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コロー展 光と追憶の変奏曲 見聞録
2008年06月28日 (土) | 編集 |
コロー展 光と追憶の変奏曲
6/14(土)~8/31(日) 於:国立西洋美術館(上野)
展覧会HPはこちら

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 19世紀フランスの画家カミーユ・コロー(1796~1875)の名作約90点を集めた展示で、「真珠の女」「モルトフォンテーヌの想い出」などの作品が目玉となっている。

 コローは、詩情あふれる森や湖の風景画で有名であるが、人物画・肖像画でも傑作を残している。コローの風景画は、銀灰色の靄とやわらかい光に包まれた独特の抒情的な作風が特徴的である。
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左:ロニーのベリー公爵夫人の城(1840) 右:ドゥエの鐘楼(1871)

 ヴィル・ダブレーとは、コローが青年期に過ごした別荘のあったパリ郊外の村で、後に当時を追憶して描いた作品が多く、これらの作品には抒情的で夢想的な風景が描かれている。深い緑を映す湖面と模糊とした銀灰色のもや、そして構図の中に温かさを加える点景的な人物描写が実に印象的である。コローの配した人物には、優しい息吹が感じられ、これら人物の中に吸い込まれていくような錯覚を覚えてしまう。

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左:モルトフォンテーヌの思い出(1864) 右:ヴィル・ダブレー、白樺のある池(1855-60頃)

 全体的なトーン・配色は決して明るくないが、バルビゾン派にも分類されるコローの作品は、優しく包み込むような田園風景であって、見る者の心を落ち着かせ、うるおいを与えてくれる性質の絵画だと言ってよかろう。

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左:エトルタの風車(1860頃) 右:ヴィル・ダブレー、水門のそばの釣り人(1852)

 人物画も「真珠の女(ページ最上部の絵)」「青い服の婦人」という完璧なまでの完成度をもつ作品に、しばし息をのむ思いだった。ただ、個人的には風景画に真骨頂があるような気がした。

 1時間くらいかけて鑑賞しましたが、もう一回みておきたいと思い、何度か行きつ戻りつしてしまいました。こちらに掲げた作品以外にも、これらに匹敵する印象深い作品が本当に数多く展示されていました。正直な話、機会が許せば、ぜひもう1回見に行きたいと本気で思っています。
 比較対照のためか、コロー以外の画家の作品も合わせて展示されていましたが、どうも集中力をそがれてしまうようであまりいただけませんでした。展示はコローだけでよかったように思います。

時を忘れて堪能できる作品群でした!夏休みいっぱいまで続きますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
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