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【展覧会】 ジェームズ・アンソール展 損保ジャパン東郷青児美術館
2012年11月13日 (火) | 編集 |
アントワープ王立美術館所蔵
ジャームズ・アンソール -写実と幻想の系譜-
2012/9/8~11/11(終了) 損保ジャパン東郷青児美術館(HP)

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(陰謀 18904年)

ジェームズ・アンソール(1860~1949)は、ベルギー近代美術を代表する画家のひとりです。仮面や骸骨など、グロテスクなモティーフを用いながら人間の心の奥底に潜む感情を独創的に表現し、シュルレアリスムや表現主義など、後の絵画運動に影響をあたえました。その一方で、アンソールは伝統的なフランドル絵画や、外光主義をはじめとする19世紀の主要な絵画運動から影響を受けていました。本展覧会は世界で最も多くアンソールの作品を所蔵するアントワープ王立美術館のコレクションより、素描を含む約50点のアンソール作品をフランドルや同時代の画家の作品と共に展示し、アンソールの芸術を生み出した写実と幻想の系譜をたどります。」(主催者紹介文からの引用)

ポール・デルヴォー、ルネ・マグリット、ジェームズ・アンソールの3人は、ベルギー近代絵画の3大巨匠と呼ばれます。先週はポール・デルヴォーの作品に病みつきになってしまい、今回最終日にジェームス・アンソール展に駆け込みました。

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(首吊り死体を奪い合う骸骨たち 1891年)

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(絵を描く骸骨 1896年)

骸骨モティーフは、ポール・デルヴォーもよく用いていました。比較対照してみると面白いです。ところで、ポール・デルヴォーも、ジュームズ・アンソールも後半生は功成り名遂げて、いずれも恵まれた生活を送っていたようですが、逆に作品価値が高い時期はスタイルを確立した時期、10年前後くらいに限られるんですね。

アンソールの確立したグロテスク絵画に至るまでの作品スタイルの変遷を丁寧に追った展覧会になっています。クールベやヴァン・エスらの作品と比較しながら、静物画、人物画、風景画など独自のスタイルを確立するまでの作品が多く展示されていました。

ただ、正直に本音を申しますと、グロテスク絵画としての代表的な作品群の展示が非常に薄く、本記事で掲げた3作品くらいしかありませんでした。作風の変遷、画家の系譜的な部分にももちろん大きな興味はありますが、それ以上に代表作をたくさん見たかったというのが偽らざる本心です。

★★
もうやだが最も好きなのはモディリアニ、ローランサン、ユトリロ、シャガールらのエコール・ド・パリの作家たちです。印象派もそこそこ好きですが、現在ベルギー絵画に傾倒し始めています。ちなみに、ツタンカーメン展とか、正倉院展とかって全然興味を持てないのですよ。仏像とか工芸とかも猫に小判なもんですから。
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