クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
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【建物探訪】 大倉山記念館
2012年01月31日 (火) | 編集 |
大倉山記念館
東横線大倉山徒歩8分(HP)。大倉邦彦により1932年「大倉精神文化研究所」の本館として創建。

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大倉山公園は梅林でも有名。公園内にある大倉山記念館までは、急勾配で息が切れますね(^^ゞ 横浜市が管理し、市民に開放された施設として利用されています。

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設計の長野宇平治は、東西文化の融合の趣旨を踏まえて、古代ギリシャ以前の”プレヘレニック様式”という希少な建築様式を用い、東西文化が溶け合った独特の様式美を持つ建造物を創出したとされています。

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プレヘレニック様式とは、ヘレニズム(ギリシア)文化の前ということで、エーゲ文明などがそれに近いわけです。ただ、これにはプレへレニック様式ではないとの指摘もあるよう(参照)で‥深入りしませんm(__)m

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塔屋の内側には、神獣をめぐらせています。インパクトのある彫刻です。

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ギリシア神殿を思わせる建物ですよね。

【大倉山周辺】

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街の通りはエルム通り。ギリシアの有名なショッピング街から取った名前です。街の景観もギリシア風の建物が数多く並びます。エルム街の悪夢をつい思い出すのは当方だけ?m(__)m

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坂道の上がり口にある「不滅への飛翔」像。アテネ市との姉妹提携を記念し、大倉山公園への道標として建てられたもの。脱線しますが映画「麒麟の翼」(HP)、とても見に行きたくてうずうずしています。デザインは日本橋のオブジェとは大分違いますが、つい連想しました。

★★★★
今年は一念発起、連日更新を目標にしています。もちろん休日のまとめ書きなのですが(^^ゞ ただ、この時点で記事のストックがなくなりましたので、そろそろ途切れそうな予感。奮起して10日先くらいまで記事を貯めておかないと…。1月1日だけ欠けましたが、どうせなら載せておけばよかったかも。レンタルCGI
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【建物探訪】 東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)
2012年01月30日 (月) | 編集 |
東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)
1933年竣工。内装はフランス人デザイナー、アンリ・ラパンが担当したアール・デコの館。目黒駅徒歩10分(HP)。

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朝香宮邸は現在東京都庭園美術館として、展覧会が随時行われています。現在改修工事のため2016年まで閉館

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正面玄関 ガラスレリーフ(ルネ・ラリック) 

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大広間  右手には階段。左手には次の間。

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次の間の噴水塔。アンリ・ラパン設計。薄明かりと幾何学的なデザインが幻想的な美を演出しています。

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小客間。萌黄色で統一されたの壁紙とソファ


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フランス外遊の際にアールデコ博覧会に接して、すっかりアールデコの虜になった朝香宮。ここまで徹底した純度の高いアール・デコ建築は、フランスにもないくらいだそうです。

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大客室。シャンデリアはルネ・ラリック作の逸品。

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大客室扉。エッチングガラスとドア上部は鉄製のタンパン装飾。


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大食堂。南向き、半円形に張り出した窓。シャンデリアは、ルネ・ラリック作「パイナップルとざくろ」。

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大食堂のマントルピース。上部の壁画はアンリ・ラパン。

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展示物があった関係上、2階撮影は禁止。2階ホールの照明柱がとても凝った造りです。

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左:2階ベランダ。床は大理石で黒白の市松模様。 右:北の間。ウィンター・ガーデン。

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今は工事中ですが、通常は年に何度か建物公開をテーマにした期間があります。展覧会が行われているときは撮影は許可されていません。

【関東のお屋敷系近代建築】
1896年 岩崎久弥茅町本邸(現・旧岩崎邸庭園洋館) 記事はこちら
1915年 島津家袖ヶ崎邸(現・清泉女子大学本館)  記事はこちら
1917年 古河虎之助邸(現・旧古河庭園) 記事はこちら
1924年 旧鳩山一郎邸(現・鳩山会館) 記事はこちら
1929年 旧前田侯爵家駒場本邸(洋館)記事はこちら
1933年 旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館) 記事はこちら
1936年 旧細川護立邸(現・和敬塾本館) 記事はこちら

★★★★★
展覧会開催中は、壁紙や調度品は展示品の陰に隠れてしまいますが、展示を見ながら壁や装飾や照明についつい心を奪われてしまいます。アール・デコ様式の旧朝香宮邸は感覚的にですが、「近代建築」というレトロな雰囲気の建物ではないですね。現代の再先端建築にも通じるデザイン美があります。レンタルCGI
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【展覧会】 渋谷ユートピア 松濤美術館
2012年01月29日 (日) | 編集 |
渋谷ユートピア
 松濤美術館 2011/12/6~2012/1/29  HPはこちら

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20世紀前半(1900-45年)に、渋谷に拠点をおいて活躍したアーチストたちを取り上げた作品展。

【春草と代々木】
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菱田春草:落葉(1909年)

この展覧会の始まりの絵は菱田春草(1874-1911)。東京美術院(現:東京芸大)を追われた岡倉天心は、横山大観、菱田春草、下村観山らを率いて日本美術院を創設。彼らは、日本美術院のアトリエであった茨城県五浦の六角堂(昨年の大地震の津波により流失)で創作活動を送っていたが、春草は眼病の悪化により失明の危機に瀕していました。そこで療養のために代々木に住まいを移すことになります。その当時の代々木は武蔵野の自然が色濃く残っています。本作「落葉」からも往時の様子をうかがい知ることができます。

松本清張岡倉天心・その内なる敵」では、岡倉天心のめんどくさくなると逃げ出してしまう性癖を取り上げています。何もない茨城の五浦にぽつんと残され、生活費にも事欠く中で、いつ帰るともわからない岡倉天心を待ちながら、黙々と制作活動を続けた気の毒な春草、観山ら弟子たち。「脱兎のごとく」(NHK)というタイトルでドラマ化もされました。天心に対する偏った解釈との批判もありますが、明治の美術界や岡倉天心を学ぶ材料としては秀逸です。

村松梢風本朝画人傳」(全5巻)でも菱田春草を取り上げています。本書は調査研究を重ねて数多くのエピソードを交えて画家の実像を描き出す稀にみる名著ですよ。当方がこんなに日本画にも深い興味を持つようになったのも、本書の影響が非常に大きいと思っています。

【代々木・渋谷・恵比寿風景】
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左:岸田劉生「道路と土手と塀(切通之写生)」(1915年)※参考(出展なし)
右:辻永「牧場にて」(1914年)

岸田劉生の切り通しの絵は有名ですね。辻永は経営していた山羊園の情景を描いています。今の私たちの眼からは想像だにできない田園風景ですね。というより「嘘じゃないの」というくらいの感想をもちます。

【レトロなポスター】
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左:杉浦非水「東洋唯一の地下鉄道 上野浅草開通」(1927年) 右:同左「三越呉服店 春の新柄展示会」(1914年)

【忠犬ハチ公】
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何と渋谷駅前のハチ公像は、2代目なんだそうです。1代目の銅像は戦時中の物資不足のため溶かされて機関車となったそうです。写真は初代ハチ公。もうひとつ驚いたのは、初代ハチ公の銅像の除幕式には、まだ存命だったハチ公も出席したのだそうですよ。

★★★★
松濤美術館の企画は、視点がユニークでとても楽しいですね。混雑度も低く落ち着いた環境の中でじっくり鑑賞できる、まさに都会のオアシスですね。
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【Classic Live】 日本フィル 第637回東京定期
2012年01月28日 (土) | 編集 |
日本フィルハーモニー
第637回東京定期演奏会
 
1/20(金)19:00開演 
 於:サントリーホール

1)メンデルスゾーン:序曲「美しきメルジーネの物語」
   2)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
   3)ブラームス:交響曲第1番

指揮:ラン・シュイ
ピアノ:田部 京子
日本フィルハーモニー交響楽団



 【簡単な紹介と感想】 
 冒頭のメンデルスゾーンの「美しきメルジーネの物語」クラリネット2管により紡ぎだされる序奏、フルートとオーボエによるアンサンブル。木管の優雅な響きを満喫できる美しくロマンティックな楽曲です。

 シューマンのピアノ協奏曲。田部さんのピアノは、ゆったりと安心して身を委ねられる演奏ですね。力強く雄渾なピアノは、オケと渡り合うというより、オケをリードして牽引するような迫力と緊迫感をもった演奏でした。

 ブラームスの1番。これもクラリネットパートを十分に堪能できる楽曲です。話が飛躍しますが、日本フィルというと、ブラームスの交響曲、ハンガリー舞曲をやらせたら国内でも1番なのではないかという「独断&偏見」を当方持っています。特にブラームスの1番などにいたっては、彼らはもう体にしみついたDNAそのものみたいな演奏をするのでございます。弦のパートが絡み合い、波うちたゆたう4楽章の終盤近くなど、「聞けてよかった」という満足感で充たされてしまいます。指揮者不要(失礼)のブラームス楽団なのでした。

 クラリネットの首席は伊藤寛隆さん、フルート首席は真鍋恵子さん、オーボエ首席の杉原由希子さんという木管トライアングルに大変興味を持っています。若手の女性2人に、名手伊藤さんという非常に充実した木管群です。「おっ」と感心するような秀逸なソロを聴かせてくれていますよ。

 指揮のラン・シュイ氏は中国の人。比較的オーソドックスで特徴がない指揮ですが、メンデルスゾーンの「美しきメルジーネの物語」を自ら選曲して指揮したのであれば、それだけで評価はかなり高い訳なのですが。

★★★★
日本フィルの十八番がブラームスの交響曲(特に1番)だとすれば、都響は「幻想交響曲」「牧神の午後」というフランスもののイメージ。読響はチャイコフスキーのピアノ協奏曲か?レンタルCGI
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【建物探訪】 旧岩崎邸庭園
2012年01月27日 (金) | 編集 |
旧岩崎邸庭園
1896年竣工。ジョサイア・コンドル設計。湯島駅徒歩3分(HP)。

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イギリスのジャコビアン様式を基調にコロニアル様式、イスラム様式などが取り入れられ、さまざまな意匠を凝らした建築設計となっています。

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南側の吹き抜けベランダは、コンドルらしい特徴。

重要告知 現在岩崎邸館内撮影は禁止されています。以下の掲載写真は禁止されていなかった時期に撮影したものです。今や撮影することができなくなった貴重な写真群です。経緯などは後述します。

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左:エントランスホール  右:階段下ホールのマントルピース

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重厚で迫力さえ感じさせる階段周辺。細密な装飾の限りを尽くしています。

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左:階段付近の支柱。植物文様の双子柱。 右:2階客室

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1階ベランダのイスラムデザイン風タイル

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2階ベランダ。

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撞球室(ビリヤード場)。スイスの山小屋風の建物です。

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本館から地下を通ってビリヤード室へとつながっています。雨に濡れずに移動できますね。

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洋館前には、棕櫚(シュロ)の木が植えられていることが多いですね。異国情緒を醸し出す定番だったんでしょうか。個人的にはあまり好みではないんです。

【えっ?撮影禁止ですか?】
上掲写真は2009年9月撮影。当時は館内撮影が問題なく許可されていましたが、再訪した2010年4月には館内撮影禁止となっていました。

2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」が評判になり、当館への訪問者数も大幅に増えたようです。訪問者が多い中での階段付近などでの撮影は非常に危険です。撮影マナー、安全面などの配慮から撮影禁止となったのではないでしょうか。非常に残念です。

今でも当方の写真技術はつたないこと限りないですが、3年前の腕はさらに輪をかけてお粗末なこと(^^ゞ
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いったい何が撮りたいわけ???(汗)2度と撮ることのできない被写体なのに、このつたなさ!!今ならもう少しましに撮れたのにと悔しい思いが残ります。切歯扼腕ってやつですね。

【ジョサイア・コンドル作品】
1894年 三菱一号館 取り壊し後 2009年レプリカ再建 記事はこちら
1896年 岩崎久弥茅町本邸(現・旧岩崎邸庭園洋館)記事はこちら
1908年 岩崎弥之助高輪邸(現・三菱開東閣非公開 (HP,wiki)
1913年 三井家倶楽部(現・綱町三井倶楽部非公開(HP,wiki)
1913年 旧諸戸清六邸(現・桑名市六華苑)記事はこちら
1915年 島津家袖ヶ崎邸(現・清泉女子大学本館)記事はこちら
1917年 古河虎之助邸(現・旧古河庭園) 記事はこちら

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★★★★★
貴重な下手写真をやっとアップすることができました。コンドル作品コンプを目指すには、次は桑名市の六華苑に行くしかないですね。建国記念日あたりに出かけられればと計画しています。レンタルCGI
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【建物探訪】 清泉女子大学本館 (旧島津忠重邸)
2012年01月26日 (木) | 編集 |
清泉女子大学本館 (旧島津忠重邸)
1915年竣工。ジョサイア・コンドル設計。五反田駅徒歩10分(HP)。見学日限定で公開されています。要事前申込。日程などはこちら

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バロック様式への傾倒が顕著で、特にベランダの門柱にその特徴が表れています。

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大学入口で受付をして、邸内見学証を首からぶらさげます。

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外観正面と側面。屋根の出窓が可愛いアクセントになっています。

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在学生が中を親切に初々しく案内してくれます。大客室と客室。

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階段ホール。今回最も印象深く感じた小景です。

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ステンドグラスに囲まれた扉を開けると、奥にも華麗なステンドグラスが。

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階段の踊り場に、ステンドグラスを通した優しい光が差し込みます。

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数々のステンドグラスは実に見ごたえがありました。

【ジョサイア・コンドル作品】(再掲)
1894年 三菱一号館 取り壊し後 2009年レプリカ再建 記事はこちら
1896年 岩崎久弥茅町本邸(現・旧岩崎邸庭園洋館)記事はこちら
1908年 岩崎弥之助高輪邸(現・三菱開東閣非公開 (HP,wiki)
1913年 三井家倶楽部(現・綱町三井倶楽部非公開(HP,wiki)
1913年 旧諸戸清六邸(現・桑名市六華苑)記事はこちら
1915年 島津家袖ヶ崎邸(現・清泉女子大学本館)記事はこちら
1917年 古河虎之助邸(現・旧古河庭園) 記事はこちら

★★★★★
本館自体も現役の教室として使われていて、実際授業中だったりしました。少しびっくりしましたね(^_-) 学生さんたちも外来者に驚く風もなく、挨拶してくれたりでとても感じが良かったです。
そして次の記事は「とっておき」岩崎邸です。レンタルCGI

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【建物探訪】 旧古河庭園西洋館 (旧古河虎之助邸)
2012年01月25日 (水) | 編集 |
旧古河庭園西洋館 (旧古河虎之助邸)
1917年竣工。ジョサイア・コンドルが手掛けた逸品。上中里駅徒歩7分(HP)。

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薔薇の洋館」 バラ花壇との対比が絶妙。可憐で彩りあふれる前庭のバラが渋めの色合いの建物に生き生きとした輝きを与えています。

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内部見学は、事前の往復はがきでの申込が必要です(詳細)が、見学者数に余裕があれば、当日現地での申込も可能です。庭園内でも随時案内のアナウンスがあります。内部は撮影禁止です。

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こんな空間に身を置くと、日常がすっかり消し飛んでしまいます。

【ジョサイア・コンドル作品】
1894年 三菱一号館 取り壊し後 2009年レプリカ再建 記事はこちら
1896年 岩崎久弥茅町本邸(現・旧岩崎邸庭園洋館)記事はこちら
1908年 岩崎弥之助高輪邸(現・三菱開東閣非公開 (HP,wiki)
1913年 三井家倶楽部(現・綱町三井倶楽部非公開(HP,wiki)
1913年 旧諸戸清六邸(現・桑名市六華苑)記事はこちら
1915年 島津家袖ヶ崎邸(現・清泉女子大学本館)記事はこちら
1917年 古河虎之助邸(現・旧古河庭園) 記事はこちら

現存するコンドル作品は上記6点が代表的(三菱一号館は再建)。綱町三井倶楽部三菱開東閣の2つは企業グループの人からの招待がなければ入館できません。何としても見学したいですが、難しいものなんでしょうか。以前「東京人」という月刊誌で一般見学が実施されたとき、何十倍、何百倍という倍率だったと聞きます。年に数回とかでよいので、ぜひ一般公開してくださいませ。署名でも集めましょうか??持ち主がどう使おうといいのでしょう。ただ、社会貢献、ファンサービスってとても大事ですよね。一般人が入ると権威が薄れますか?中が汚れますか?どうしても、ギルド的、専横的な印象を受けてしまいますm(__)m

★★★★☆
コンドル作品について紹介したのを機に、清泉女子大学本館、岩崎邸も次から取り上げます。なかなか記事にできなかったんですよね。思うところ感想などヤマほどわいてきてうまく文章にならないんです。レンタルCGI
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【博物館】 飛鳥山 3つの博物館
2012年01月24日 (火) | 編集 |
飛鳥山 3つの博物館
飛鳥山公園内には、渋沢史料館、紙の博物館、北区飛鳥山博物館の3つの博物館があります
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【渋沢史料館】
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前記事で取り上げた青淵文庫、晩香廬は、渋沢史料館が管理する施設です。

【飛鳥山博物館】
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飛鳥山の花見をテーマにした展示。花見弁当あれこれです。

【紙の博物館】
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左:紙の製造過程  右:記念碑コーナー

【アスカルゴ モノレール】
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山頂までを無料で結ぶミニモノレール。都電や京浜東北線を遠くに望む景色もなかなかよいものです。

★★★
次回は王子周辺の近代建築、古河庭園西洋館を取り上げます。レンタルCGI
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【建物探訪】 青淵文庫・晩香廬(渋沢史料館)
2012年01月23日 (月) | 編集 |
青淵文庫・晩香廬(渋沢史料館)
王子駅南口徒歩5分(HP)。毎週土曜日限定で内部公開されています。青淵文庫・晩香廬は、旧渋沢邸の敷地内にあった建物で、戦災を免れて旧渋沢庭園内に残っています。

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【青淵文庫(せいえんぶんこ)】
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1925年竣工。渋沢栄一の傘寿を祝って建てられました。左右対称で、揺るぎのない安定感のある堂々たる外観ですね。

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上記パンフレットの左上写真のようにらせん階段と半円状の窓に非常に高いセンスを感じました。生憎雨の強い日でした。再度晴れた空のもと写真を撮ってみたいです。

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渋沢家の「柏」の家紋をモチーフにして、中央に「寿」の文字。両端には「昇り竜」「下り竜」がデザインされた非常に凝ったステンドグラスです。

【晩香廬(ばんこうろ)】
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1917年、渋沢栄一の喜寿を記念して贈られた建物。名前の由来には諸説ありますが、英語のバンガローから取ったとも言われています。

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内部は撮影禁止。上記はパンフレット写真より掲載。室内の調度にも栄一の好みが反映されていて、落ち着いた使いやすい家具や調度に魅力を感じました。

★★★★
次回は、近代建築とは一旦離れますが、王子にある3つの博物館を取り上げます。レンタルCGI
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【建物探訪】 赤レンガ酒造工場 (酒類総合研究所 東京事務所)
2012年01月22日 (日) | 編集 |
赤レンガ酒造工場 (酒類総合研究所 東京事務所)
王子駅北口徒歩10分(HP)。桜の時期に一般公開されます(2011年は4/1-2)。そのほか、事前予約により施設内を見学することもできます。

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妻木頼黄(つまきよりなか)が設計し1903年に完成。横浜正金銀行本店、横浜赤レンガ倉庫、日本橋などの意匠・設計は、妻木が担当しました。ジョサイア・コンドルの弟子。

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左は会場で配られた案内パンフです。公開日時はHPでも発表されますが、当方は酒類総合研究所発行の無料メールマガジンを購読し、赤レンガ酒造工場の公開日のお知らせを待ちました。

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1階部分が公開されました。内部の写真です。

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去年の桜は少し開花が遅かったので、赤レンガとのコントラストがさほど際立ってはいません。今年の公開日が楽しみです。

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酒類総合研究所といういかめしい建物名です。当事務所では、利酒などのイベントも定期的に行われているようです。

★★★
王子駅周辺には、飛鳥山公園内には渋沢栄一ゆかりの青淵文庫(せいえんぶんこ)、晩香廬(ばんこうろ)があります。次の記事はこちらのご案内です。レンタルCGI
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【建物探訪】 武蔵豊岡教会 入間市
2012年01月21日 (土) | 編集 |
豊岡教会 入間市
旧石川組製糸西洋館のすぐ近く(HP)。入間市駅からも堂々とそびえたつ尖塔に目を奪われました。

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礼拝堂は1923年ヴォーリズの設計により竣工。石川組製糸とも深い関係のある教会だったんですね。石川組製糸社長幾太郎の弟和助が、兄からの寄付を元にヴォーリズに依頼して建てた教会で、女子従業員の礼拝も目的としていたそうです。

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建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880-1964)は、ご承知の通り、日本で1500を超える数多くの建築を残した建築家であり、メンソレータムで知られる近江兄弟社の設立者でもあります。近江八幡市を拠点に活動し、戦後はマッカーサーと天皇の仲介役も果たし「天皇を守ったアメリカ人」と呼ばれることもあります。日本人女性と結婚。帰化し日本で生涯を終えています。もっともっと詳しい案内はこちら参照。

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★★★★
たまたま旧石川組製糸西洋館見学で通りがかった際、強く印象に残ったという程度だったので、今回記事にするかどうかを少し迷いました。そこで調べてみたら、何と関東に残る数少ない貴重なヴォーリズ建築だったんですね。ヴォーリズ建築を求めて日本全国を探訪する方もいらっしゃるくらいインパクトや価値の高いヴォーリズ建築です。
 素人の門外漢にも、強い興味を抱かせるだけの力が名匠の作品にはあるんですね。改めて偉大さを感じました。レンタルCGI

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【建物探訪】 旧石川組製糸記念館 入間市
2012年01月20日 (金) | 編集 |
旧石川組製糸記念館
石川組製糸の迎賓館として1923年頃建てられた西洋館。西武池袋線入間市駅から徒歩7分。公開は月1~2回の限定公開。見学日などは入間市HP(こちら)参照。

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石川組製糸は当時日本屈指の大会社であったそうですが、震災、大恐慌という時代の波に呑みこまれ、1937年に倒産します。

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1階客室。左の写真、外からの差し込む光と風になびくカーテンが、優雅でくつろいだ雰囲気を醸し出しています。

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1階食堂。天井のアラベスク文様や照明にも注目してください。

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食堂におかれている葡萄図柄の鏡台。

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建物のわきには高い煙突や工場跡も。

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全景。絵になりますね。コバルトブルーの屋根が印象的。

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フロアの文様。

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いろいろな照明器具。

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ドラマの撮影にもよく用いられるこの洋館。写真掲載数がやたらと多くなってしまいました。しぼろうとしてもしぼれません。それだけ魅力的なんでしょうか。

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★★★★
当方の参加したときは1階のみの公開でした。昨年秋には2階も見学できる機会があったそうです。2階にはステンドグラスなどもあり、少し悔しいです。公開日がわかったらまた行かなくては!レンタルCGI
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【美術館】 講談社野間記念館
2012年01月19日 (木) | 編集 |
野間記念館
講談社野間記念館は、2000年4月に設立され、講談社創業者 野間清治が収集した美術品を主体とする「野間コレクション」を展示する美術館です。護国寺より徒歩約15分。HPはこちら。入館料500円。

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出かけたときは、「近代日本の風景画展」と題した展覧会が開催中でした。2012年1月からは吉川英治文学展が始まります。

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東山魁夷が日本の四季を描いた小品集です。とてもあたたかく可愛らしい作品群なので、ポストカードを購入しました。上記の牧場の風景や、桜が一本咲いているたたずまいなど、はっとする小景を巧みに捉えていますよね。

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護国寺駅近くには旧講談社本館があります。この建物は近代建築として価値があります。1933年に建築された鉄筋コンクリート造6階建ての建物です。鳩山会館(記事はこちら)もこの近くですね。

★★
次は、入間市の洋館「旧石川組製糸西洋館」の記事を書きます。こちらは公開限定型なので、赤坂迎賓館、市谷記念館、村川家住宅、和敬塾本館という記事の流れに戻って話を進めます。永青文庫や野間記念館は、和敬塾のある護国寺周辺ということで記事にしました。脇道にそれたので、もう一度公開限定型イベントにもどるという形にします。レンタルCGI
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【建物探訪】 永青文庫
2012年01月18日 (水) | 編集 |
永青文庫
細川家の至宝を展示する美術館。護国寺より徒歩約15分。HPはこちら。改修中のため平成24年3月末まで休館中。

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昭和5年に細川侯爵家家政所(細川家事務所)として建てられました。前記事では細川侯爵邸(和敬塾本館)を取り上げましたが、目白台一帯の広大な土地は細川家の屋敷跡でした。

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一事務所として建てられたこの建物は、昭和47年以降美術館として利用されています。

★★
続いて野間美術館へとご案内いたします。護国寺駅からではかなり急な坂道を昇ります。この周辺へ出かけるときは目白からバスの方がずっと楽でしょう。レンタルCGI
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【建物探訪】 和敬塾本館 旧細川侯爵邸
2012年01月17日 (火) | 編集 |
和敬塾本館 旧細川侯爵邸
和敬塾本館は、事前申込制で5月~12月の期間月に約2回公開日が設定されています(詳細はこちら)。有楽町線護国寺駅から15分ほど。近くには聖カテドラルマリア大聖堂(記事)、野間美術館、永青文庫など名所が立ち並ぶ地域です。

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1936年に建てられた細川家邸宅。イギリスチューダー・ゴシック様式。灯りのともる部屋が1階食堂。

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左は解説のパンフレット。館内撮影は可能ですが、HP上での公開は禁止とされています。残念ですが、数多くのお見せしたい写真は封印します。現在は学生寮の施設の一部として活用されています。

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半円のサンテラスをもつ1階の「魚の間」、三連アーチと植物図柄の壁紙が印象的な2階サロン、大ホールと階段など見所は満載。

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半円に突き出した出窓の部分が特徴的。上記「魚の間」のテラス部分です。

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詳しい案内をして頂いたあと、見学の最後には大食堂でチーズケーキとコーヒー(紅茶)のサービスがあります。うれしいサプライズでした。

★★★★★
事前申込が必要な施設は、何かと面倒ではありますが、この和敬塾本館は多少の手間は問題ないくらいに価値の高い文化遺産でした。内部の写真は、和敬塾のHPには掲載されています。レンタルCGI
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【建物探訪】 村川家住宅(文京区) 見学会
2012年01月16日 (月) | 編集 |
村川家住宅
村川家見学会は、東京文化財ウィーク期間中に企画されました。ふだん非公開のこの建物は、現在でも住居として利用されています。11/3、5の両日のみの特別公開。事前申込・抽選で見学者が決められました。護国寺が最寄駅です。

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村川家住宅は1911年に建造された木造2階建ての和風建築。主屋、洋館、蔵、門は登録有形文化財に登録されています。こちらも参照。

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蔵の屋上部分には、パラペット(屋上の手すり壁)に西洋城郭風のバトルメントの意匠(城郭のような凸凹)が施されています。

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洋館。鎧戸をつけた窓の上には、ペディメント(切り妻屋根)飾りがあります。

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内部は撮影禁止。建物案内資料と一階客間の写真(資料より)

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見学会参加 当選ハガキです。

★★★★
くつろげる雰囲気のある2階の部屋や、2階からの眺望は特に印象深く感じました。村川さんの説明も的確で示唆に富む有意義な解説でした。100年ハウスにまつわる数々のエピソードありがとうございました。ぜひまた公開の機会を設けて頂きたいと思います。

 この後何回かは、特別公開や申込抽選で見学した文化財についての記事を掲載することにします。次回は和敬塾。レンタルCGI

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【博物館】 東京国立博物館 庭園開放
2012年01月15日 (日) | 編集 |
 東京国立博物館 秋の庭園開放 
上野駅徒歩12分 (HPはこちら) 

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年に2回春と秋に期間限定で公開されています。桜と紅葉の時期ですね。入園料は一般展示も見学できる通常入館料に含まれています。

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左:五重塔 右:春草廬(しゅんそうろ) 河村瑞賢が江戸時代に建てた休憩所。

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春草廬と照り映えるようなイロハモミジ

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転合庵(てんごうあん) 小堀遠州が京都伏見に建てた茶室

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左:六窓庵(ろくそうあん) 17世紀に奈良の興福寺に建てられた茶室。右:池越しに東京国立博物館本館を望む

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ススキと紅葉とが並ぶ構図を狙いました。

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左:応挙館 愛知県明眼院の書院。1742年築。円山応挙が残した墨画が残されています。 右:九条館 赤坂の九条邸にあった建物を移築したもの。

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九条館の襖絵。狩野派作とされる楼閣山水図。

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とても人懐っこいすずめさん。ベンチに腰掛けていたら、餌をおねだりに近づいてきました。

★★★☆
建物見学というより、紅葉の時期の庭園散策という感じですね。江戸時代の珍しい茶室なども集められていて、いつでもみられるわけではないので、貴重な体験でした。桜の時期もまたいいでしょうね。レンタルCGI
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【美術館】 竹久夢二美術館・弥生美術館
2012年01月14日 (土) | 編集 |
 竹久夢二・弥生美術館 
中原淳一の少女雑誌「ひまわり」展

千代田線根津駅より徒歩7分 (HPはこちら) 入館料900円 

弥生美術館と竹久夢二美術館は共通入場できます。

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戦後期の少女雑誌の表紙イラストで好評を博した中原淳一作品展示。戦局が激化する時期には、中原氏も作品発表ができませんでした。復活後の戦後に大ブームを迎えます。

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弥生美術館は大正期の作品展示なども多く、竹久夢二とほぼテーマが共通するようなレトロな雰囲気の漂う美術館です。レトロタッチの作品が大好きな当方は、弥生美術館・竹久夢二美術館の友の会(HP)に入っています。

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友の会の会員証です。入会金3000円で、1回2名まで年4回(のべ8回分)入場できます。通常1回入場料が900円なので2人で年2回以上行くのであれば、会員がお得ですね。ポスターや会報も年4回送ってきます。

★★★
根津神社や東大が近くにあり、少し足を伸ばせば不忍池までもほど近い距離にあります。帰りに国立博物館の庭園公開をみてきました。レンタルCGI
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【建物探訪】 市ヶ谷記念館
2012年01月13日 (金) | 編集 |
市ヶ谷記念館
市ヶ谷記念館は、防衛省市ヶ谷ツアーで見学できる施設。市ヶ谷台ツアーの申込方法、参加要項などはこちら。事前申込が必要で、平日各2回実施されています。

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東京裁判、三島事件などの歴史的舞台となったの市ヶ谷記念館(旧1号館)。
移築の際に建物が大幅に縮小されています。三島由紀夫が、自衛隊員に決起を呼びかけたのはもっと高い位置にあったバルコニーです。

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左:移築前の姿 右:かつて使われていた時計と桜の紋章

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極東国際軍事裁判(東京裁判)の法廷として使われた大講堂。

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玉座に昇る階段と玉座に施された装飾。

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左:映画「硫黄島からの手紙」でも知られる栗林中将が戦地から家族にあてた手紙。
 
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三島事件の際、日本刀によってできた跡がドアに残っています。

三島事件とは「三島由紀夫が1970年(昭和45年)11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内東部方面総監部の総監室を楯の会メンバー4名とともに訪れ、面談中に総監を人質にして籠城。バルコニーから檄文を撒き、自衛隊の決起・クーデターを促す演説をした後に割腹自決した」(Wikipediaより)事件。

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左:ツアーの際もらった3つのパンフレット。 右:購買部で売っていた海軍キューピーと、記念館内でもらったピンバッチ。このピンバッチ、とても気に入りました。上は市ヶ谷記念館。下は自衛隊殉職者慰霊碑です。

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多用途ヘリUH-1H(ひよどり)と操縦席。

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左:自衛隊殉職者の慰霊碑。 右:陸軍士官学校跡碑

ノーベル賞候補にもなった三島由紀夫の事件は、自分にとっても子どもながらにもとてもショッキングでした。総監を人質にとった際、正午に自衛隊員全員を集め、30分間の演説を行わせるように訴えました。そこで憲法改正、自衛隊員の決起を呼びかけた三島ですが、ヘリの爆音や隊員たちのヤジに演説の声はかき消され、当初の予定よりも大幅に少ないわずか7分の演説で終わり、最期を覚悟したようです。今回の記事を書く際にいくつかネット上で調べたのですが、何とも感慨深い出来事です。三島由紀夫の作品では、金閣寺、潮騒、仮面の告白などを読んだことがあります。

★★★★★
激動の歴史的舞台の背景となった市ヶ谷記念館。案内役の自衛隊員の方の俊敏な対応、懇切な解説に大変好感をもちました。自衛隊の方々の社会貢献や役割を、ふだんなじみのない一般の方に知って頂くことで、自衛隊への理解の一助になればよいという一心で案内していますという趣旨のことを話しておられました。レンタルCGI
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【建物探訪】 迎賓館 赤坂離宮
2012年01月12日 (木) | 編集 |
国宝 迎賓館 赤坂離宮
迎賓館赤坂離宮の一般参観は、内閣府HP上で申込方法が発表され、はがきによる応募・抽選で参観が可能となります。例年2万人程度の参観者が抽選で選ばれます。内閣府関連HPはこちら

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ジョサイア・コンドルの弟子片山東熊の設計により1909年に竣工。ヴェルサイユ宮殿、バッキンガム宮殿などの影響を受けたネオ・バロック様式の建造物。2009年、明治以降の建築物としては初の国宝に指定されました。

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南面の外観と噴水。コントラストがとても美しいです。

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荘厳さと威風堂々たるたたずまいに息をのんで立ち尽くすばかりでした。細部に施された文様・彫刻なども見ごたえがあります。近代建築ファンならずとも、ぜひ一度はみておきたい文化遺産です。

さあ、次に建物内をご紹介しましょう。
内部撮影は禁止です。よって、内部の様子はポストカードでのご紹介です。

中央階段 2階ホール
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この建物を代表するスポット。2階大ホールから見下ろす中央階段の床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられています。

彩鸞(さいらん)の間
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条約や協約などの調印式を行う会場やテレビインタビューの場所としても用いられる部屋。壁面の10枚の鏡が特徴的。

羽衣の間
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羽衣の大絵画が天井に描かれています。オーケストラボックスが正面中2階に設けられたこの部屋は舞踏会会場としての用途も考えられていたようです。

朝日の間
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天井に描かれた朝日を背にした女神の絵が、ホール名の由来。表敬訪問、首脳会談などが行われる部屋。天井絵画は経年による傷みがありますが、壁面の贅を尽くした金華山織の装飾は実に見事です。

花鳥の間
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天井・壁面の花鳥の装飾に由来する呼称。晩餐会会場。壁面にならぶ七宝(しっぽう)焼きのだ円形の装飾は本当に素晴らしいです。経年による劣化もほとんど全くなく、白い磁器面が美しく光ります。計5つ参観したホールの中で、一番お気に入りの部屋でした。壁面に並ぶ丹念に造られた芸術的な七宝焼きが感動ものです。

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四ツ谷駅から徒歩10分くらいでしょうか。参観者は西門から入場し、首から許可証をぶら下げて見学します。建物前にはテント張りの出店があり、絵葉書やフォトブックが売られています。

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内部各ホールには案内の係りの方がいて、人が何人か集まるたびに詳しい解説をしてくれます。見所を突いた分かりやすい解説だったので、より充実した見学になった気がします。

★★★★★
1時間半以上いたでしょうか。いやぁ、まだ帰りたくない!もっと見ていたいという気持ちが残るような魅力的な建物・施設でした。華美でキンキラキン、西洋のモノマネ‥といった評価も中にはあるかもしれませんが、自分はそうは思いませんでした。建物全体が完成された芸術品ですね。また行きたいです!興味がある人もない人でも、一度は絶対見ておきたい「国宝」ですね。レンタルCGI
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テーマ:建物の写真
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【秋季雅楽演奏会】 皇居内楽部 +皇居東御苑散策
2012年01月11日 (水) | 編集 |
秋季雅楽演奏会
秋に宮内庁で行われる雅楽演奏会。申込手順はこちら

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【管絃】 黄鐘調音取、喜春楽,拾翠楽
【舞楽】 裹頭楽,長保楽

事前に申し込みをし、返信されたはがきを持って皇居東御苑内の楽部前に並びます。演奏時間はおよそ1時間半。皇居を見学する良い機会だと思って応募しました。

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会場で配られたパンフレットです。

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ごめんなさいm(__)m 前後不覚に熟睡してしまいました。2度寝、3度寝といった感じです。幼少期に京都の下賀茂神社近くで生育した当方は、幼いころから雅楽には接してきており、どんなものかは大体は分かっていまして、行く前からとことん寝ちゃうんだろうなと思ってました(逃)。

【皇居東御苑】

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左:旧大手門櫓の鯱  右:同心番所

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左:百人番所  右:大番所

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左:松の廊下跡  右:富士見櫓

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左:石室  右:天守台

明暦の大火(1657年)で焼けた天守閣の跡地ですね。なぁーんで再建しなかったんでしょうね。諸大名に拠出させて再建してもよさそうなのものですが…。

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左:葵の御紋   右:楽部。雅楽演奏会会場です。


皇居東御苑はほぼ年間通して参観できる施設なんですね。古い建物の見学も楽しみでしたが、特に開放もしておらず雨戸を閉じた状態での外観を見学する形でしたね。レンタルCGI
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【美術館】 田中嘉三美術館 (笠間)
2012年01月10日 (火) | 編集 |
 田中嘉三記念館
笠間駅より巡回バス20分 (HPはこちら) 入館料300円

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春風萬里荘見学後、次の循環バスまで1時間くらいあったので、近くにある田中嘉三(かぞう)記念館に立ち寄ってみました。春風萬里荘前の急な坂を昇って右手にあります。浅学の当方は初めて接する画家ですが、田中嘉三(1909~1967)は院展に常時も出品し、仏像の絵をライフワークとしていた画家だそうです。

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入口前ではニワトリさんがお出迎え。このニワトリさんが大変気が強いんだそうです。裏の飼い犬にいつも喧嘩をうって、犬の方が恐れおののいているそうです。実際みていたら、木の柵の上から犬に向かって羽をバタバタ、キーキー鳴いて威嚇していました(^^ゞ わんわんはくくられていますので、闘うにしても動きが取れなくて不利ですよね。。

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故画伯のご子息が管理されていて、親切丁寧に対応してくださいました。日本茶をごちそうになり、紹介するビデオをつけて説明してくださいました。大きな病気をしてから、仏画が中心的な画題となっていったそうです。

大変失礼な言い草なのですが、訪れる人も少ないであろう記念館です。当方が入館すると電気をつけて、窓を開けてという雰囲気でした。もともと無料で公開していたそうですが、維持管理費用もかなりかさむとのことで、有料化に踏み切ったのだそうです。展示されている絵ももちろんですが、アットホームで大変素晴らしい記念館ですよ。本記事をお読みになった皆さん、笠間においでの際にはぜひぜひお訪ねください。

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鈴虫[源氏物語](1953年)

もうひとつ、みなさんにぜひ聞いて頂きたいエピソードが!展示室の隣の小部屋にも展示品があります。「どうぞお入りください」と書いてあったので、真っ暗な部屋の扉を開けると、ガサガサバサッと何かが落ちるような大きな音。かなりびっくりしました(・o・)。よく目をこらすと床の上にちょこなんとミミズクが首をかしげて立っていました。めちゃめちゃ可愛らしかったです!「なんだ、君だったのか」

ご主人に聞いたら、肩の骨を折って飛べなくなったミミズクを世話しておられるのだそうです。すっかりこのおうちになじんでいて、人懐っこそうにこちらを見ていました。せっかくのんびり昼寝をしていたのに邪魔してごめんなさいね。

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左:大佛殿炎上(1967年) 第36回院展出品 右:一字金輪佛(1964年) 第33回院展、院賞受賞作品

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笠間稲荷では菊祭りが行われていました。こちらも循環バスで回れます。

 
★★★★★
 気まぐれにふと立ち寄った田中嘉三記念館でこんなに素敵な経験ができるとは思いませんでした。旅先でのうれしいハプニングですね。館長さん本当にありがとうございました。目の前には陶芸教室もあり、作品も展示販売されています。レンタルCGI
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【建物探訪】 春風萬里荘 日動美術館分館
2012年01月09日 (月) | 編集 |
春風萬里荘
笠間日動美術館を訪れた帰りに、立ち寄りました。HPはこちら

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春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)は、かつて北大路魯山人が住まいとした北鎌倉の建物を移築保存したものです。「万能の異才」と称された北大路魯山人は絵画、陶芸、書などさまざまな方面で才能を発揮し、食通、粋人としてもよく知られています。

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日動美術館の共通入場券です。少し割引になっています。

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左:陶器でできた浴槽。右:ステンドグラス

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居間 (館内撮影禁止。上3枚はパンフレットより転載)

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紅葉の季節がベストマッチのようですね。ちょうどぴったりの時期に訪れることができて大変ラッキーです。正面には池や長屋門も配した大きな庭があり、ゆったりと散策できます。

★★★★
日動美術館から巡回バスで20分ほど。次のバスまで1時間ほど時間がありましたので、近くの田中嘉三美術館に寄ってみました。レンタルCGI
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テーマ:建物の写真
ジャンル:写真
【展覧会】 モーリス・ユトリロと魅惑の風景画 笠間日動美術館
2012年01月08日 (日) | 編集 |
モーリス・ユトリロと魅惑の風景画  
 笠間日動美術館 2011/9/16~2011/11/23(終了)  HPはこちら

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モーリス・ユトリロ「モンマルトルのシュヴァリエ・ド・ラ・パール通り」1914年

ユトリロ大好きで、開催期間中にぜひと思ったのと、常設展もかなり充実している旨聞いてましたので、良いチャンスだと遠路出かけました。常磐線の友部駅から1時間に1本ペースで出ている笠間市内観光周遊バスが便利です。
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入ってすぐのところに企画展会場があり、そこから中庭(彫刻展示の丘)を抜けて、常設展会場へと向かいます。施設内が少し入り組んでいますので、常設展会場がわからずそのまま帰ってしまう人もいそうです。

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左:ユトリロ「ラパン・アジル」1912年  右:シャガール「村の通り」1937-40年

ふだん眼にしないユトリロ作品など貴重なコレクションを堪能できました。ただ、絵葉書類など今回の展示に結びついたグッズ類の販売がほとんどなかったのがさびしいです。なぜか今回展示されていない作品のグッズを中心に売られていましたね。

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丘の斜面に彫刻が展示されています。紅葉が見ごろの季節でした。

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左:ルノワール「泉のそばの少女」1887年 右:カンディンスキー「活気ある休息」1923年

常設展は、評判に違わず充実した内容の展示に感嘆しました。画家のパレットを収集展示しているパレット館も特徴的ですね。色とりどりの絵を描いたりしたパレットがかなりの数展示されています。

★★★★
また機会があったらぜひ訪れたい美術館ですね。美術館と春風萬里荘との共通入場券を購入し、この後春風萬里荘に向かいました。
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【展覧会】 トゥールーズ=ロートレック展 三菱一号館美術館
2012年01月07日 (土) | 編集 |
トゥールーズ=ロートレック展
  三菱一号館美術館コレクションⅡ

 三菱一号館美術館 2011/10/13~2011/12/25(終了)  HPはこちら

三菱一号館美術館が所蔵するロートレックのポスターやリトグラフ約180点を展示した展覧会。ロートレック美術館からの油彩画も貴重でした。

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「アリスティド・ブリュアン、彼のキャバレーにて」1893年

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「エグランティーヌ嬢一座」1896年

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左:ディヴァン・ジャポネ 1893年 右:ジャヌ・アヴリル 1893年

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ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ 1891年

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シンプソンのチェーン 1896年

パリで昇華した文化の爛熟、デカダンの極致、世紀末的とでも言うのでしょうか。ロートレックの作品に描かれている世界は、この時期、この場所でしか成り立ちえなかった価値観ですね。ムーラン・ルージュ、赤い風車というキーワードだけでも心ときめいてしまいます。

浮世絵の影響による大胆な構図、デフォルメなども、ロートレック芸術の粋ですね。たとえば、ジャヌ・アヴリル(上記掲載)のウッドベースとダンサーとの配置など、腕組みしてうなってしまうくらいに感銘を受けますね。

【作品のレア度?】
 油彩、水彩とは異なり、ポスター・リトグラフはある程度の数が残存しています。実際のところ同じ作品が何点くらい残っているものなんでしょうね。日本の浮世絵「富嶽三十六景」、「東海道五十三次」などの版画もそこそこの数が残っていて、各所の展覧会・美術館で鑑賞することができます。
 ポスターや版画のように複数の作品が残存していていつでも親しめるものだと、「ぜひ見に行こう」という意欲がかなり薄れてしまいます。「フェルメール」とか「ゴッホ」の作品とかいうと「ぜひぜひ何としても見に行こう」という気持ちが強くなってしまうのは、いたしかたないことなのでしょうか。展示されている作品の種類というのは、「興業的な価値」みたいな部分とも直結するかもしれませんね。

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★★★★
ロートレックと聞くと必ず出かけてしまう当方ですが、身近な美術館(三菱一号館美術館)にロートレックが多数所蔵されているのは、これからも頻繁に鑑賞できることもあって大きな朗報です。三菱一号館美術館では、1/17からルドン展が開催されます。詳しく勉強したい画家なので、大いに楽しみです。
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【展覧会】 モダン・アート・アメリカン 
2012年01月06日 (金) | 編集 |
モダン・アート・アメリカン
  珠玉のフィリップス・コレクション

 国立新美術館 2011/9/28~2011/12/12(終了)  HPはこちら

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エドワード・ホッパー「日曜日」1926年
 都会の孤独。男の憂愁が漂う情景ですね。

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ジョージア・オキーフ「葉のかたち」1924年
 クローズアップした紅葉したメープルリーフに大きな裂け目。大胆な構図ですね。

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エドワード・ブルース「パワー」1933年
 雲間からの光に照らされた摩天楼と吊り橋。アメリカの典型的な都市風景が描かれています。

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ジョン・スローン「冬の6時」1912年
 ニューヨークのラッシュを描いた作品。高架下を歩く人々と黄昏の情景が、都会のノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。当方この作品は特にお気に入りです。

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モーリス・ブレンダーガスト「バッリア橋」1922年
 ヴェネチアの情景が描かれた作品。フランスカラー横溢で、アメリカンぽくないですね。

 浅学な当方は、今回の展覧会で紹介されている作品や画家とは全く一面識もありませんでした。ただ、モダン・アメリカン・アートとしての新しい価値観がにじみでている作品群に目を奪われ、長い間足を止めて鑑賞しました。

★★★☆
芸術的価値はともかく、フィリップス氏の妻、マージョリー・フィリップスの「ナイト・ゲーム」という野球の絵は、バッターボックスで構えるジョー・ディマジオに剛速球を投げる場面が描かれており、まさしく「ザッツ・アメリカン」とも言うべき大好きな絵でした。 
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【展覧会】 ゴヤ 光と影  国立西洋美術館
2012年01月05日 (木) | 編集 |
ゴヤ 光と影
  プラド美術館所蔵

 国立西洋美術館 2011/10/22~2012/1/29  HPはこちら

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「展覧会だからって、何でもかんでも行っていたらキリがないな」なんて思っていたりして、ゴヤ展はおそらく行かない可能性の方が高かったと思います。ふと「行ってみようかな」と気が変わったのは、BS日テレ ぶらぶら美術・博物館でゴヤ展を取り上げていて(HPはこちら)大変興味を持ったからです。

上記パンフレット掲載の「着衣のマハ」は「裸のマハ」と対になるゴヤの代表作。山田五郎氏のわかりやすい解説で、いろいろと理解できた点がありました。

1)何でわざわざ「着衣のマハ」が取りざたされるのか? 「裸のマハ」は当時の倫理観からNGだったのだそうです。西欧絵画では裸体画は古くからよく見かけるのになぜなんでしょう?裸体画は《宗教画》という口実?があって初めて許されるものだったのだそうです。

2)「マハ」とは庶民の女性のことを指す言葉なのだそうです。私てっきりモデル女性の名前だとばかり思い込んでいました。「マハ」の反対言葉は「マホ」。モガ、モボみたいで面白いでしょ(汗)。

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「日傘」1777年
傘を差しかけているのは、使用人の庶民男性=マホですね。

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「スペイン王子フランシスコ・デ・パウラの肖像」1800年
宮廷画家としてのゴヤの代表作の1つ。

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「自画像」1815年

 スペインの巨匠フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)の油彩画25点と、素描40点、版画6点が国立プラド美術館からの出品、さらに国立西洋美術館所蔵の版画51点を加えた計123点が展示されています。油彩画25点をじっくり味わえましたが、版画・素描にはあまり強い関心を持ちませんので、さっと流してみた感じです。所要時間も3,40分で見て回れました。

★★★
上掲のぶらぶら美術博物館で、「ながら」で見ていたもので、うっかり勘違いしてしまいました。大作ルイス・デ・ボルボン親王一家の肖像は、出品されてなかったのですね。冷や汗ものでした(*_*) 
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【展覧会】 瑛九展 埼玉県近代美術館/うらわ美術館
2012年01月04日 (水) | 編集 |
瑛九展
  生誕100周年記念

 埼玉県近代美術館/うらわ美術館 共同開催 2011/9/10~11/6 (終了) HPはこちら

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瑛九という名は、日本の常設展・展覧会などで散見することはあっても、まとめて作品を鑑賞する機会はありませんでした。瑛九という名前から、短絡的に日本人ではないのかなぁなど考えていたのですが、本名は杉田秀夫(1911-1960)といい、宮崎生まれ、のちに浦和にアトリエを構えた画家です。

 生誕100年を記念してかつてない規模での展覧会が開催されました。作品数もさることながら、瑛九という画家を多角的に分析し、テーマごとに分類して作品を掲載した非常に意義深い展覧会でした。

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左:「マッチの軌跡」1936年 右:「花」1956年

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左:「黄色い花」1958年 右:「ブーケ<花束>」1959年

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「空の目」1957年

パウル・クレー、カンディンスキーに似た感じの抽象画かなという雑駁な予備知識だけで訪れた展覧会でしたが、とことんどっぷりはまってしまいました。円や点を使って独自の広がりと奥行きのある世界を展開する瑛九の世界にもっと足を踏み入れたいと感じました。

油絵、版画、コラージュ、フォト・デッサンなど幅広い技法で絵を描いています。美術評論、エスペラント語など多岐にわたる活動を行った画家でもあります。

★★★★★
図録を購入して、何度も繰り返し眺めています。収穫の非常に多い展覧会でした。なかなかの好企画です。ここまで本格的で充実した展覧会は珍しいですね。

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【展覧会】 モーリス・ドニ 損保ジャパン東郷青児美術館 
2012年01月03日 (火) | 編集 |
モーリス・ドニ
  いのちの輝き、子どものいる風景 

 損保ジャパン東郷青児美術館 2011/9/10~11/13 (終了) HPはこちら

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 「家族の肖像」1902年

モーリス・ドニ(1870-1940)はフランス象徴派を代表する画家。宗教画や家族・子どもをテーマにした作品を数多く残しています。今回の展覧会はドニの描く家族・子どもを主題とした作品を中心にした展覧会でした。

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 「バルコニーの子どもたち、ヴェネツィアにて」1907年
 イタリアのヴェネツィアを家族と旅したときの作品。背景にサン・ジョルジョ=マッジョーレ教会、中央は4女マドレーヌ、お揃いの服を着た左右の姉妹。左はベルナデット、右はアンヌ=マリー。
 写真やスケッチをもとにして描いていますが、構図的にはさらに改良を加えています。

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 「子どもの身づくろい」1899年
 上の左の姉ベルナデットが赤ちゃんのときの絵。髪をスポンジで洗っている場面ですが、ふくよかな肉感、赤みを帯びた皮膚など、優しさ・温かみがあふれる描写です。

★★★
ボナールらとナビ派を結成したドニですが、ボナールの暖色系で素朴な味わいとも共通する部分を感じますね。その後、スイスのセガンティーニ展が行われましたが、期間が1カ月ほどだったので、残念ながら見逃してしまいました。

 しばらく展覧会記事が続きます。クラシック、ジャズ、近代建築、落語…書きたくてうずうずしていますが、書く順番で迷ってるとまた時日が経ってしまいますので、半ば強制的に展覧会記事を吐き出していきますm(__)m

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【展覧会】 アンリ・ル・シダネル展
2012年01月02日 (月) | 編集 |
アンリ・ル・シダネル展 
 埼玉県立近代美術館 2011/11/12~2012/2/5 HPはこちら

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アンリ・ル・シダネル(1862-1939)は、20世紀初めに活躍したフランスの画家。「やわらかな色彩で光をとらえる独自の作風」で、「薔薇と月夜を愛した画家」というキャッチフレーズがぴったりの画家でした。フランス、オランダの美術館から集められた70余点の展覧会です。
 浅学な当方には、初めて見聞きする画家でしたが、鑑賞後にはすっかり心を奪われてしまいました。ほんのり淡く光る薔薇、うっすらと照らす月明かり、窓の灯りからは幸せな家族のぬくもりも伝わってきます。思わず笑みがこぼれてしまうような絵画群です。

 アンリ・ル・シダネルは、印象派の画家なのかと一見思いますが、ピサロ、モネら印象派の影響を受けつつ独自の作風を築いた画家なのだそうです。

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 「薔薇の花に覆われた家」(1928年)
 薔薇の花を愛したル・シダネルは、村全体をバラで埋め尽くそうと考えたそうです。

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 「テーブルと家」(1935年)
 ル・シダネルの得意としたモチーフ、庭のテーブルと薔薇の花です。

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 「運河」(1901年)
 黄昏時の薄明かりと、運河に映る建物の影が印象的です。

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 「コンコルド広場」(1909年)
 夕暮れのコンコルド広場のイルミネーションがゆらめき輝いています。
 塔の先端を構図からカットして描いているのが、妙に気になりました。他でも上端をカットして描いている作品が散見されました。よくよく鑑賞してみると、実際、この方がどっしり落ち着いた構図になっているようですね。
 全くの余談ですが、当方、建物の写真を撮るときに、建物の上端を必ずフレーム内に収めようとします。しかし、それも善し悪しなんですね。杓子定規な固定観念ではバリエーションのある写真が撮れないかもしれません。

★★★★
展覧会紹介チラシ掲載の絵に興味を持って出かけました。思った以上に現物の色彩感が素晴らしく、大正解の展覧会でした。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
というほど去年もブログ活動できなかったのがとても残念です。お正月休みに少し書く時間がありますが、果たしてコンスタントに続けていけるだけのエネルギーが残っているでしょうか。表現力や筆力もだんだん衰えてきているようで、悔しく思っています。

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