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日本フィル 第49回さいたま定期 見聞録
2008年09月30日 (火) | 編集 |
日本フィルハーモニー交響楽団 
第49回さいたま定期演奏会
  ソニックシティ・オープン20周年記念
 
  9/26(金) 19:00開演 於:大宮ソニックシティ

1. ベートーヴェン:エグモント序曲
2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲5番「皇帝」
 小川典子(ピアノ)
3. ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
《アンコール》 ブラームス:ハンガリー舞曲1番

日本フィルハーモニー管弦楽団
指揮:小林研一郎                  




 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番】 
  華麗に登場した小川典子さん。ダイナミックで力強い演奏ですね。しっかりと芯の通った骨太の演奏で、躍動感があり、特に1楽章でのカデンツァでも全体の流れをビシッと押さえていました。ややもすれば、1楽章のカデンツァ部分では、オケとのバランスがよくなかったり、緊張感が途絶えてしまうこともあったりと、非常に難しい部分だと思いますが、テクニックとオケとの阿吽の呼吸で観衆を魅了していました。小林研一郎氏の指揮は、オケを見事にサポートに徹した迫力に富む演奏を演出していたと思います。賛辞を贈りたい名演ですね。
 
 【ベートーヴェン:交響曲5番「運命」
 休憩後に小林研一郎氏が楽曲説明をしてくれました。ベートーヴェンとゲーテとの関わり、「運命」という楽曲についてなど5分くらいでしたが、本当にうれしいサプライズでした。「運命」のフレーズは冒頭部から「追っかけっこ」になっているというお話でした。モーツァルトのトルコ行進曲や運命の第1楽章などを自らのピアノ演奏を交えて解説してくれて、氏のベートーヴェンへの敬愛や曲の理解などがよく伝わってきました。小林研一郎氏、熱い指揮者ですね。人柄の部分でもとても魅力的です。
 
 楽曲自体非の打ちどころのない完璧な構成力を持ったこの曲。小林研一郎氏の指揮は、すべてを計算しつくした山場作り、展開部の盛り上げ、メリハリの利いた秀逸な曲作りでしたね。上でも触れました「追っかけっこ」の部分を意識して聴いてみると、また新鮮な味わいをもって「運命」が聴こえてきた気がします。無駄なフレーズがなく、これでもかというくらい素晴らしい旋律の洪水ですよね。
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 コンサートマスターの江口有香さん。先にコンサートマスター就任時のお披露目として、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の演奏がありました(記事はこちら)が、コンサートマスターとして聴くのは初めてでしたが、実にすばらしいですね。迫力にあふれた勢いのある弓使いで、ぐいぐい第1ヴァイオリン、ひいては弦楽器群を引っ張っていたと感じました。コンサートマスターでこんなに違うの?ってくらいフレッシュでみずみずしいパワーがみなぎっている新しい日フィルを聴けた気がしました。攻めのヴァイオリンというのでしょうか、聴く側にどんどん押し寄せてくるような迫力を持っています。次回以降の定期公演が大いに楽しみです。

 過去の日本フィルの記事は、さいたま定期48回さいたま定期47回さいたま定期46回
 
 次回の日本フィルさいたま定期(11/7)は、サン=サーンスのチェロ協奏曲とマーラーの1番「巨人」!山崎伸子のチェロもとても楽しみです。

早くも来年3月からのさいたま定期の年間会員券が発売開始となりました。1年聴いて判断しようと思ってましたが、結論は間違いなく「買い」ですね。
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テーマ:クラシック
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