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グレン・グールド 銀盤のエクスタシー
2008年11月20日 (木) | 編集 |
 NHK教育テレビ 知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 語り手:宮澤淳一
「グレン・グールド 銀盤のエクスタシー」 

【第1回 伝説の誕生】
 ピアノ演奏の異端児と呼ばれたグレン・グールドは、カナダのトロントで1932年に生まれ、22歳のときにアメリカデビューを果たす。1955年、アメリカでの初レコーディングは、プロデューサーの反対を押し切っての「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年)」。
 レコーディングの際に、グレン・グールドは4本の足の長さを調節できる折りたたみ椅子を持参し、演奏前には約20分お湯に手を浸して演奏に備えた。周囲はこの様子をいぶかしがったが、演奏が始まると、圧倒的なスピード感と叙情性でバッハのイメージを一変させる演奏であり、そのとき歴史的名盤が誕生した。

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バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年)

【第2回 コンサートは死んだ】
 デビュー後名声を博したグレン・グールドは、各地で演奏活動を行っていたが、1964年32歳のときに一切のコンサート活動を中止することになる。コンサート活動を行わなくなった理由として、「音楽は見世物ではない」「孤独の中で1人音楽に没入したい(聴衆は邪魔)」「演奏は恋愛である。(人に見せたくない)」などと考えるグールドの信条が挙げられる。
 1962年、「拍手は醜悪な騒音」としか聞こえないグールドは、拍手禁止をコンサートで実行する。また、同年4月には、カーネギーホールでのバーンスタイン指揮、NYフィルとの「ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番」では、演奏開始前にバーンスタインによる観客に向けてのアナウンスが行われた。「グールドとは意見が合わなかった。どちらがボスなんだろう」という内容の告知である。グールドは極端に遅いテンポで、曲の細部まで聴かせようとする演奏を頑として譲らなかったのである。
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ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番

【第3回 逆説のロマンチスト】
 グールドの演奏には二面的な特徴がある。「ロマンティック」と「エキセントリック」という両極端な特徴である。スクリャービンやブラームス:間奏曲集での演奏のように、おぼれるように情感をうたいあげる「ロマンティック」な演奏もあれば、モーツアルトではけた外れに速く、強弱を無視した「エキセントリック」な演奏を行い、モーツアルトからかつてなかったような面白さを引き出す演奏であったとも言われる。
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ブラームス:間奏曲集
 

【第4回 最後のゴールドベルク】
 グールドは死の前年に、ニューヨークのスタジオで26年ぶりの「バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年)」の再録音を行う。久しぶりに昔のレコードを聴き直して、「テンポが速すぎて心の慰めにはならない」と感じていたグールドの再録音は、1音1音かみしめるような孤高の音楽家の姿が投影された歴史的名盤となって結実した。
 グールドが晩年に愛読した書物は、夏目漱石の「草枕」。何十回も読み返して心の支えにしてきたそうである。
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バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年)

【蛇足:もうやだとグールド】
 ヤマハがオーディオ製品の発売を始めて間もない頃、家にヤマハのセールスマンが来て、「1月1000円ずつで構わないので積み立ててステレオを購入しましょう」ってことで、毎月家に集金に来ていました。あるとき母が留守のときに、ちゃぶ台返しが得意技の頑固な祖父が、ヤマハのセールスマンに応対しました。「なんだ、1,000円ずつこそ泥みたいに取りに来るんじゃねぇ。」と一喝して追い返してしまったのです。母もその後で祖父に叱られまして(^_^;)、「けちけちしたことしてるんじゃねぇ」と徹夜で怒られてしまったのです。
 それなら「残り金額を一挙に払って、ステレオを買っちゃえ」ってことで、案外早くステレオが入手できたのです。そのときのサービスで、LPを1枚つけてくれる約束になってまして、母は何を思ったか、グールドの「モーツァルト:ピアノ・ソナタ」を希望したのでした。我が家で最初に手に入れたLPがグールドのモーツァルトなんですね。
 グールドのモーツァルトと言えば、上の番組でも言っていたように「偶像破壊」的なエキセントリックな演奏です。小さい子が最初に聴くLPとしては決してふさわしくない感じですよね(^^ゞ 真似して弾いて、ピアノの先生に注意された記憶があります(>_<)
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

 三つ子の魂ではないですが、幼児体験的なものから、ヤマハのオーディオには絶大の信頼を寄せてた時期がありまして、リニアトラッキング(アームが水平移動するもの)式のレコードプレーヤーPX-3(写真はこちら)を大枚はたいて購入したり、スピーカーなら、BOSE、JBL、ALTECよりNS-1000(写真はこちら/真の名器と信じてました)というヤマハ信者だった時代がありましたね。

オーディオもハンディ・コンパクトが主流となり、オーディオマニアは時代遅れ的な存在になっちゃいましたね。たとえば、ミニコンポのスピーカーケーブルをモンスターケーブル(1m1000円程度)に変えるだけで、音は一変しますよ~(^_^)/ キモイって思われるのがオチかもしれませんが・・(>_<)
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
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