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第549回 三越落語会 5/29
2009年06月04日 (木) | 編集 |


第549回 三越落語会

■ 5/29(日)18:00 日本橋三越 三越劇場


1. 三遊亭兼好:元犬

2. 古今亭志ん弥:締め込み

3. 立川ぜん馬:お化け長屋

4. 桂平治:位牌屋

5. 柳家小三治:船徳


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【三越落語会】
  日本橋三越で定期的に開催される伝統ある落語会。1人の持ち時間は25分程度なので、寄席の定席とだいたい同じくらいのサイクルですね。トリの柳家小三治は、約50分くらいの持ち時間でした。
 常連さんや熱心なファンが多いためか、発売開始日に購入するも、入手できた座席は最後部でした。日本橋という場に似つかわしい雰囲気のシニアご夫婦が多く、ある種独特のハイソな風情が感じられる落語会でした。
 それにしても「549回」ってすごいですよね。現在は2か月に1回開催なので、このペースだと年6回、100年で600回ですからね。昔はもう少し頻度が高かったとしても、毎月開催で、年12回、50年で600回ですから。

 三遊亭兼好の「元犬」。犬が八幡様に願掛けをして人間になり、周囲がそのヘンテコな動作や言動に驚くというお話。テンポよくスマートにまとめていました。

 古今亭志ん弥の「締め込み」。家人が帰ってきて、縁の下から出られなくなった泥棒が、夫婦喧嘩に巻き込まれるというお話。メリハリが効いていて、登場人物のキャラクターの使い分けも巧みでした。師匠の志ん朝を彷彿とされるような歯切れの良さがありましたね。志ん朝の名人芸の1つとも言えるのが、要約された短い言葉で、情景が目に浮かぶように的確に説明するという点でしたが、志ん弥の場合も、長屋のたたずまい、部屋の様子などが目に浮かぶような的確な情景描写がなされていて感心しました。

 立川ぜん馬の「お化け長屋」。長屋の住人が新しく越してこようとする人に、お化けが出るとだまして入居させないようにたくらむお話。ベテランらしい落ち着いた話芸ですね。「庶民」をいかにも庶民らしく描写するのが師匠の持ち味でしょうか。話の展開などは極めてオーソドックスです。

 桂平治の「位牌屋」。どケチな旦那が、行商の芋売り、八百屋から値切って物を買う様子を見て、番頭の定吉は位牌屋に行って、小さい位牌をおまけにもらってくるというお話。とにかく旦那の値切りの口上がくどくどしいですね。同じパターンが3回続きますので、もう少し変化を持たせないとちと辛い気が。平治の師匠は、故桂文治。落語芸術協会の会長も務めていたギョロ目の文治師匠は、落語芸術協会の持ち番のときはほぼフル稼働で、トリをつとめることも多かった大熱演が印象的な噺家でしたね。
 
 《落語協会と落語芸術協会》
 僭越ながらワンポイント解説。落語界は落語協会(約350人)と落語芸術協会(約200人)の2団体に大きく2分されていて、それ以外に円楽一門と立川流とがあります。寄席定席(新宿末広亭、池袋演芸場、浅草演芸ホール)は、10日ごとに落語協会と落語芸術協会とが交替で出演します。都内4大寄席(新宿末広亭、池袋演芸場、浅草演芸ホール、上野鈴本演芸場)のうち、鈴本は落語協会だけの出演です。立川流や円楽一門は、国立演芸場か各開催の落語会でしか聴くことができません。
 落語協会は、先代の柳家小さんが長年会長を務め、現在は鈴々舎馬風が会長。古今亭~、林家~、橘家~、柳家~、柳亭などの一門はこの落語協会所属です。
 一方、落語芸術協会は、桂米丸が長年会長を務め、現在は桂歌丸が会長。桂歌丸、春風亭昇太、三遊亭小遊三らが代表的。
 個人的には柳家小さん、古今亭志ん朝の流れをくむ噺家が大のひいきなので、寄席では落語協会をお目当てにしています。ところで上記桂文治は、落語芸術協会の持ち番のときは、ほとんどトリを務めていまして、私がまだ初心者だった頃は、何でいつも文治なんだろうと思ったりしました。

柳家小三治「船徳」 
 今回も地デジの一方的強制反対についてのくだりがありました。三越落語会では演目が決まっているので、本当はもっと語りたいのだが・・とのことでした。船徳は40分ほどの熱演。久しぶりに聴きましたが、やはり小三治の演じる若旦那は、飄々として毒がなく、純粋培養のような無垢さが素敵な愛すべきキャラですね。若旦那がんばれ~!と声援を送りたくなってしまいます。

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お江戸日本橋ですね。

時間が自由に取れるような年代になったら、ぜひ毎回訪れたいと思う三越落語会でした。
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テーマ:落語
ジャンル:お笑い
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