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ジェシーーっ! 高見山親方お疲れ様!
2009年05月20日 (水) | 編集 |
【大相撲 暗黒時代】
 最近、外国人力士のマナーについてかなり喧(かまびす)しく騒ぎ立てられていますね。
 朝青龍の親方高砂も、手に負えないのか、放任なのか、金さえ儲かればどうでもいいのか、その辺は知る由もありませんが、ほとんど親方らしいことはしていません。
 はたまた、若ノ鵬、露鵬、白露山らロシア人力士が大麻汚染により解雇され、外国人力士のマナーはどうしようもないとの一般の理解の中、今度は日本人十両力士若麒麟も大麻所持により逮捕・引退という皮肉な結果となっています。

【ジェシーの功績】
 今から45年前、ハワイの青年ジェシーが、初めての外国人力士として初土俵を踏みます。昭和47年名古屋場所で外国出身力士としては初めての幕内優勝を果たした高見山です。後に大挙して角界をを目指してくる外国人力士たちの先駆、道なき道を切り開いてきたパイオニアとしての価値は賞賛してもしきれないでしょう。当時、日本人聴衆の高見山に対する視線は厳しく、外国人だという理由だけでブーイングが飛び交うような時代でした。そんな逆風の中、品行方正に「日本人以上に日本人たろうとした」高見山の苦労はどんなに大変だったことでしょう。最初の外国人である高見山が、少しでも問題を起こしていたなら、今のような外国人力士盛況の時代を迎えることはなかったでしょう。

 高見山は、日本国籍を取得して力士を引退した後は東関親方として、高見盛らの後進を育ててきました。ハワイ出身の力士には、小錦、曙、武蔵丸らがいましたが、彼らもいずれ劣らぬジェントルマンですね。先輩高見山の教えをきちんと守ってきたからでしょうか。
 そんな東関親方(高見山)も、今回の5月場所をもって65歳の定年を迎え、親方を引退します。本当にお疲れ様でした!ぜひ、今後も日本文化を外国人力士に注入するような橋渡しの役割を期待したいと思っています。態度の悪い奴、親方が手を焼いている奴は、東関(高見山)親方に教えを乞え!と言いたいです。

【高見山のエピソード】
1)ハスキーボイス
 古いですが「丸八」と高見山が叫ぶCMご存じですか。あのハスキーボイスは、生まれつきじゃなかったんですよ。幕下時代に扁桃腺を切除して退院した翌日、親方に稽古しろと言われ、嫌々稽古していたら喉輪で声帯を痛めてしまい、声が出なくなったんだそうです。

2)ハワイの反日感情
 当時はまだ真珠湾攻撃の記憶が生々しくハワイの反日感情が強かった時代。来日前のジェシーにハワイの州知事が「これから日本とハワイは絶対に良くなるから、そのために頑張ってください」と励ましてくれたことが、大きな心の支えになったのだそうです。

3)徴兵検査
 アメリカ人ジェシーには、兵役の義務があり、しかも当時はベトナム戦争の真っただ中。力士時代の1965年と1968年の2度徴兵検査を受けています。しかし、2回とも不合格となっています。不思議ですよね。1つは、体重144kgだったこと。徴兵規定の124.7kgという体重をオーバーしていたから。もうひとつは、声がでないから。戦場では大声が必要なので、不合格とされました。

【高見山の至言】
 「相撲の心は礼儀です。それを教える人が大切ですよ。そこに日本人も外国人もないですよ。弟子は何も分からないわけですから、これからの相撲は親方がしっかり教えていくことが今までよりも重要だと思います」(報知新聞 2009年4月28日 26面より引用/記事中の引用や事実に関する部分は同紙を参考にさせて頂きました。)



 パイオニア(先駆者)というのは、本当に偉大ですよね。以前野茂投手のことを記事にしました(こちら)が、こういった道を切り開く人のパワーと邁進力には脱帽します。
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