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【Jazz CD】イッツ・マジック エディ・ヒギンズ
2009年04月05日 (日) | 編集 |
★★★★★
イッツ・マジック 
エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン&ケン・ペプロフスキー

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1. イッツ・マジック
2. ゴースト・オブ・ア・チャンス
3. アイ・ゴット・イット・バッド
4. ムード・インディゴ
5. アイ・ネヴァー・ニュー
6. バークリー・スクエアのナイチンゲール
7. 枯葉1
8. アイル・ネバー・ビー・ザ・セイム
9. ザ・タッチ・オブ・ユア・リップス
10. 枯葉2
エディ・ヒギンズ[Eddie Higgins](p)
スコット・ハミルトン [Scott Hamilton](ts)
ケン・ペプロフスキー[Ken Peplowski](ts/cl)
ジェイ・レオンハート[Jay Leonhart](b)
ベン・ライリー[Ben Riley](ds)
 2006年 VENUS


 これは完璧なまでに完成度の高い作品。とにかく良く歌い、ハートを撃ち抜かれる演奏です。
エディ・ヒギンズ・トリオにスコット・ハミルトンとケン・ペプロフスキーが加わってのカルテットです。
 本作では、スイング・ジャーナル誌の読者投票で人気の高かった曲を取り上げて、収録しています。

 スコット・ハミルトンは、安定感のある歌心あふれるソロで定評があります。なぜか当方、「スコット・ハミルトンが好き」と言うのを今まではばかってきました。優等生的で常に期待通りの、思った通りの結果を出してくれる彼が、ちょっと煙たいような、そんな気がしてきたんです。調子の波やスランプのない彼は、いい意味での安全牌です。どの演奏を聴いても絶対失敗がないんですよね。今さらながら、遅ればせながら思うのは、やっぱりスコット・ハミルトンは不世出の素晴らしいプレーヤーだということなんですよ。
エディ・ヒギンズ・トリオの心温まるサポートを得て、スコット・ハミルトンのテナーからあふれ出る夢見心地のソロフレーズに鼓動は鳴りっぱなし。収録曲には、スローバラードが多く集められていますが、ふつう、「ムード・インディゴ」「バークリー・スクエアのナイチンゲール」「枯葉」などは、過去に数々の名演奏があるせいか、とても退屈に思えることが多いです。本作のようにスローバラードでこんなにきらびやかで、強く訴えかけてくる演奏は極めて貴重な稀有な成功例だと思います。

 ケン・ペプロフスキーは、スコット・ハミルトンとの共演ということもあってか、大いに触発されるところがあるんでしょうね。繰り出すソロと間合いの絶妙さには驚かされます。クラリネットでの胸のすくような快演、テナーでのどっしりとした個性的なフレーズ。糸を紡ぐように緻密に練られた優しい旋律には、思わず身を乗り出してしまいます。(ケン・ペプロフスキーのCDは過去にこちらのレビューを書きました。)
 
 エディ・ヒギンズのきらめくようなピアノは、無駄な音が全くないほどの完成度。ムードメーカーとしてだけでなく、2人のホーン奏者の歌心をぐいぐいと引き出す絶妙のサポートです。何でこんな素敵なフレーズ?と随所にセンス抜群のピアノフレーズが満載です。
 ジェイ・レオンハートのベースソロでは、ピアノ、ホーンのソロにぴったりはまるべく、ツボをがっちり押さえたサポートぶりです。ベン・ライリーのドラムは、メロディアスでまろやかなアンサンブルを渋めに手堅くサポートしています。
 
 どこを取っても死角なし。ふつうジャズのアルバムって、「このベースソロつまらないな」とか、「こんな場違いなドラムソロわざわざ入れなくてもいいのに」とか、「アップテンポの曲は面白いけど、スローナンバーは飛ばしちゃえ」とか、何らかのマイナス点があるはず。例を出すのは抵抗がありますが、名盤中の名盤と呼ばれる「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」でさえ、ブルースは聴いてて退屈なんて思ったりもしますよね。このアルバムには、そんな要素が全くないんです。聴けば聴くほどのめりこんでしまう、そんな超名盤です。
  
アルバムタイトルの上の星印は、1~5で評価をつけているつもりです。ところが、今まで取り上げたどのアルバムも星5つ。記事を書こうと思うのは、とびきりお気に入りのアルバムばかりになっちゃうからなんですね(^^ゞレンタルCGI
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これからもしお買い求めになる方は、全13曲収録の完全盤の方が、金額もほぼ同じですし、絶対お徳だと思います。残念ながら、当方は全10曲収録の方を所持しています。
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