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宮本輝 人生の歩き方 4回(了)
2008年04月13日 (日) | 編集 |
第4回 50を過ぎた情熱

【人間の業と母の死】
母は晩年に2度目のアルコール依存症となった。「好きなだけ飲み」と言うとあっという間に8合飲んだ。母を座敷牢のようにして軟禁し、攻防に疲れた頃ハタと止まった。人はそれぞれに「業」をもっている。悪い業が切れるとき闘いがあるものだと宮本輝は言う。

平成3年母が亡くなったとき、宮本は「突然行列の先頭に押し出されたような気分」(井上靖の言葉)になった。これからはすべて自分の責任で生きていかなければならないという自覚という意味で、当方はこのしみじみとした実感を受け止めました。奥行きのある言葉ですね。

【50を過ぎた情熱】
宮本は「50を過ぎた人の情熱しか信じない」という言葉の意味を早くから考えてきた。そして、50歳を迎えたとき、クマラジュウの跡を追うことを決意して西安からイスラマバードまでの6700kmを旅した。クマラジュウは50歳まで幽閉され、50にして初めて自分のやりたい仕事をすることができた。その跡を追ったわけである。

「人生何が起こるかわからない」「よくあの時間違った方向へ行かなかったな」と思うことがある。しかし、人生何一つ無駄なことはない。あのとき思い通りに行かなくてよかった。それこそが宝物である。というのが、宮本の生きてきた実感である。

【作家・宮本輝
「宮本ってのは悪をかけない作家だ」という評論家がいる。しかし宮本は、それは私の仕事ではないと信じている。心根の豊かな清潔なもの、言葉にはできない深いもの、水だと思って飲んだら血だった。そんな文章を目指していると宮本は語る。人間の営みがあるだけの水のような小説を読んで、ある化学反応を起こす。「こんなすごいことが秘められていたのか」という文章を目指し続けていると言う。

日々の何の変哲のない日常にこそ大きな喜びや悲劇が潜んでいるという意味で当方は理解しました。営々とした毎日に私たちはもっともっと深く感じ、涙すべきなのかもしれません。

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