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【CDチェック】シュポア クラリネット協奏曲 1・4番
2008年09月14日 (日) | 編集 |
シュポア
クラリネット協奏曲1・4番
 

クラリネットカール・ライスター
指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス
シュトゥットガルト放送交響楽団
B000UUXH6O マーキュリー


クラリネット協奏曲には?】
 クラリネット協奏曲といえば、モーツァルトの作品がまず挙げられるでしょう。それ以外では、ウェーバー2曲と、シュポアが4曲、また、アーノルド、カーター、コープランド、ニールセンらも1曲ずつクラリネット協奏曲を残しています。モーツァルトの作品は広く知られた名曲ですが、知名度はそれほど高くありませんが、ウェーバーやシュポアの作品群も、クラリネット協奏曲では3傑に入るでしょう。

シュポアって?】 ルイ・シュポア《シュポーアとも表記》(Louis Spohr, 1784-1859)は、ドイツの作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリニストとしても高名を馳せ、ヴァイオリンのあご当てを考案したのもシュポアなんだそうです。
 作曲家としては、おびただしい数の作品を残しており、交響曲9曲、ヴァイオリン協奏曲15曲、クラリネット協奏曲4曲、弦楽四重奏曲36曲、弦楽五重奏曲7曲などの作品があります。

 活躍した時期で見ると、シュポアの生没年(1784-1859)は、ウェーバー(1786-1826)と時代が重なっており、モーツァルト(1756-1791)は、シュポアが7歳のときに亡くなっています。

【シュポアのクラリネット協奏曲って?】
 クラリネットにヴァイオリンのような早いパッセージを要求しており、音の高低も含めて縦横に展開するフレーズに特徴があり、そして楽曲中ほとんど休みなく吹き続けるため、クラリネットの演奏の難易度は極めて高いです。超絶技巧を要する作品と言ってもいいでしょう。

 4曲あるクラリネット協奏曲のうちで、最もよく演奏されるのが1番。2楽章のアダージオでのしみじみとした深みのあるクラリネットの旋律と、3楽章での躍動的でスリリングな展開との対比も感慨深いものがあります。

Spcl14
Spohr: Clarinet Concertos 1 & 4

ライスターの至芸】
 これだけの難曲を自家薬籠中のものとして、しかも情感豊かに聴かせどころをはずさないのは、カール・ライスターをおいてほかには類例をみないでしょう。至芸を極めた演奏です。
 クラリネットという楽器は、楽器の特性上「ピー」という突飛な音が不意にでてしまういわゆる「事故」が起こりやすい楽器だと言われます。N響の首席クラリネット奏者の横川晴児さんでさえ、音割れについてかなり神経を尖らせています。
 ところで、シュポアのようにヴァイオリンと同じように縦横無尽に音の高低を際立たせたフレーズですと、必ず1回や2回は音割れが出ても不思議ではないはずです。しかし、このCDでの演奏もそうですが、ライスターに限っては、音割れということが皆無なのだそうです。「完璧な演奏」という評価は決して過言ではありません。
  
【シュポア作曲クラリネット協奏曲1番 第3楽章】
 シュポアの4曲のうちで最も好きな部分です。
 ライスターの演奏がみつかりませんので、
指揮 ペーター・マーク
演奏 クルッツィオ・ペトラーリオ [CL]
スイス・イタリア語放送管弦楽団
のYOU TUBE動画で、ご紹介しますね。

 とても躍動感があって、膝を打ちながら聴いてしまうようなリズミカルなメロディーと、次から次に展開するクラリネットのフレーズにご注目(耳?)ください。



あまり耳にしない曲でも、いろいろと探していると、意外な名曲って発見できるものですね。見つけたときのひそかな喜びがうれしくて、CD漁りがやめられないわけなんですよね~σ(^_^;)アセアセ オッテンザマー盤もいずれ取り上げたいと思っています。

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