クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
芸術都市パリの100年展 見聞録 
2008年06月25日 (水) | 編集 |
s-01.jpg

日仏交流150周年記念 芸術都市パリの100年祭
ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830-1930年
2008.4.25~7.6 於:東京都美術館

 日仏関係150年(日仏修好通商条約・1858~)を記念し、パリをテーマとした近代フランス約100年間の作品を約150点展示しています。パリの情景、風物、人物などをモチーフにした作品をフランスの美術館から集めています。

 何となく焦点がはっきりしない寄せ集めという感は免れないのかなという先入観をもって、あまり期待せずに入りました。入ってすぐの展示では、セーヌ河とボン・デ・ザールなどのほぼ同じ背景を描いたコロー、モネ、シニャックらの作品が集められており、作風や感性の違いを間近に体感できました。

s-02.jpg
ポール・シニャック 「ボン・デ・ザール」1928年

 次のルノワールの作品2点が見られたのも収穫でした。
左の憂いを帯びたパリジェンヌは、ルノワールお気に入りのモンマルトルのモデルで14点の作品に描かれています。右は幸せに満ちた表情の貴婦人で、テーブルの上のバラ、衣服の細かい襞や陰影、ふくよかな手などが印象的です。
s-05.jpg s-R01.jpg
左:ニニ・ロペスの肖像(1876年) 右:ポニエール夫人の肖像(1889年)

 パリの街並みを描いた作品を2つピックアップしてみます。
s-dfg79461sfg4s5df s-u1.jpg
 左はピエール・ボナールの「かわいい洗濯屋さん」(1896年)。石版画ポスターで、重い洗濯ものをかかえる少女の足取りの重さと、小さい犬がユーモラスな作品です。ロートレックにも影響を与えた作品とのことで、なるほどと合点がいきます。
 右は、ユトリロの「コタン小路」(1910-11年頃)。当方が物心つくかつかないかの頃、自宅の額に複製ポスターが飾ってありました。「不思議な場所、こんな路地どこにあるんだろう」「真ん中は壁なんだろうか、行き止まりなんだろうか」とか至らぬ夢想をしながら、眠れぬ夜のお友達だった絵です。実物を見ながらそんな想念にふけったことを思い出しました。「?年一日の如し」走馬灯のようにタイムスリップしてしまいました(^^ゞ ユトリロではもう1点「ベルリオーズの家」という作品も。もちろん高名な作曲家のベルリオーズのことですが、芸術繚乱・パリの充実ぶりを連想させますね。

s-03.jpg
ユッテルの家族」(1921年)
 上は、ユトリロのお母さんであるシュザンヌ・ヴァラドンの作品です。ユトリロのお父さんは定かではないそうです。ヴァラドンは奔放な恋多き生き様で知られる画家で、彼女は作曲家のエリック・サティとも恋仲にあった時期があり、その肖像画も展示されていました。ルノワールの「ブージヴァルの舞踏会」やロートレックの「二日酔い」は彼女がモデルです。

 テーマにあまり一貫性は感じられませんでしたが、ピックアップできる作品がこれだけあったのですから、満足度は言うことなしでしたね。東京上野では7/6までの開催。またも間際の滑り込みでした。

家にかかってた額絵のユトリロにこれだけインスパイアーされるわけですから、幼少時の情操教育って本当に大切なものなんでしょうね。ローランサンの「2人の少女」も壁にかかってました。このあと、コロー展へと向かいました。これが格段に良かった(^_^)/
にほんブログ村 音楽ブログへFC2ブログランキング
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
かなり勢揃いの豪華な展示ですね・・(* ̄(エ) ̄*)
ユトリロ展に昔行った時は、数がもの凄く多くて、見ててかなり疲れたのを思い出しました。
本当にパリの街を歩き回ったみたいな・・(^▽^;)

ルノワールは本当に優しい色使いです。
ロートレックはユニークでおちょくってる感じが凄く好きです。
ユトリロやローランサンの絵を飾るご両親ってセンスありますね。
子どものセンスって親に似るって言いますから、もうやださんも似たんでしょうか・・?
2008/06/30(Mon) 01:21 | URL  | レイコ #XQniAfnc[ 編集]
ユトリロ展、パリの街を歩き回ったみたいって面白いですね(笑)。その通りの感じですよね。
展覧会って、案外歩き回るので足腰も鍛えられる気がします。

ロートレックの評もズバリ言い当ててますね。諧謔的(シニカル)とでも言うんでしょうか、そんな雰囲気がまたいいんですよね。

うちの親もどうなんですかねぇ。無駄に美学を専攻してたり(全然無関係の仕事でした)して、頭でっかちではあったんでしょうけど、そんな方面に興味を持たせてくれたことには感謝ですね(;^_^A
2008/06/30(Mon) 17:35 | URL  | もうやだ #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。