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ブルッフ:クラリネットとヴィオラのための作品集
2008年07月03日 (木) | 編集 |
クラリネットとヴィオラのための作品集 
ブルッフ
   ポール・メイエ(クラリネット)《1.2》
  ジュラール・コセ(ヴィオラ)
  フランソワ=ルネ=・デュシャブール(ピアノ) 《2》
  ケント・ナガノ(指揮)/リヨン歌劇場管弦楽団《1.3》  

1. クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
2. クラリネット、ヴィオラとピアノのための8つの小品 
3. ヴィオラと管弦楽のためのロマンツェ       

WPCS11278 1988/89年録音           



 ブルッフ(1838-1920)と言えば、ヴァイオリン協奏曲3曲(特に第1番)が最も有名で、他の曲は不勉強ながら全く知らなかったのですが、ポール・メイエクラリネットということもあり、価格も千円だったので飛びつきました。帯説明にも「ブルッフ晩年の心の歌。知られざる作品を集めた貴重な1枚」とあるように、なかなか触れる機会のない作品群でもあります。

 1.クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(1911):構成や技法はきわめてオーソドックスな作品で、クラリネットの憂いを帯びた旋律が全編通じて奏でられます。クラリネットの哀調を帯びた調べにヴィオラのフレーズが重なることで、主題をより印象深くしています。曲全体のウェイトはもっぱらクラリネット奏者にかかっている曲ですね。メイエの控え目で美しい音色を生かした演奏には、心を奪われてしまいます。オーケストラパーツでみると、12楽章は弦楽器中心の演奏ですが、3楽章になると管楽器がまず快活なアンサンブルを聴かせた後、ソロクラリネットがセピア色のトーンでからんできます。
 派手さは全くありませんが、しみじみとクラリネットの響きに没入してしまう名曲だと思います。モーツアルトのクラリネット協奏曲やブラームスのクラリネットソナタを愛する方なら、必ずやお気に入りになる曲だと思います。メイエの表現力、ケント・ナガノの生き生きした表現にも注目。
 2.クラリネット、ヴィオラとピアノのための8つの小品(1910):ピアノ、クラリネット、ヴィオラによる三重奏曲は、有名なところで、モーツァルトのケーゲルシュタットトリオ、シューマンのおとぎ話があります。ライネッケにも同じ編成でのトリオ曲があるそうなので、ぜひ聴いてみたいです。
 8曲はいずれも3分程度の小品ですが、それぞれ曲想にも特徴があり、1つ楽器をメインにすえるという形ではなく、3者がうまくブレンドされた曲作りになっています。どちらかというとピアノは背景・雰囲気作りの役割かもしれません。1でもそうでしたが、クラリネットとヴィオラのハーモニーはしっとりとした耽美的・抒情的な味わいを醸し出します。
 3.ヴィオラと管弦楽のためのロマンツェ(1912):息をのむような名曲ですよね。この曲は聴き知っています。コセのヴィオラと切れ味鋭いケント・ナガノの指揮が光る名演です。この曲では、メイエのクラリネットはありません。
 いずれも、70歳を超えてからの作品です。ブルッフの作風は、旋律をいかに聴かせるかに重点が置かれており、音の強弱や派手なオーケストレーション、スピード感とは無縁の作曲家という感想をもちました。何となく物思いにふけりたいようなときにぴったりの楽曲群です。

ポール・メイエは、近年指揮者としても大いに注目されています。今年7月に東京フィルハーモニーの指揮・クラリネットで来日予定です(詳細はこちら)。当方も、7/18の公演に行くつもりです。サン・サーンス交響曲3番「オルガン」がすごく楽しみです。

 ポール・メイエについては、こんなブログも書きました。

《蛇足》
 フランス音楽⇒フォーレ、プーランク、ベルリオーズ、サン=サーンス、ラヴェル
 クラリネット⇒特に、ポール・メイエ、ジャック・ランスロ(いずれもフランス人)
この2つは「もうやだ」にとって思いっきりツボ!
 
 これらに関わることですと、「cannot but+動詞の原形」だか「cannot help ~ing」だか何だか知りませんが(^^ゞ「~せざるを得ない」「~しないわけにはいかない」、もっとくだけると「~しないでどうする?」「~せいでか」?って感じなのでしょうか。
 もっといえば「パブロフの犬」状態? 犬がえさをみると必ず条件反射でよだれを出すという実験ですが、私の場合もっともっと「わかりやすい」×100の行動パターンですね。
 
英語の助動詞mustの訳「~しなければならない」(9文字)って字数多すぎ!「~しなくちゃ、~しなきゃ」でいいのでは?(爆)
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