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ピカソとクレーの生きた時代 ザ・ミュージアム
2009年02月10日 (火) | 編集 |
ピカソとクレーの生きた時代 20世紀のはじまり
 ザ・ミュージアム(渋谷) 1/2~3/22 HPはこちら

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【展覧会の概要】
 ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵の展覧会。20世紀前半に活躍した画家の作品が64点出品されています。ピカソ6点、パウル・クレー27点をはじめとして、シャガール、ミロ、マティス、マグリット、エルンスト、ブラック、カンディンスキーら23人の画家の作品が集められています。

 キュビスム、表現主義など20世紀からの現代絵画については、「手放しで大好きと言える」ほどでもありません。浅学な身ですので、見識を深められればという程度のきっかけで訪ねました。ところが、予想に反して、すっかりのめりこんでしまいました。パウル・クレーにです!

【パウル・クレー】
 抽象画に大別される作品って、心を白紙にして先入観なしでみれば心に響くものがあるって言うけれど、やっぱり「よくわからないなぁ」というのが今までの正直な感想です。
 ピカソ、ブラック、シャガールと印象に残る作品を心に刻んで、最後のブースにパウル・クレーの展示が。

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赤と白の丸屋根(パウル・クレー) 1914年
 原寸も15×14㎝くらいのとても小さな絵です。一見ただの模様って感じなのですが、だんだんと吸い込まれるように見入ってしまいました。心温まるような色彩感覚と幾何学模様、絶妙のバランス感覚ですね。

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直角になろうとする、茶色の△(パウル・クレー)  1915年
 独特のユーモアを交えたタイトルですが、茶色の△が踊りだしそうな感覚をもちますね。丁寧に塗り分けているわけではないんですが、色調と色の濃淡が、堂々たる完成度を訴えてきます。大ざっぱなようでいて、「ここをもっとこうした方が」ってところが全然ないですよね。これも20×13㎝ほどの小さな作品です。

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リズミカルな森のラクダ(パウル・クレー) 1920年
 ちょっと形の変なラクダが、カラフルでかわいらしい木々の間を歩いています。五線譜と音符をイメージしているようにも思えます。クレーは、ベルン市立管弦楽団で、非常勤のヴァイオリン奏者も務めたことがあるそうです。ふさわしくない感想かもしれませんが、実にキュートで可愛らしいです。

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宝物(パウル・クレー) 1937年
 宝石箱の中ですね。細かく仕切られた枠の中に小さな宝物が散りばめられています。何だかどきどきわくわくしてしまうようなロマンティシズムがありますよね。こんなデザインをさっさっとイメージできるって、すごい感性ですよね。

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赤いチョッキ(パウル・クレー) 1938年
 アルタミラの洞窟壁画のような原始絵画を思わせる作品でもありますね。何とも温かい微笑ましい作品です。1本1本の描線が、くっきり力強く描かれていることで、力強い生命力も感じてしまいます。

 以上のようにパウル・クレーにすっかり心酔してしまいました。ハートで感じることのできる独特のファンタジックワールドだと思います。

3月下旬までやっていますので、お時間と興味がある方はぜひ行ってみてくださいね。
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