



2009年06月30日 (火) | 編集 |
日本の美術館名品展
4/25~7/5 東京都美術館(HPはこちら)
日本全国100館の公立美術館所蔵の名品を集めた展覧会です。期日は7/5まで。開催期間はあとわずかです。最終週は開催時間延長も行われています。
今回は日本の絵画編。もうやだが特に印象に残ったものをピックアップしてみます。

黒田清輝 ポプラの黄葉 1891年 島根県立石見美術館
・一面黄色く染まった奥行きのある森の風景です。パリ郊外のリグレー村の風景。

岡鹿之助 遊蝶花 1951年 下関市立美術館
・雪景色の中の洋館と三色すみれの可憐さとが絶妙に対置された、夢幻的な作品。

福田平八郎 鮎 1940年 大分市美術館
・川を悠々と泳ぐ鮎の動きが簡略な素描で印象的に描かれています。当方中学時代に大分に在住しておりまして、大分出身の福田平八郎の展覧会に行ったことがあり、氏はとてもなじみ深い画家です。高山辰雄氏も大分出身ですね。

山本丘人 流水のうた 1973年 東京都現代美術館
・現代絵画の潮流の中で、あえて古典的な手法を貫いている作品。初夏の小川に菖蒲、まるで夢の中に出てくるような風景です。視線が釘付けになってしばらくは立ち去ることができませんでした。実に素晴らしいと思いました。

萬鐵五郎 薬罐と茶道具のある静物 1918年 岩手県立美術館
・茶色を基調にした地味めな静物画ですが、何となくユーモラスなゆがみと茶器などからにじみ出てくるあたたかさのようなものが感じ取れます。もうやだはこの作品が一押しでした。
前期後期で入れ替えがありまして、見られなかった作品もいくつかありました。少し残念だったのは菱田春草の作品がみられなかったこと。もうやだの一番好きな日本画家です。大好きな理由など菱田春草への思い入れはまたいつか機会があったら書いてみたいと思います。


4/25~7/5 東京都美術館(HPはこちら)
日本全国100館の公立美術館所蔵の名品を集めた展覧会です。期日は7/5まで。開催期間はあとわずかです。最終週は開催時間延長も行われています。
今回は日本の絵画編。もうやだが特に印象に残ったものをピックアップしてみます。

黒田清輝 ポプラの黄葉 1891年 島根県立石見美術館
・一面黄色く染まった奥行きのある森の風景です。パリ郊外のリグレー村の風景。

岡鹿之助 遊蝶花 1951年 下関市立美術館
・雪景色の中の洋館と三色すみれの可憐さとが絶妙に対置された、夢幻的な作品。

福田平八郎 鮎 1940年 大分市美術館
・川を悠々と泳ぐ鮎の動きが簡略な素描で印象的に描かれています。当方中学時代に大分に在住しておりまして、大分出身の福田平八郎の展覧会に行ったことがあり、氏はとてもなじみ深い画家です。高山辰雄氏も大分出身ですね。

山本丘人 流水のうた 1973年 東京都現代美術館
・現代絵画の潮流の中で、あえて古典的な手法を貫いている作品。初夏の小川に菖蒲、まるで夢の中に出てくるような風景です。視線が釘付けになってしばらくは立ち去ることができませんでした。実に素晴らしいと思いました。

萬鐵五郎 薬罐と茶道具のある静物 1918年 岩手県立美術館
・茶色を基調にした地味めな静物画ですが、何となくユーモラスなゆがみと茶器などからにじみ出てくるあたたかさのようなものが感じ取れます。もうやだはこの作品が一押しでした。
前期後期で入れ替えがありまして、見られなかった作品もいくつかありました。少し残念だったのは菱田春草の作品がみられなかったこと。もうやだの一番好きな日本画家です。大好きな理由など菱田春草への思い入れはまたいつか機会があったら書いてみたいと思います。



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