NHK教育 知るを楽しむ この人この世界 8回放映
「悲劇のロシア ドストエフスキーからショスタコーヴィチまで」 亀山郁夫

前半4回はドストエフスキーの描いた人間の傲慢さをテーマに、後半4回は、スターリン独裁時代と4人の芸術家の関わり方を取り上げています。4人の芸術家とは、マヤコフスキー(詩人)、ブルガノフ(作家)、エイゼンシテイン(映画監督)、ショスタコーヴィッチ(作曲家)の4人です。
ここでは、ショスタコーヴィチを取り上げて、自分なりに紹介してみます。
30年続いたスターリン時代は、大粛清と呼ばれる反対派に対する弾圧が行われ、ロシアで芸術家として生業を立てるためには、独裁政治に表面上屈服し、革命を礼賛する方向性を余儀なくされていました。ショスタコーヴィチは、オペラ「ムツェンスク群のマクベス夫人」が上演禁止となり、「人民の敵」との烙印が押され、起死回生を期して発表した交響曲第5番により名誉を回復します。
【交響曲第5番「革命」は、革命礼賛の音楽か?】
ショスタコーヴィチは、権力に心から服従・屈伏していたのでしょうか。
実は、そうではないようなのです。
ビゼー作曲「カルメン」より「ハバネラ」を聴いてみてください。
カルメンが歌う中、挿入的に周囲がコーラスで”Prends garde a toi!”(危ないよ/信じるな)と何度か叫びます。(ADEF=ラレミファ)というフレーズです。
ショスタコーヴィチの交響曲第5番第4楽章では、冒頭でまず提示され、クライマックス部でもたびたび繰り返される、(ADEF#)のフレーズは、カルメンのハバネラの「危ないよ」のフレーズ(ADEF=ラレミファ)を土台にしたものと考えられます。
しかも、4楽章終末部では、A(ラ)の音が252回繰り返されます。亀山説によれば、Aはロシア語で(私)を意味する言葉だと解されますし、ショスタコーヴィチ本人もインタビューで「Aの音は私だ」と力強く答えているそうです。
お急ぎでなければ、ショスタコーヴィチ第5番第4楽章終末部の演奏をお聞きください。
1つ目は冒頭で(ADEF#)のフレーズが出てきますので、それだけ聴いたら、2つ目にどうぞ。
ララララ・・と続く中(ADEF#)が繰り返されて終局へと向かいます。
(パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団)
つまり、A(ラ)の音の繰り返し=「私」 (ADEF#)=「信じない」
「私は、革命(現政権)を信じない」というメッセージなのです。
心まで腐ってはいないんだぞという芸術家の魂・矜持が、悲痛な叫びとして聴こえてきます。
別の解釈として、「愛の音楽」とみる説もあるそうです。当時ショスタコーヴィチが恋した女性リーリャ(ロシア語で「リャ」は「ラ」を表す)に対するラ音の252回の繰り返し。さらに、リーリャは映画監督R・カルメンと結婚したのだそうです。そんなことから、ショスタコーヴィチの愛の叫びともとることができます。
いずれにせよ、革命賛歌という表面を持ちつつも、「そんなことチャンチャラ可笑しいわい」とばかりに、愛の訴えをしているとしたら、それも本心からの屈伏・服従とは程遠いということになりそうです。
今回は5番についてのみ取り上げましたが、ショスタコーヴィチには交響曲7番・10番などにも権力批判をこめた「二枚舌」的な解釈ができる要素が多々あるそうです。それらについても、機会があったら紹介してみたいと思います。
今年はショスタコ5番は、読響の演奏で聴きました(記事はこちら)。私にとっても思い入れの大きいこの曲。名盤と言ったら、ロジェストヴェンスキーとスヴェトラーノフとかでしょうか。選定できるほどにはまだいたってません。勉強不足です(^^ゞ 上のN響も快演ですね。歓声に応えるコンマス堀正文氏を始め、皆がいつになく満足そうな表情です。
ショスタコーヴィチの第5番は、略して「タコ5」ということもあります。「ツウですな〜」ってほんまかいなε=(/*~▽)/
全くの余談ですが、当方高校時代に吹奏楽部でクラリネットをやっておりまして、この5番の4楽章を演奏したことがありましたね。入部したきっかけは、ステージ上でみた先輩にあこがれて・・という不純な動機。でもオネエタマは3年生だったのでコンクールのときに会ったくらいで、言葉もひとことふたこと交わしたくらいでした(号泣)。「意味ねぇじゃん!」(激汗)


「悲劇のロシア ドストエフスキーからショスタコーヴィチまで」 亀山郁夫

前半4回はドストエフスキーの描いた人間の傲慢さをテーマに、後半4回は、スターリン独裁時代と4人の芸術家の関わり方を取り上げています。4人の芸術家とは、マヤコフスキー(詩人)、ブルガノフ(作家)、エイゼンシテイン(映画監督)、ショスタコーヴィッチ(作曲家)の4人です。
ここでは、ショスタコーヴィチを取り上げて、自分なりに紹介してみます。
30年続いたスターリン時代は、大粛清と呼ばれる反対派に対する弾圧が行われ、ロシアで芸術家として生業を立てるためには、独裁政治に表面上屈服し、革命を礼賛する方向性を余儀なくされていました。ショスタコーヴィチは、オペラ「ムツェンスク群のマクベス夫人」が上演禁止となり、「人民の敵」との烙印が押され、起死回生を期して発表した交響曲第5番により名誉を回復します。
【交響曲第5番「革命」は、革命礼賛の音楽か?】
ショスタコーヴィチは、権力に心から服従・屈伏していたのでしょうか。
実は、そうではないようなのです。
ビゼー作曲「カルメン」より「ハバネラ」を聴いてみてください。
カルメンが歌う中、挿入的に周囲がコーラスで”Prends garde a toi!”(危ないよ/信じるな)と何度か叫びます。(ADEF=ラレミファ)というフレーズです。
ショスタコーヴィチの交響曲第5番第4楽章では、冒頭でまず提示され、クライマックス部でもたびたび繰り返される、(ADEF#)のフレーズは、カルメンのハバネラの「危ないよ」のフレーズ(ADEF=ラレミファ)を土台にしたものと考えられます。
しかも、4楽章終末部では、A(ラ)の音が252回繰り返されます。亀山説によれば、Aはロシア語で(私)を意味する言葉だと解されますし、ショスタコーヴィチ本人もインタビューで「Aの音は私だ」と力強く答えているそうです。
お急ぎでなければ、ショスタコーヴィチ第5番第4楽章終末部の演奏をお聞きください。
1つ目は冒頭で(ADEF#)のフレーズが出てきますので、それだけ聴いたら、2つ目にどうぞ。
ララララ・・と続く中(ADEF#)が繰り返されて終局へと向かいます。
(パーヴォ・ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団)
つまり、A(ラ)の音の繰り返し=「私」 (ADEF#)=「信じない」
「私は、革命(現政権)を信じない」というメッセージなのです。
心まで腐ってはいないんだぞという芸術家の魂・矜持が、悲痛な叫びとして聴こえてきます。
別の解釈として、「愛の音楽」とみる説もあるそうです。当時ショスタコーヴィチが恋した女性リーリャ(ロシア語で「リャ」は「ラ」を表す)に対するラ音の252回の繰り返し。さらに、リーリャは映画監督R・カルメンと結婚したのだそうです。そんなことから、ショスタコーヴィチの愛の叫びともとることができます。
いずれにせよ、革命賛歌という表面を持ちつつも、「そんなことチャンチャラ可笑しいわい」とばかりに、愛の訴えをしているとしたら、それも本心からの屈伏・服従とは程遠いということになりそうです。
今回は5番についてのみ取り上げましたが、ショスタコーヴィチには交響曲7番・10番などにも権力批判をこめた「二枚舌」的な解釈ができる要素が多々あるそうです。それらについても、機会があったら紹介してみたいと思います。
今年はショスタコ5番は、読響の演奏で聴きました(記事はこちら)。私にとっても思い入れの大きいこの曲。名盤と言ったら、ロジェストヴェンスキーとスヴェトラーノフとかでしょうか。選定できるほどにはまだいたってません。勉強不足です(^^ゞ 上のN響も快演ですね。歓声に応えるコンマス堀正文氏を始め、皆がいつになく満足そうな表情です。
ショスタコーヴィチの第5番は、略して「タコ5」ということもあります。「ツウですな〜」ってほんまかいなε=(/*~▽)/
全くの余談ですが、当方高校時代に吹奏楽部でクラリネットをやっておりまして、この5番の4楽章を演奏したことがありましたね。入部したきっかけは、ステージ上でみた先輩にあこがれて・・という不純な動機。でもオネエタマは3年生だったのでコンクールのときに会ったくらいで、言葉もひとことふたこと交わしたくらいでした(号泣)。「意味ねぇじゃん!」(激汗)
この記事へのコメント
私はツウじゃないけど、いちおう言ってみました!
この曲、生で何度か聴きましたが、佐渡さん指揮はもうもうもう^^ 佐渡さんの汗が私に飛んで来ちゃうんじゃなかろうかと、ある意味ハラハラドキドキ。非常にカッコイイ曲ですよね。この4楽章は私の中で 「宇宙戦艦ヤマト」 って感じ(笑)
クラリネット吹かれてたんですか!
不順な動機?私もありますよ。短大時代、大好きだった男がウィンドサーフィンをしてたので、私も道具揃えちゃって、同じ海で始めちゃった!思い切り片思いだったので、ある意味ストーカーだったかもねー(笑)
この曲、生で何度か聴きましたが、佐渡さん指揮はもうもうもう^^ 佐渡さんの汗が私に飛んで来ちゃうんじゃなかろうかと、ある意味ハラハラドキドキ。非常にカッコイイ曲ですよね。この4楽章は私の中で 「宇宙戦艦ヤマト」 って感じ(笑)
クラリネット吹かれてたんですか!
不順な動機?私もありますよ。短大時代、大好きだった男がウィンドサーフィンをしてたので、私も道具揃えちゃって、同じ海で始めちゃった!思い切り片思いだったので、ある意味ストーカーだったかもねー(笑)
佐渡さんの指揮は元気いっぱいの熱演ですもんね(^^)「ヤマト」ってのは、まさにずばり言い当ててる感じで、納得ですね~
実戦のヤマトはさっぱりですが、先日999の方は少し手ごたえが・・。時間城モードとかミニョンモードとかは、あまり面白くないです(^^ゞ
ウィンドサーフィンって超かっこいいですね(^^)v 随分費用もかかっちゃったんじゃないですか?動機はユニークでも、マリンスポーツが得意って絶対楽しめますからね。うらやましいです。
実戦のヤマトはさっぱりですが、先日999の方は少し手ごたえが・・。時間城モードとかミニョンモードとかは、あまり面白くないです(^^ゞ
ウィンドサーフィンって超かっこいいですね(^^)v 随分費用もかかっちゃったんじゃないですか?動機はユニークでも、マリンスポーツが得意って絶対楽しめますからね。うらやましいです。
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バスの中では、いつも爆睡で着いたら目が覚めるといった感じ楽チンそのものでした(;^_^A 夫婦ともどこでも寝れるのが特技でして・・。宇宙センターでもねもうやだフカヒレ料理に釣られて 気仙沼へ Part1果物の食べ放題って意外と食べれないもんですよね・・まあ、実際になっている実を採ってその場で味わうのに意味があるのかもしれませんが。
でも、たわわに実ったももと梨レイコフカヒレ料理に釣られて 気仙沼へ Part1バスツアーを利用した旅行って移動が人任せなので楽チンですよね(コラッ!!)
さすがに桃6個は食べれないでしょうww
果物狩りでは友人と競ってイチゴ100個ってのはできまくり大学もないのに・・駅名の謎 (学芸大学前、都立大学前)受験生が間違えて学芸大学前で降りちゃうこともあるらしいんですよね(^^ゞ
私も何の疑問もなくてっきり大学があるもんだと思っていました。
お気づかい頂き本当に恐縮もうやだ大学もないのに・・駅名の謎 (学芸大学前、都立大学前)学芸大学って東小金井だったんですか。
てっきり、東横のあの駅かと思ってました!
まあ、あんな凄い大学に入れるわけもなく
ノーチェックだったし、知らんのも当然かしがちゃ子東京JAZZ2008 "Great American Standards" 見聞録nekoさん、初めましてコメント頂き、本当にうれしいです。
同じ2階の11列目だったんですね(^_^)/
とても素晴らしいステージで、私の方も感動をすぐにでも伝えたくて書いた記事です。
どうももうやだ東京JAZZ2008 "Great American Standards" 見聞録はじめまして!
実は私も、この時
2階の11列目の席で鑑賞していました。
あまりに素晴らしいステージでしたので、
未だ興奮覚めやらず、
といったところです。
遠neko女優さんのギャラ?がちゃ子さんへ書き方がわかりにくくてごめんなさい。1話あたりのギャラなんですよ。トップの人でドラマ全部(12話くらい)だとまずまずの金額。映画よりは安いんでしょうけれどね。
アもうやだチケットの値段 羊4匹?がちゃ子さんへやっぱり1万円が大きな分かれ目になりそうですよね。がちゃ子さんと私とでは、「どれに行くか」という基準がだいぶ違いますけど、クラシックファンもそれこそ人それぞれみもうやだチケットの値段 羊4匹?そうね〜「これは行くっきゃない!」ってもの以外は、10000円以上は出せん(笑) 私はグリモーのコンサート「だけ」は、高額でも行くかな〜(笑) 小山さんは国内オケとがちゃ子女優さんのギャラ?え〜!?TOPでこの金額??
安くないですか!?
まさか1話の金額じゃないですもんね。
もっと高くても良いのに・・・(><)
上戸ちゃんは、沢山ドラマに出るのに
がちゃ子女優さんのギャラ?くりさんへほんとですね。言われてみると確かにCMで人気が高い人が上位に食い込んでいる気がします。視聴率とは連動してなさそうですもんね。
上野樹里さんは、どんどん上がっていもうやだ女優さんのギャラ?この記事、面白いですね♪
上位にランクインした意外な人たち(上戸・伊東)はCM出演料が高い方が多いような・・・。
その分、ドラマ出演のギャラも上がっちゃうんでしょくりよっしぃ 「あひるに大興奮」の巻(+_+)ありがとうございます<(_ _)>>レイコさんへ
機器があまり性能良くないのもありますけど、もうやだはわりともっさりとした物言いをする感じなんですよね(^_^;) 実際寝起きみたいにも聞こえちゃいまもうやだよっしぃ 「あひるに大興奮」の巻(+_+)ププッ!
私もレイコさま同様、「もうやださん寝起き?それとも酔ってる?」なんて思ってしまった!!
よっしぃくんの為にオクで落札
しかも3つ!?
親ばかぶりが微がちゃ子