがほとんどです。皆さんのお気に入りのホールはどんなところですか?

地元埼玉でのお気に入りホールもまた紹介しますねっ(^▽^;)
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テーマ:LIVE、イベント
ジャンル:音楽
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番に隠されたメッセージ
2008年07月08日 (火) | 編集 |
NHK教育 知るを楽しむ この人この世界 8回放映
「悲劇のロシア ドストエフスキーからショスタコーヴィチまで」 亀山郁夫

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 前半4回はドストエフスキーの描いた人間の傲慢さをテーマに、後半4回は、スターリン独裁時代と4人の芸術家の関わり方を取り上げています。4人の芸術家とは、マヤコフスキー(詩人)、ブルガノフ(作家)、エイゼンシテイン(映画監督)、ショスタコーヴィッチ(作曲家)の4人です。
 
 ここでは、ショスタコーヴィチを取り上げて、自分なりに紹介してみます。
 30年続いたスターリン時代は、大粛清と呼ばれる反対派に対する弾圧が行われ、ロシアで芸術家として生業を立てるためには、独裁政治に表面上屈服し、革命を礼賛する方向性を余儀なくされていました。ショスタコーヴィチは、オペラ「ムツェンスク群のマクベス夫人」が上演禁止となり、「人民の敵」との烙印が押され、起死回生を期して発表した交響曲第5番により名誉を回復します。

 【交響曲第5番「革命」は、革命礼賛の音楽か?】
 ショスタコーヴィチは、権力に心から服従・屈伏していたのでしょうか。
 実は、そうではないようなのです。

 ビゼー作曲「カルメン」より「ハバネラ」を聴いてみてください。
 カルメンが歌う中、挿入的に周囲がコーラスで”Prends garde a toi!”(危ないよ/信じるな)と何度か叫びます。(ADEF=ラレミファ)というフレーズです。


 ショスタコーヴィチの交響曲第5番第4楽章では、冒頭でまず提示され、クライマックス部でもたびたび繰り返される、(ADEF#)のフレーズは、カルメンのハバネラの「危ないよ」のフレーズ(ADEF=ラレミファ)を土台にしたものと考えられます。
 しかも、4楽章終末部では、A(ラ)の音が252回繰り返されます。亀山説によれば、Aはロシア語で(私)を意味する言葉だと解されますし、ショスタコーヴィチ本人もインタビューで「Aの音は私だ」と力強く答えているそうです。

 お急ぎでなければ、ショスタコーヴィチ第5番第4楽章終末部の演奏をお聞きください。
 1つ目は冒頭で(ADEF#)のフレーズが出てきますので、それだけ聴いたら、2つ目にどうぞ。
 ララララ・・と続く中(ADEF#)が繰り返されて終局へと向かいます。
 (パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団)





 つまり、A(ラ)の音の繰り返し=「私」  (ADEF#)=「信じない」
 「私は、革命(現政権)を信じない」というメッセージなのです。
 心まで腐ってはいないんだぞという芸術家の魂・矜持が、悲痛な叫びとして聴こえてきます。

 別の解釈として、「愛の音楽」とみる説もあるそうです。当時ショスタコーヴィチが恋した女性リーリャ(ロシア語で「リャ」は「ラ」を表す)に対するラ音の252回の繰り返し。さらに、リーリャは映画監督R・カルメンと結婚したのだそうです。そんなことから、ショスタコーヴィチの愛の叫びともとることができます。
 いずれにせよ、革命賛歌という表面を持ちつつも、「そんなことチャンチャラ可笑しいわい」とばかりに、愛の訴えをしているとしたら、それも本心からの屈伏・服従とは程遠いということになりそうです。

 今回は5番についてのみ取り上げましたが、ショスタコーヴィチには交響曲7番・10番などにも権力批判をこめた「二枚舌」的な解釈ができる要素が多々あるそうです。それらについても、機会があったら紹介してみたいと思います。

 今年はショスタコ5番は、読響の演奏で聴きました(記事はこちら)。私にとっても思い入れの大きいこの曲。名盤と言ったら、ロジェストヴェンスキーとスヴェトラーノフとかでしょうか。選定できるほどにはまだいたってません。勉強不足です(^^ゞ 上のN響も快演ですね。歓声に応えるコンマス堀正文氏を始め、皆がいつになく満足そうな表情です。
 
 ショスタコーヴィチの第5番は、略して「タコ5」ということもあります。「ツウですな~」ってほんまかいなε=(/*~▽)/

 全くの余談ですが、当方高校時代に吹奏楽部でクラリネットをやっておりまして、この5番の4楽章を演奏したことがありましたね。入部したきっかけは、ステージ上でみた先輩にあこがれて・・という不純な動機。でもオネエタマは3年生だったのでコンクールのときに会ったくらいで、言葉もひとことふたこと交わしたくらいでした(号泣)。「意味ねぇじゃん!」(激汗)
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
モルトフォンテーヌの思い出 (コロー) 「美の巨人たち」
2008年07月07日 (月) | 編集 |
 モルトフォンテーヌの思い出(1864年) カミーユ・コロー作
美の巨人たち」(テレビ東京) 7/5(土) 22:00~放映

 先日コロー展を見て参りまして(記事はこちら)、まだ記憶も鮮明な状態でしたので、とても興味深く視聴しました。

 0804.jpg


「静寂が漂う森の奥には冷たく光る湖
その上では湖畔の大木が枝を伸ばしています。
そのすべてがぼんやりとかすんでみえます。
一陣の風が吹き抜けているのでしょうか。
その大木は優美な枝先をゆったりとなびかせています。
左の木の下には色とりどりの衣装をまとった少女たち
花を摘む幼い2人。その姉でしょうか。
ばら色のスカートをはいた彼女はヤドリギに手を伸ばしています
大胆な構図も派手な色彩もありません。
ですが柔らかな光と霧にけぶるような木立のたたずまいが
独特の詩情あふれる世界を作り上げています。」
    (番組のナレーションより)

番組では2つのなぞを解き明かしてくれました。

【模糊とした銀灰色のもや】
 このような白くけぶったような模糊とした情景は、当時の旧式のカメラ写真を参考にしたものなのだそうです。当時のカメラは露出時間が長く、写真は、逆光により被写体が白くかすんでみえたのだそうです。それをヒントに、コローは曖昧模糊とした幻想的な風景を描くことに成功したそうです。

【心象風景】
 左2人の女の子の摘んでいるのは初夏の花。右の女性が取っているのは新年に飾り付けをするヤドリギです。この一見矛盾のような絵のウソは、実はコローが眼前の風景をありのままに描写したわけではなく、心に描いた風景(心象風景)を描き出したものであるという謎解きもありました。

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ヴィル・ダブレー、水門のそばの釣り人(1852)

実は、展覧会でみていたときに同じヴィル・ダブレーの風景を描いた作品でも、後期の作品は白いもやや微妙なグラデーションという点で作風に大きな違いが見られました。違いはどこからくるのかという、そのとき感じた謎もここで氷解した気がします。(上下の絵を見比べてみてください。)

開催中の展覧会とのタイアップ企画はとても楽しいです。絵の批評もさすがにすごいですね。こんな評文は何回生まれ変わっても書けそうもありません(激汗)
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テーマ:絵画
ジャンル:学問・文化・芸術
日本フィル 第48回さいたま定期(7/4) 見聞録
2008年07月06日 (日) | 編集 |
日本フィルハーモニー交響楽団 
第48回さいたま定期演奏会
  ソニックシティ・オープン20周年記念
 
  7/4(金) 19:00開演 於:大宮ソニックシティ

1. ドヴォルザーク:スラブ舞曲1.2.3.10番
2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲4番 河村尚子(ピアノ)
3. ドボルザーク:交響曲第8番
《アンコール》 ドヴォルザーク:スラブ舞曲8番

日本フィルハーモニー管弦楽団
指揮:広上淳一                  




 【ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番】 
  この曲、つい先日N響定期で聴いたばかり(記事はこちら)だったのですが、その際のマルティン・ヘルムヒェンの貴公子然とした繊細で端正な演奏が鮮烈な記憶に残っています。果たして今回はそれと比べてどうなんだろう、と過大な期待は持たずに臨みました。
  結論=「すばらしかったです」。甲乙つけがたいというより、河村尚子さんのピアノはダイナミックでシャープですね。力強く、迫力のある演奏で、オケと渡り合うというイメージでした。広上淳一氏の指揮はスピード感あふれ、オケやピアノを要所要所でうまくあおり、山場を作っていました。第3楽章は非常に早いテンポで、スリリングで緊迫感のある演奏でした。

 【ドヴォルザーク:交響曲8番
 この曲、どうしようもないくらいに好きなんです(^_^;)!聴きたくて聴きたくて武者震いしながら出かけたコンサートです。各主題のフレーズの美しさ、オーケストレーションの絶妙さ、民族的な哀愁を帯びたフレーズ、主題を提示する各楽器の腕のみせどころ、金管楽器の咆哮、クライマックスへと向かう迫りくる臨場感、どこをとっても言うことなしの名曲です。私的には「新世界より」以上に愛好しています(第7番にも最近はまってます)。
 果たしてそんな過剰な思い込みにこたえてくれるんでしょうか。応えてくれました!メリハリ、緩急、クライマックスの盛り上がり、文句なしの快演でした。広上氏の指揮は、盛り上げたいパーツに入魂するような棒さばき。それに当意即妙で応える各楽器群の力量には脱帽しました。失神するって変ですが、もうほとんどそれに近い状態でした。

s-2008-7-5-00000.jpg

 日フィル、なかなかなものです。金管の存在感も抜群でしたし、弦の響きはN響とはまた一味違う光沢ある艶っぽさを表出してくれるようです。今回の演目のように比較的ポピュラーな名曲の演奏では、「どうぞお任せあれ」的な自負と威信をもっているのでしょうか。大船に乗ったように安心して聴けるどっしりとした安定感があるようです。ヴィオラとチェロの音の厚みが特に印象に残りました。

 過去の日本フィル関連の記事はこちら。
次回の日本フィルさいたま定期(9/26)は、皇帝と運命!スタンダード(定番名曲)で力量を発揮する日フィルにまたも期待!

日々更新は一旦ギブアップ!内容はともかく(^^ゞ ネタだけはまだまだありますので、これからもがんばりますですm(__)m 夏ドラネタもそろそろ始めなくちゃ
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
ブルッフ:クラリネットとヴィオラのための作品集
2008年07月03日 (木) | 編集 |
クラリネットとヴィオラのための作品集 
ブルッフ
   ポール・メイエ(クラリネット)《1.2》
  ジュラール・コセ(ヴィオラ)
  フランソワ=ルネ=・デュシャブール(ピアノ) 《2》
  ケント・ナガノ(指揮)/リヨン歌劇場管弦楽団《1.3》  

1. クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
2. クラリネット、ヴィオラとピアノのための8つの小品 
3. ヴィオラと管弦楽のためのロマンツェ       

WPCS11278 1988/89年録音           



 ブルッフ(1838-1920)と言えば、ヴァイオリン協奏曲3曲(特に第1番)が最も有名で、他の曲は不勉強ながら全く知らなかったのですが、ポール・メイエクラリネットということもあり、価格も千円だったので飛びつきました。帯説明にも「ブルッフ晩年の心の歌。知られざる作品を集めた貴重な1枚」とあるように、なかなか触れる機会のない作品群でもあります。

 1.クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(1911):構成や技法はきわめてオーソドックスな作品で、クラリネットの憂いを帯びた旋律が全編通じて奏でられます。クラリネットの哀調を帯びた調べにヴィオラのフレーズが重なることで、主題をより印象深くしています。曲全体のウェイトはもっぱらクラリネット奏者にかかっている曲ですね。メイエの控え目で美しい音色を生かした演奏には、心を奪われてしまいます。オーケストラパーツでみると、12楽章は弦楽器中心の演奏ですが、3楽章になると管楽器がまず快活なアンサンブルを聴かせた後、ソロクラリネットがセピア色のトーンでからんできます。
 派手さは全くありませんが、しみじみとクラリネットの響きに没入してしまう名曲だと思います。モーツアルトのクラリネット協奏曲やブラームスのクラリネットソナタを愛する方なら、必ずやお気に入りになる曲だと思います。メイエの表現力、ケント・ナガノの生き生きした表現にも注目。
 2.クラリネット、ヴィオラとピアノのための8つの小品(1910):ピアノ、クラリネット、ヴィオラによる三重奏曲は、有名なところで、モーツァルトのケーゲルシュタットトリオ、シューマンのおとぎ話があります。ライネッケにも同じ編成でのトリオ曲があるそうなので、ぜひ聴いてみたいです。
 8曲はいずれも3分程度の小品ですが、それぞれ曲想にも特徴があり、1つ楽器をメインにすえるという形ではなく、3者がうまくブレンドされた曲作りになっています。どちらかというとピアノは背景・雰囲気作りの役割かもしれません。1でもそうでしたが、クラリネットとヴィオラのハーモニーはしっとりとした耽美的・抒情的な味わいを醸し出します。
 3.ヴィオラと管弦楽のためのロマンツェ(1912):息をのむような名曲ですよね。この曲は聴き知っています。コセのヴィオラと切れ味鋭いケント・ナガノの指揮が光る名演です。この曲では、メイエのクラリネットはありません。
 いずれも、70歳を超えてからの作品です。ブルッフの作風は、旋律をいかに聴かせるかに重点が置かれており、音の強弱や派手なオーケストレーション、スピード感とは無縁の作曲家という感想をもちました。何となく物思いにふけりたいようなときにぴったりの楽曲群です。

ポール・メイエは、近年指揮者としても大いに注目されています。今年7月に東京フィルハーモニーの指揮・クラリネットで来日予定です(詳細はこちら)。当方も、7/18の公演に行くつもりです。サン・サーンス交響曲3番「オルガン」がすごく楽しみです。

 ポール・メイエについては、こんなブログも書きました。

《蛇足》
 フランス音楽⇒フォーレ、プーランク、ベルリオーズ、サン=サーンス、ラヴェル
 クラリネット⇒特に、ポール・メイエ、ジャック・ランスロ(いずれもフランス人)
この2つは「もうやだ」にとって思いっきりツボ!
 
 これらに関わることですと、「cannot but+動詞の原形」だか「cannot help ~ing」だか何だか知りませんが(^^ゞ「~せざるを得ない」「~しないわけにはいかない」、もっとくだけると「~しないでどうする?」「~せいでか」?って感じなのでしょうか。
 もっといえば「パブロフの犬」状態? 犬がえさをみると必ず条件反射でよだれを出すという実験ですが、私の場合もっともっと「わかりやすい」×100の行動パターンですね。
 
英語の助動詞mustの訳「~しなければならない」(9文字)って字数多すぎ!「~しなくちゃ、~しなきゃ」でいいのでは?(爆)
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200記事 どんだけ~(>_<)
2008年07月02日 (水) | 編集 |
 先日の「ちとスランプです」的な、泣き言めいた記事に、皆様のあたたかい励ましを頂きました。
 本当にありがとうございますm(__)m 伏して御礼申し上げます(深々)。

 気を良くした「もうやだ」は、調子こんで(いつものこと(^^ゞ)早速記事をアップしようとしました。
 一つ前の木住野佳子さんのコンサート記事です。

《どんだけ~? 産みの苦しみ》 
 まず「プログラムのテーブルを凝ったものにしよう」として、素材集とか探してアップしてみましたが、これがハンパない(ぱねぇ)大変さ(泣)。HTMLをごちゃごちゃいじって、時間の大幅ロス。
 続いてボキャ貧の頭を、詰まったコショウの瓶を振るようにしてやっと文面完成。
 色気が出てアマゾンでCDジャケットを展示しようとがちゃがちゃいじってたら、がーん。
 「エラーを送信しますか?」ですと! 画面が固まってしまいました。

 関西弁で言うと「何さすねん」というニュアンスがぴったり(当方、京都生まれ)

 また1から書き直しでございます。よくあるんですよね~。
 皆様もちょくちょく下書きで保存しておきましょうね!
 と、いつになく時間がかかってしまった200記事めでした。

《もうやだの出身は?》
 これで終わったら「なんちゃない」(何てことない・つまらないの九州方言)ので、またも安易にネタバレに走ってしまいます。C= C= C= ┌(;・_・)┘

 当方、生まれてから中学に入る前までは、京都で生まれ育ったんです。両親は九州大分なので生粋の関西人ではないんですが。中学・高校は大分→北九州と九州だったんですが、中学も高校も修学旅行が京都だったんですよ。思いっきりつまらなかったですね(>_<)
 金閣寺は自転車でよく友達と行ったりしましたし、嵐山はボーイスカウトで毎週のように行ってました。家は下賀茂神社って葵祭で有名な神社のそばにありまして、当時はまだ文化遺産などというたいそうなものではなかったので、境内で野球をしてました。時代劇の撮影もよく行われてましたね。

 当時、時計は高価で小学生にはもてませんでした。境内で野球をしているとき、通りかかるおじさんに「おっちゃん、今何時や?」と聞いて、帰宅時間を確認してましたね。「もう帰らなあかんで」とか言ってくれるおじさんもいましたね(^_^;)

京都の人は「いちびり」が好きですね。島田紳助のあの何とも言えぬ「人をおちょくった感じ」は、典型的な京都人ですね。当方も三つ子の魂で、その辺の裏表を使い分けるような「ひねた」感じは完璧にマスターしておりまする(冷汗)。箒を逆さまに立てて「ゆっくりしておいでやす」とか、「ぶぶ漬けどうどすか」とかって、ごく普通に経験してましたね(爆) 大阪人は思ったことや感情を表に出すので、京都人から見ると「えろう(とても)わかりやすいお人どす」(+_+)。 大阪花月の吉本で漫才をみていても、「おもろな~い」とか叫んでるおばちゃんいますしね(>_<)

 さらに脱線!この前「ヘキサゴン2」で、紳助が「今度ダンディ坂野を呼んで、ゲッツが終わった後もカメラで追い続けたろうやないけ」という前置きをして、ホントにダンディをゲストに呼んで実行してたのには腹を抱えて笑ってしまいました。
 
トホホな記事をお読み頂き、ありがとうございました(深々)←パターンかよ!松平定知アナ風でもあるような(激汗)。 最近皆様にご挨拶にうかがってなくて本当にごめんなさい。
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木住野佳子コンサート(6/29) 見聞録 
2008年07月01日 (火) | 編集 |
木住野佳子 ソロコンサート 
ジャパン・シック --日本の歌--
  Yoshiko Koshino plays on Bosendolfer
 
  6/29(日) 15:00開演 於:田園ホールエローラ

1. Manhattan Daylight 2. 別れの曲 3. シチリアーノ 4. 雪待月  5. 凛嶺  6. モルダウの風  7. 浜辺の歌  8. 赤とんぼ  9. 海  10. さくらさくら 11. 涙そうそう  12. Face 13. Waltz for Debby
《アンコール》 14. あじさい 15. ダニーボーイ                  




 木住野佳子(きしのよしこ)さんは、田園ホールエローラ(埼玉県松伏町)でのコンサートを毎年恒例にしています。このホールの音の響きの良さと、お気に入りのベーゼンドルファー(ピアノ)で演奏できるのが大きな魅力だと話していました。小さなホール(525人収容)ですので、ベーゼンドルファーの響きがノーマイクで伝えられるのが気に入っているそうです。
 新作「Face」の全国ツアー中の木住野さんですが、今回はふだんとは違い、極めて珍しいソロピアノでの演奏会でした。一度やってみたかったという念願のソロコンサートで、清澄で透明感のあるピアノの音色がホールに響き渡るとても素敵な音楽空間でした。

 木住野さんの演奏スタイルは、メロディー重視のリリカルで繊細なピアノですね。オリジナル曲も詩情あふれるメロディーに耳を奪われる秀曲ぞろいです。ジャズというと、ビート、スウィング、リズムに重点をおくスタイルが多いですが、木住野さんのピアノはそれとは異なるスタイルで、美しく抒情的な調べに乗って、ときには軽快に、ときには情感豊かにデリケートなタッチでのアドリブが展開します。

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 前半は、ショパンの「別れの曲」、フォーレの「シチリアーノ」などのクラシック曲や、木住野さんのオリジナル曲を盛り込んだ、新作「Face」からの楽曲中心のプログラムでした。クラシック曲では原曲のメロディーの美しい響きが新鮮でした。オリジナル曲も、詩情豊かな胸を打つフレーズが印象的ですね。
 後半は、初の試みで日本の唱歌を中心としたプログラムで、目を閉じると日本の原風景が浮かぶような、切ない哀愁が漂うピアノの音色とアレンジでした。アンコール曲のワルツ・フォー・デビー(ビル・エヴァンス)はやはり木住野さんの真骨頂。ダニーボーイは、心地よい調べにすっかり酔ってしまいました。
 
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 新作「Face」にサインをして頂きました。「フォーレ(シチリアーノ)に感動しました」と話しましたら、「このCDにも入ってますよ」っておっしゃってくれました(^^ゞ まるでVogueのようなモード誌にも出てきそうな容姿で、曲間のお話では、ほんわかした温かみのある人柄が伝わってくる素敵なトークを聞くことができました。



今回は母と出かけたのですが、「きれいなピアノの音色だったね」と言ってました。
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