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池袋演芸場 (10月上席) 見聞録
2008年10月07日 (火) | 編集 |


池袋演芸場
■ 10/5(日)17:00 夜の部


1. 古今亭駒次:戦国鉄道絵巻

2. 柳家甚語楼:権助芝居

3. アサダ二世:奇術

4. 春風亭柳朝:真田小僧

5. 柳家三三:加賀の千代

6. 昭和のいる・こいる:漫才

7. 桃月庵白酒:転宅

8. 柳亭左龍:粗忽長屋

9. 柳亭市馬:山号寺号

10. 大瀬ゆめじ・うたじ:漫才

11. 古今亭菊之丞:不動坊



 西本智実さん指揮の日本フィルサンデーコンサート(記事はこちら)がハネたのがわりと早い時間だったので、池袋演芸場に向かいました。地下二階にあり約100席ほどの客席は徐々に満席になり、最後は立ち見もでました。
 お目当ては柳亭市馬さんでした。演者は若手主体の編成ですが、実力派本格派揃いで、当方大いに感激した次第です。中途半端な噺をする落語家が2人、3人混ざると、すごく損した気分になるんですが、今回は大いに得した気分です。

【落語の寸評】
1. 古今亭駒次:戦国鉄道絵巻
 駒次さん作の新作落語。鉄道各線を戦国武将に見立てた鉄道絵巻。東急線とJRとの全面対決が始まり、東急7人衆(大井町線、田園都市線、世田谷線・・・)が、西武新宿線、京浜急行線などの援軍を得て、JRに立ち向かっていく。鉄道路線の特徴や乗り入れなどが面白く語られていて、大爆笑してしまいました。実によくできた噺でした。

2. 柳家甚語楼:権助芝居
 若旦那が役が物足りなかったのか欠席した穴埋めをするため、田舎から飯炊き奉公に来ている権助に芝居をさせようとする。東北訛りの強い権助は、セリフを言ってもよく伝わりません。先代小さんの十八番でしたが、田舎者の描写がとても滑稽に伝わってきました。

3. 春風亭柳朝:真田小僧
 真田六文銭の噺に入る前で落ちをつけていました。金坊は父からお小遣いをせびるため、父の知らない間に母が白い服を着た男を家に入れていたと小だしに話し、少しずつ金を巻き上げるが、実は按摩だったというお話。優れた話術で聞く者を引き込む芸ですが、もう少しふくらませる部分や誇張する部分があってもよかったような気がします。

4. 柳家三三:加賀の千代 
 暮れの借金に困った甚兵衛が、長屋のご隠居に無心をするという噺。ご隠居の好々爺的なキャラクターと、甚兵衛の大間抜けなキャラクターがとても印象的に演じられていました。この人うまいですね。人物像がすごくよく表現されています。

5. 桃月庵白酒:転宅
 妾宅に入った泥棒が、あねさんの機転でまんまと一杯食わされてしまう噺。野卑で思慮のない泥棒、年増の色っぽいあねさんの演じ分けが非常に見事です。特にあねさんキャラにはすっかり脱帽してしまうくらい上手でしたね。今回聴いた中では、一押しの噺家さん!

6. 柳亭左龍:粗忽長屋
 浅草寺で行き倒れているのが、自分なのではないかという不可思議で間抜けな噺。荒唐無稽な噺だけに、訥々と語るよりは、もっと破天荒な人物像で笑わせる工夫があった方がよいように思いました。何か分かるようで分からないような部分がありまして、少しもったいない気がします。

7. 柳亭市馬:山号寺号
 市馬さんは、聞く側を楽しくわくわくさせるような気持ちにさせる希有な噺家さん。澱みなくグイと引き込まれるような話術もさすがです。幇間(たいこもち)の一八が、金龍山浅草寺のような山号寺号(たとえば、比叡延暦とか高野金剛峯みたいなもんですね。)の駄洒落を連発する噺。
 おかみさん 拭き掃除
 看護婦さん 赤十字
 お蕎麦屋さん 玉子とじ
 果物屋さん オレンジ
 骨董屋さん ビンテージ
 龍角散 のど大事
 アミノ酸 健康維持
 中国産 誤表示
など、次から次に出てきました。

8. 古今亭菊之丞:不動坊
 じっくり聞かせる噺家さんですね。お滝さんという後家を後添えとしてまんまと娶ることになった吉さんに、近所の住人がいたずらで、前夫の不動坊の幽霊で驚かせようとする。ボケまくるドジな幽霊に抱腹絶倒でした。聴かせどころをしっかり押さえた名演だと思いました。

【こぼれ話】
1.池袋演芸場について
 現在のような地下2階のいす席の演芸場になったのは、15年ほど前だそうです。昔は同じビルの3階に座布団を敷いて聴くような演芸場でした。今演芸場があるところは、昔は女性が見ないような映画を上映するところだったそうです(市馬さん談)。
 演台の後ろには大きなふすまがありますが、そこを開けても何もないってことでした。

 実は、当方昔の池袋演芸場に1回だけ行ったことがあるんですよ。古今亭志ん朝の独演会でしたが、お客は20人くらいで、座布団敷いて聴きました。
 旧演芸場は、お客が3~4人ってことも多く、中学生だった三三が学校が終わって聞きに来ると、下足札が1番だったりしたそうです。実力派の落語家になる人は、若いときからきちんと勉強しているんだなぁというのも実感です。

2. 他の寄席は?
 10月上席は、新宿末広亭では真打ち襲名披露が行われ、上野の鈴本演芸場では名人柳家小三治のトリなのだそうです。「それなのにわざわざなんで池袋演芸場に来たの?(爆)」と言われちゃいました(^^ゞ

3. 柳家小三治師匠のうわさ
 小三治師匠については、「長いマクラを1時間やって10分くらい小言幸兵衛をやって終わりでしょ」という評も出てきました。確かにそんな日もあったなぁ(^_^;)
 ゆめじ・うたじが言うには、小三治や志ん朝の出る席は常に満員札止め。しかもいつも同じお客なのだそうです。両名人は毎日違う演目をやるのですが、困るのは漫才で、「毎日同じのしかやるのがないので困っちゃうなぁ。飽きられちゃうし・・」とのことでした。

4.先代柳家小さん師匠について
 市馬さんが言ってたのは、小さん師匠は池袋演芸場が近くて大好きだったので、出番でなくてもひょっこり登場して噺をしていくことがあったそうです。それは良いのだけれど、本来出番である末広亭などをすっぽかして池袋で演ってるらしいんです(汗)。
 池袋演芸場のこけら落としのときに、小さん師匠は居合抜きをやって落語をやらなかったそうです。そのときに刀を後ろの壁にぶつけて、「ここは狭くてだめだなぁ」とか言ってたらしいです。
 
池袋演芸場は12:30開演で昼夜入れ替えなしで20:30までの8時間たっぷり楽しむことができて、大人2500円です。隠居したら毎日でも入り浸ってしまうかもしれません(^^ゞ 安くて身近なエンターテイメントですね。
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