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N響 1626回定期公演 Cプロ 見聞録
2008年09月22日 (月) | 編集 |
N響 1626回定期公演 Cプロ 
9/20(土) 15:00開演 
 於:NHKホール

1. J.S.バッハ(ウェーベルン編曲):リチェルカータ 
  2. エトヴェシュ:「セブン」
 3. バルトーク:管弦楽のための協奏曲

指揮:ペーテル・エトヴェシュ
NHK交響楽団
ヴァイオリン:諏訪内晶子(2)


 【今回の聴きどころについて】 
 指揮のエトヴェシュは、1944年生まれの作曲家兼指揮者。N響は初タクトですが、2000年には新日本フィルを指揮しています。
  今回の2曲目の「セブン」は、ルツェルン音楽祭の委嘱作品で、作曲家自らの指揮となります。そして、ヴァイオリンソロは、初演時にも演奏した諏訪内晶子ということもあり、非常に魅力的なプログラムです。

 【今回のプログラムについて】
1. J.S.バッハ(ウェーベルン編曲):リチェルカータ
 これは非常に聴きごたえのある作品でした。原曲のフーガを巧みなオーケストレーションにより、波打つような旋律の流れと交錯、躍動感のある展開が繰り広げられる素晴らしい曲。今度CDでもじっくり聴いてみたいです。

2. エドヴェシュ:「セブン」
 客席やバルコニー席にも楽器が配されるユニークな演奏形態。「セブン」とは2003年のコロンビア号事故を題材にした楽曲です。客席などに配された楽員は7人で、コロンビア号で亡くなった7人の宇宙飛行士を象徴するものでもあります。
 楽曲自体でも、7分の4拍子、7連符など「7」を意識した構成になっています。演奏難度も極めて高い曲だと思いますが、N響は作曲者兼指揮者の意向・解釈を十分に吸収・咀嚼した感銘深い演奏を聴かせてくれました。メロディーやリズムなどはとても複雑・難解ですが、音のうねりの中に身をゆだねていくうちに、7人の英霊たちへの荘厳な気持ちがふつふつとわいてくるようなそんな楽曲です。

3. バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 この曲は演奏頻度の高い曲ですが、なかなか個性的な解釈が難しい曲。指揮者がどんな持ち味を引き出すのかに着目しました。各ソロパートの活かし方が非常にうまいですね。複雑なリズムの中で、あふれ出るような音の流れと、絶妙な間を生み出していたと思います。
 エドヴェシュはさすがに現代屈指の作曲家だけに、すみずみまでコントロールされた卓抜な「オケコン」解釈でした。とかく現代音楽にありがちな無機質で機械的な解釈ではなく、血の通った生身の感情が鮮烈に表現できているように思いました。

諏訪内さんのヴァイオリンが聴けたのも大喜びでした。普段と少し違うスタイルと感じました。緻密で繊細なヴァイオリンの調べは、「セブン」での表現のために研究し、工夫されている部分も多かったように思います。
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