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11/21 N響 定期公演 Cプロ 見聞録
2008年11月23日 (日) | 編集 |
N響 定期公演 Cプロ 
11/21(金)19:00開演 
 於:NHKホール

1. ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」 
  2. ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
    (ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ)
《アンコール》
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 第2番1楽章

 3. ショスタコーヴィチ:交響曲第9番

指揮:イルジー・コウト
NHK交響楽団



 【演目と演奏について】 
 ドヴォルザークの「真昼の魔女」は、様々に曲想が変化する情景描写的な交響詩。ファゴット、フルート、クラリネットによる主題提示や掛け合いが聴きどころです。コウト氏の指揮は、大枠を固めておいて、あとは自由に流れに任せるスタイルですね。

 「ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲」は、演奏頻度の比較的低い作品で、当方も生で聴くのは初めてでした。花形ヴァイオリニストに演奏させるには、若干華やかさに欠ける楽曲かなという気もします。今回のヴェロニカ・エーベルレは、ムターが引き合いに出されるくらいの超トップレベルのヴァイオリン奏者であるということが、実感として確かめられました。
 最初の音色からぐぐぐいと引き込まれてしまい、楽曲のやや平板な印象が吹き飛ぶくらいの存在感と豊かな音色でしたね。繊細かつ叙情豊かな演奏ですが、女性奏者にありがちな過度な感情移入や思い入れなどがまったくなく、安定感があって、まだ若いですが円熟味さえ感じさせる渋さも持ち合わせている一流奏者ですね。
 N響アワーでも12月21日に取り上げられます(HPはこちら)ので、ぜひご一聴くださいませ。アンコールでのイザイの無伴奏ソナタも、技巧に走らず楽曲の魅力を十二分に生かした味わい深い演奏でした。
081121_205106.jpg

 「ショスタコーヴィッチの交響曲第9番」は、プレトニョフ指揮の東フィルでも聴いたばかり(記事はこちら)です。今回聴き比べがとても楽しみでした。
 楽曲解説によれば、過去の大作曲家たちが交響曲第9番に精魂を傾けてきたにもかかわらず、ショスタコーヴィチは拍子抜けする作品を書いて、非難を浴びた旨の内容が、今回も前回もプログラムに掲載されていました。「だったら、何で取り上げるの?この曲の魅力は何なの?」という気がしていたんです。時間も30分くらいなので、プログラム構成上便利な曲だからなんでしょうか。
 ところが、今回のN響で、そんな疑念は吹き飛んでしまいました。モーツァルトのディベルティメントを聴いているような楽しさがあって、しかも印象深いフレーズに引き込まれていきました。コウト氏の指揮は前述のように、大枠を決めてソリストに伸び伸びと演奏させるスタイルだと思いますので、ソロフレーズがみずみずしく新鮮な印象を与えましたね。まんじりともせず聴き入ってしまう演奏でした。4楽章から5楽章にかけてのファゴットのソロは、表情豊かで実に素晴らしかったです。堀さんのヴァイオリンソロも、玲瓏な澄み切った音色が印象的でした。おかげで、当方にとって、ショスタコーヴィチの第9番も大好きな曲に化けましたね。

ヴェロニカ・エーベルレは、これからも要注目のヴァイオリン奏者です。赤丸急上昇中!
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テーマ:NHK交響楽団
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