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5/18 サロン・コンサート(横川晴児) 見聞録
2008年05月19日 (月) | 編集 |
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横川晴児プロデュース
サロン・コンサート 「スペシャル・ガラ
5/18(日)16:00 於:習志野文化ホール

《出演者》
横川晴児(cl),篠崎史紀、小林美恵(vn)、川本嘉子(va)、向山佳絵子(vc)、吉田秀(cb)、宮崎由美香(fl)、池田昭子(ob)、水谷上総(fg)、今井仁志(hr)、井川明彦(tp)、早川りさこ(hp)、野平一郎(pf)  〔傍線はN響団員〕
  
《演目》
モーツァルト:ピアノソナタ11番 (フルート、オーボエ、ハープによる編成/宮崎、池田、早川)
シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」より第4楽章 (篠崎、川本、向山、吉田、野平)
プーランク:ピアノと管楽器のための六重奏曲 (宮崎、池田、横川、水谷、今井、野平)
ラヴェル:七重奏曲「序奏とアレグロ」(早川、宮崎、横川、小林、篠崎、川本、向山)
マルティヌー:バレエ音楽「調理場のレヴュー」(横川、水谷、井川、小林、向山、野平)
シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803より第1楽章(篠崎、小林、川本、向山、吉田、横川、水谷、今井)

 N響クラリネット首席奏者の横川晴児氏が、習志野文化会館にて定期的に行っているサロン・コンサートの集大成である「スペシャル・ガラ」コンサート。習志野文化ホール開館30周年を記念してのコンサートでもありました。
 N響メンバーを中心に、各楽器の第一人者を集めた豪華な顔ぶれで、普段組みにくい編成の曲も多く組まれており、貴重なコンサートでした。

 モーツァルトのピアノソナタは、フルート、オーボエ、ハープという珍しい編成での演奏。実力と華やかさを兼ね備えた女性3人による流麗な演奏にうっとりしました。
 
 シューベルト「鱒」の前には、「鱒」についての篠崎史紀氏のトークがありました。ドイツでは、日本ほど魚の明確な区分はなされず、海抜600m以上のところには「鱒」はいないなどの理由から、「岩魚」が正しいはずというお話でした。篠崎さん、川本さん、向山さんと揃うとさすがに最高峰のアンサンブルですね。完成度の高い優美で味わい深い演奏でした。

 プーランクの六重奏曲は、5つの管楽器とピアノという珍しい編成。ポール・メイエ(cl)他による「プーランク・室内楽全集」で聴いたことがありますが、本腰を入れて聴いたのは初めて。随所に各管楽器の特徴を生かしたフレーズが盛り込まれており、たとえば、クラリネットとオーボエとか、オーボエとファゴットといったようにいろいろな組合せでの合奏もあって楽しめました。

 ラヴェル:七重奏曲「序奏とアレグロ」。ハープ会社から依頼を受けてラベルが短期間で完成した作品。「一流の演奏者(特にハープ)を揃えることがなかなか難しく、演奏機会も少ないが、非常にすばらしくよくできた曲である」との横川さんのコメントがまずありました。今回の演奏会では一番記憶に残る秀演だったと思います。弦楽四重奏+ハープ+フルート+クラリネットという七重奏ですが、ハープのソロも大きくフューチャーされており、ハープの魅力と早川さんの演奏を存分に満喫できました。ちなみに、ドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」はライバル会社のハープ会社から依頼を受けて同時期に完成された作品なんだそうです。

 マルティヌー:バレエ音楽「調理場のメニュー」は、非常に難易度の高い楽曲との横川さんのコメントを受けて始まりました。クラリネット、ファゴット、トランペット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの6重奏で、チャールストン、タンゴなどのダンス音楽のモチーフも取り入れられた躍動的な楽曲でした。どっしりと足元を支えていたのはチェロの向山さん、安定感があって重厚な響きですね。トランペットの井川さんはこの曲だけでの登場でした。明朗快活なフレーズが印象に残りました。

 シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803より第1楽章は、ゴールデンオクテットによる出色のアンサンブルを聴かせてくれました。各楽器の音色の素晴らしさ、深みのあるアンサンブル・・室内楽の醍醐味を聴く思いでした。今回はどの演奏者も個々にでも聴きたい人が揃っていましたが、篠崎さん、川本さん、向山さん、早川さん、池田さん、横川さん・・・もうお腹いっぱいです。

 このサロン・コンサートは、定期的に横川氏が2~3人のゲストを招いて、観客150人という少人数で行う形式だったのだそうですが、今回はスペシャルガラとのことで、ホール全体を使ってのコンサートでした。各回ごとに珍しい楽器を使ったりとの斬新な企画も組まれているそうなので、今後は定例のサロンコンサートにもぜひ足を運んでみたいと思いました。

横川さんの気さくなトークやお人柄も、雰囲気を盛り上げてくれました。
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テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
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