



2012年09月21日 (金) | 編集 |
清風亭 | |
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文化財 | 県指定有形文化財 |
竣工 | 1926(大15)年 |
場所 | 埼玉県深谷市起会110-1 |
公開 | 内部の見学・撮影可 |
開室 | 9:00-17:00 年末年始休 |
URL | HP |
アクセス | JR深谷駅バス20分 |
MAP | GOOGLEマップ |
誠之堂と同じく世田谷区の第一銀行施設誠和園内にあった建物を、平成11年から深谷市の大寄公民館敷地内に移転再現し、公開されています。かつて誠之堂と清風亭が設置されていた位置関係を保持して再現されているそうです。

第一銀行の第2代頭取の佐々木勇之助氏の古希記念に建てられた建物。南欧田園趣味を取り入れた鉄筋コンクリート造り。ちなみに初代の頭取が渋沢栄一氏で、その引退後に佐々木氏が頭取に就任したそうです。


窓枠にはステンドグラスの飾り、右は暖炉のレリーフです。


側面のアーチ型窓枠と、樋にさりげなく彫られたセミの装飾。


窓越しに誠之堂が臨めます。
次は渋沢栄一の生家に向かいます。
★★★
ちなみに第一銀行とは、当初は国立第一銀行だったそうで、その後第一勧業銀行⇒みずほ銀行となっています。明治に設立された第「数字」銀行という名称は、第百五十三銀行まであったそうですが、今でもその名称が用いられている銀行は、第四銀行(新潟市)、十六銀行(岐阜市)、十八銀行(長崎市)、七十七銀行(仙台市)、百五銀行(津市)、百十四銀行(高松市)と計6行あります。
もう少し蛇足・・。国立銀行といっても日銀のことではなく、国の法律に基づいて設立された銀行という意味なのだそうで、国立銀行条例(明治5年)に基づいて設立された銀行が、先にふれた153銀行あったということらしいです。



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