クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
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第576回 紀伊国屋寄席 12/30(日)
2012年12月31日 (月) | 編集 |


第576回 紀伊国屋寄席

■ 12/30(日)18:30 紀伊國屋ホール


1. 入船亭遊一:ぞろぞろ

2. 三遊亭萬窓:三井の大黒

3. 柳家さん喬:鼠 穴

4. 昭和のいる こいる

5. 柳家小さん:碁どろ


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【紀伊國屋寄席】
 毎月定例の紀伊國屋寄席。月曜開催が多いので、定期的に行くことは無理ですが、12月師走の会はいつも暮れも押し迫った頃に行われるので、1年の聴き納めの会として楽しみにしています。

入船亭遊一のぞろぞろ。神様が出雲に行って…、誰がどうしてどうなったという脈絡・筋書き、5W1Hが頭に入ってきませんでした。まあ草鞋がご利益でどんどん売れたには売れたんでしょうけれど。三遊亭萬窓の三井の大黒。楽しみにしていた噺。左甚五郎のキャラクターは面白くは描かれていました。甚五郎の神がかり的なところがもっと出ると良かったです。柳家小さんの碁どろ。枕でも落ち着きや貫禄が出てきました。泥棒の間抜けなところがもう少し飄々と出せると良かったです。

柳家さん喬の鼠穴。期待通り、期待以上の出来栄えで大いに感動いたしました。夢になってからの兄さのまあ憎たらしいこと、それと対照的に竹次郎が首をくくるまでの流れのあまりに哀れで悲しいこと。みじめであわれな竹次郎にどっぷり感情移入して、すっかりどんよりしてしまいました。さん喬師匠の人物描写・背景描写が実に巧みで、約40分ほどの長講でしたが、息をもつかせぬ緊張感あふれる熱演でした。今回はこの演目が一番のお目当てでもあり、大満足の年越し落語でした。帯久とも雰囲気がかぶるところがありますね。火事で身代を失ってしまう恐ろしさ、非人情な兄・帯屋久七とがオーバーラップします。

★★★★
当方、クラシック、ジャズ、落語、絵画、近代建築巡りという5本柱で行動しています。今年をごく簡単に回顧すると、クラシックは、日フィル、N響の定期会員を軸に、恒例のLFJ、そして手を広げてジャニーヌ・ヤンセン、アンヌ・ケフェレックくらいまで。回数は前年比で、軸以外の部分・プラスアルファ部分が随分少なくなりました。ジャズは残念ながらコンコードジャズのみ。落語は雲助師匠の追っかけを始めた関係で、定席を含めて前年比で倍くらいになりました。小三治師匠の追っかけ回数は随分減りまして、今年は3回行ったくらいでした。展覧会は、自分にとっての向き不向きがあることが大分理解できてきたので、興味のもてそうなものに限りおよそ月1~2回ペース。これも前年比で少し減りました。近代建築巡りは、関東近郊で見て歩くところが減ってきた関係上、山形、岐阜、松本、大阪、栃木などへと足を伸ばし、休みの度にどこへ出かけようかと虎視眈々と計画を立てています。
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テーマ:落語
ジャンル:お笑い
【Classic Live】 ジャニーヌ・ヤンセン フィリアホール 11.30
2012年12月20日 (木) | 編集 |
ジャニーヌ・ヤンセン
(Janine Jansen)
ヴァイオリン・リサイタル
 
11/30(金)19:00開演 
 於:フィリアホール

1. ベートーヴェン:ヴァオリン・ソナタ第5番「春」
2. ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
3. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
4. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
〈アンコール〉
・フォーレ: 夢のあとに
・シマノフスキー: アルトゥーサの泉
・ドビュッシー:美しい夕暮れ       

vl: ジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)
p: イタマール・ゴラン(Itamar Golan)

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【ジャニーヌ・ヤンセン】 
  ジャニーヌ・ヤンセンさんの2012リサイタルは、王子ホール、紀尾井ホールと行われ、フィリアホールが最終日でした。プログラムは紀尾井ホールと同じ。なお、王子ホールでの記事はこちら。最終日とあってか、緊張感がほぐれ、よりリラックスした自然体のヤンセンさんが随所にみられました。

 【プログラムと楽曲】 
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」。軽やかで涼風のような爽快・軽妙な演奏でした。
 ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。静寂の間を生かしたピアノとのコラボレーションが大変魅力的。深みの中に静けさをたたえた独特の音楽空間が構築されました。今回のリサイタルでは最も感銘を受けました。
 フランクのヴァイオリン・ソナタ。ヤンセンさんの変幻自在さや緩急・表情の変化などが大いに生かされた楽曲でした。憂いに満ちた美しさ、艶美な音色、うるおいあふれる情感が漂う名演でした。ピアノが歯切れ悪く感じてしまった部分が少し残念でした。
 サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチョーソ。ジプシー的旋律を含んだ超絶技巧的な楽曲。軽快に弾きこなすヤンセンさんのヴァイオリンが耳に心地よかったです。
 アンコール曲は3曲。特に王子ホールでも聴いた「フォーレ・夢のあとに」は印象深かったです。

【サイン会】 
  今回のサイン会も大盛況。長蛇の行列でした。今回はポーズをとってくれたりとサービス満載。フィリアホールは皆さんヤンセンさんに賛辞や謝辞をたくさん投げかけて、とてもアットホームな雰囲気でいっぱいの良いお客さんたちでした。自分も負けずに、今日はアンコール3曲もありがとうございます。といったら、にこやかに微笑んでくださいました。


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ピアノのイタマール・ゴラン氏とのツーショット。リクエストに応えてポーズをとってくれました。

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その写真もクリックすると大きな画像がみられます。 

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プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番

★★★★★
上の写真のように、最後は手を振ってお別れしました。皆さん最後まで名残惜しく見送っていました。またぜひ来てください!
 
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
【Classic Live】 ジャニーヌ・ヤンセン 王子ホール 11.27
2012年12月11日 (火) | 編集 |
ジャニーヌ・ヤンセン
(Janine Jansen)
ヴァイオリン・リサイタル
 
11/27(火)19:00開演 
 於:王子ホール

1. ベートーヴェン:ヴァオリン・ソナタ第5番「春」
2. シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
    アレトゥーサの泉/ナルシス/ドリアードとパン
3. メシアン:主題と変奏
4. デュビュニョン:恍惚のひととき、
  眠りの神ヒュプノス、モンフォール・ラモリーに戻って
5. ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
〈アンコール〉
・フォーレ: 夢のあとに
・バルトーク: ルーマニアン・ダンス       

vl: ジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)
p: イタマール・ゴラン(Itamar Golan)


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【ジャニーヌ・ヤンセン】 
  ジャニーヌ・ヤンセンさん、待望の日本初リサイタル。11/27王子ホール、11/28紀尾井ホール、11/30フィリアホールの3ヶ所で行われました。11/21.22には、エド・デ・ワールト指揮、N響サントリーホール定期公演で、ブルッフのヴァイオリン協奏曲を演じました。上記5公演全部心底行きたいと思いましたが、そこは勤め人の定め(>_<)、11/27王子ホールと11/30フィリアホールの2公演しか(!)行けませんでした。追っかけを自称するわりには、はなはだ情けない限りです。

 リサイタルのプログラムですが、王子ホールだけが独自のプログラム構成で、紀尾井ホール、フィリアホールとは同じ演目でした。王子ホールの上掲2-4に変わって、紀尾井ホール、フィリアホールでは、フランクのヴァイオリンソナタ、サン=サーンスの序奏とカプリチョーソが組み込まれてました。王子ホールだけで演奏されたシマノフスキー、メシアン、デュビュニョンの楽曲が聞けたのは大変貴重な体験でした。

 【プログラムと楽曲】 
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」。つややかな光沢のある情趣あふれる演奏でした。きちんと枠にはまった地味めの演奏で、飛躍し舞い踊るようなヤンセンさんの個性が発揮される楽曲ではなさそうです。
 シマノフスキの神話-3つの詩。フレーズや音を幾重にも積み重ねた夢幻の世界を醸し出した演奏でした。ヤンセンさん「らしさ」が大いに発揮された楽曲で、細微にわたる表現、デリケートな感性など、随所に光る部分がありました。
 メシアンの主題と変奏。跳梁跋扈するような不可思議なコラボレーション。ヴァイオリンとピアノのかけひき、せめぎあいに妙が印象的でした。ここでの快演は、イタマール・ゴラン氏のサポートも大きく貢献しています。相性が抜群に良いです。
 デュビュニョン作曲の楽曲群は、ヤンセンさんに献呈されたもの。強く訴えかける熱情、みなぎる力。彼女の魅力を最大限に引き出していますね。彼女の独壇場とも言える演奏でした。
 ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。フランス音楽の幻想美を体現した秀逸な演奏。極彩色な華麗さと絶妙な間合いに精神的な深みをも感取しました。
 アンコール曲の「フォーレ・夢のあとに」は曲が終わってもそのまま瞑目していたいような心地よさの極地でした。バルトークのハンガリアン・ダンスは、強烈な火を吹くような演奏。ふだんあまり見せないようなヤンセンさんの烈しい一面が見られて興味深かったです。

【魅力のポイント】 
  ジャニーヌ・ヤンセンさんのヴァイオリン。どこにそれほどまでの魅力を感じるのか?今回の公演を通して自分なりに考えてみました。
 わりとよくみかけるヴァイオリン奏者に、ヴァイオリンにエネルギーをぶつけていくタイプ。ガツガツガンガン、ギシギシガリガリというと失礼ですが、力強くエネルギッシュに爆発する印象のヴァイオリニストです。こういった方々は、いかにもパフォーマンスとしては派手ですが、音だけのCDなどで聞くと耳障りな場合も少なくありません。無駄な力が入りすぎて、ヴァイオリン弓の糸がブツブツ切れていることが多いです。
 もうひとつは繊細さに徹底したタイプ。ヴァイオリンから音を引き出すタイプで、なめらかで優しい音をだすことを信条としているタイプ。N響の堀さん、ウィーンフィルのキュッヒルさんなどはヴァイオリンから繊細な音を引き出す名人だと思います。

 ヤンセンさんの場合、ヴァイオリンにぶつけていくタイプでも、ヴァイオリンから引き出すタイプでもないようなのです。弓も端から端までつかいきり、よどみなくなめらかで縦横に楽器の可能性を導き出しています。口幅ったいですが、ヴァイオリンと一体化しているという印象が強いのです。気負いや思い入れを表に出さず、冷静に計算し尽くした演奏スタイルに魅力を感じます。それだけに、上記のバルトークのルーマニアン・ダンスで激しく乱れるような演奏を聴かせてくれたのが意外な一面をみた思いで、大変インパクトが強かったです。

【サイン会】 
  演奏中はわりとクールな印象ですが、サイン会では満面の笑み、多彩な表情でギャラリーを楽しませてくれました。サイン以外にも撮影にも応じてくれたりと、気さくな人柄にもまたまた感動。

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クリックすると大きな画像もみられます。このあとフィリアホールではもっと良い写真が撮れましたよ。 

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Beau Soir

★★★★★
これからますます人気がでてくるヴァイオリン奏者だと思います。ジャニーヌ・ヤンセンで検索すると当方の以前の記事(こちら)が2番目に表示される(あれ?現在14番目にダウン(^^ゞ)のですが、これも「マニア」としては大いに励みになるところです。次はフィリアホールの記事を書きます。
 
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