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【Classic Live】 LFJ2011 5/5
2011年05月12日 (木) | 編集 |
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今年のラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)は、当初の予定を大幅に縮小した形での開催となりました。プログラムも直前になって大部分が再編され、払戻⇒再度発売という苦難続きの状態でした。

 そんな中でも、何とか開催されたのは、毎年LFJを心待ちにしているファンの1人として、大きな喜びでした。開催に尽力された裏方さんや主催者の皆さんに心から拍手喝采を贈りたいです。

 今年は5/5に出かけました。当初購入したチケットのうち1枚だけが生き延びました。追加発売時にもたくさんエントリーしましたが、入手できたのは追加1枚だけ。計2つの有料公演を聴いてきました。


〔Y-38a〕
ロマン・ギュイヨ(クラリネット)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
プラジャーク弦楽四重奏団

5/5(木)11:30開演 
 於:よみうりホール

1 .望月京:インテルメッツィⅣ
2. ブラームス:クラリネットソナタ1番 op.120-1
3. ブラームス:クラリネット5重奏曲 op.115

 【大正解の秀演】 
 1曲目の望月京さんの作品は、LFJの委嘱作品。初演前に作曲者ご本人が作品解説をしてくださいました。ブラームスのクラリネットソナタへのオマージュでもあるこの作品は、「昔の写真をみながら思いを過去に馳せるような」「過去と現在の対話」であるというニュアンスのことを話しておられました。独特の音楽空間が形作られていました。

 2曲目のクラリネットソナタは、大変感銘深い演奏でした。名演とされるこの演奏では寂寞感、明暗の表裏一体となった枯淡の風情が醸し出される楽曲という印象が強いのですが、今回のギュイヨの演奏はそれとは一線を画す演奏でした。 1楽章では、躍動感あふれ、清冽な音のしぶきともいうような瑞々しさ。2楽章では、たゆたうような静けさ、意識が遠ざかってしまうような静寂感。3楽章では、ステップを軽く踏みたくなるような無邪気な軽快さ。4楽章では、力強く、質朴なうちにある華やかさ・輝きが印象的でした。各楽章ごとに独自の彩りが施された明快な解釈と演奏は、秀逸でした。

 3曲目のクラリネット5重奏曲が、これまた素晴らしかったです。プラジャーク四重奏団の演奏ですが、一人ひとりの演奏が個性豊かで粒立っています。この楽曲では「こう演奏するよね」的な定番的な奏法に終始する演奏が多いのですが、プラジャーク四重奏団は全く違いました。気持ちのこめかた、緊張感の高さは特筆ものです。4人の個性際立つフレーズが、高次のハーモニーを形作ります。すっかり度肝を抜かれてしまいました。ギュイヨの緊張感あふれるはりつめたクラリネットを、SQが優しく包み込むように解きほぐすこともあれば、逆に、SQの高音を強調した緊迫感の上をクラリネットがまろやかに浮遊するという体に感じられる場面もあります。SQとクラリネットの対話が印象的な演奏でした。

 公演時間の変更として、当初の45分ではなく、80分の公演であるという告知が公演前になされていましたが、当方にとってはむしろ大喜びでした。初演作品を含めて3曲も聴けたとても価値のあるプログラムでした。





〔Y-382〕
田部京子(ピアノ)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
ライプツィヒ弦楽四重奏団

5/5(木)13:45開演 
 於:よみうりホール

ブラームス:ピアノ五重奏曲 op.34

 【ブラームス ピアノ五重奏曲】 
 田部さんの重厚で骨太なピアノは、ブラームスの深奥まで描き出すような熱演だったと思います。一方、ライプツィッヒ弦楽四重奏団は、やや楽天的な軽妙さが目立ち、少し緊張感がない分、田部さんのピアノとあまりかみあっていない様子でした。こちらは少し残念な演奏。

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 よみうりホール

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【ヴォーチェス8】 
 これで今年のLFJも終わり。「よみうりホール2つだけで少しさびしいな」と思って、国際フォーラムにも立ち寄りました。地下の展示ホールで無料公演の列ができていましたので、「これは楽しみ」とばかりに並びました。
 ヴォーチェス8という男性6人と女性2人のコーラスグループです。CDも出しています。バロック曲などをリズミカルに歌い上げるだけでなく、ジャズ風のアレンジもほどこしたりととてもエンターテイメント性豊かな面々です。最後はブラームスの子守歌を客席と合唱。楽しいひと時でした。

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 長身のアンドレアさん。終演後拍手で送られながら。

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 今年のお土産はこれ。募金をしたらバッチをくれました。これはお宝ですね。
 ヴォーチェス8の皆さんもお揃いで黄色いバッチをつけていましたので、マネして黄色いバッチを!
 上2つは、ラフォルジュルネと小さく刻印された、イヤホンコードなどにつけるワンポイント飾りです。

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 今年は人もまばらで、少しさびしい音楽祭でした。
 来年は期待しています。

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 幻のチケット3枚は特設郵送払戻センター宛に郵送手続しました。こちらだと手数料も返却されますが、時間はかなりかかりそうですね。

 
★★★★
よみうりホールを訪れるのは、大学生のとき以来ですので、20年ぶりくらいですね。大学生のときには、コンコード・ジャズ・フェスティバルで、スコット・ハミルトン(ts)らのクインテットの演奏を聴きました。古いホールですが、歴史の重みを感じますね。ビックカメラの売場を通り過ぎてエスカレーターでホールまで上がるのもちょっと違和感がありますかね。今年から新たにLFJに加わったよみうりホールでした。レンタルCGI
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
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