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風のガーデン 第8話
2008年11月29日 (土) | 編集 |
風のガーデン」(番組HPはこちら)の第8話

 過去の記事: 番組紹介記事 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
 
【あらすじ】
 白鳥貞美(中井貴一)は、富良野のガーデンで岳(神木隆之介)に花言葉や農作業を教わったり、ルイ(黒木メイサ)をキャンピングカーに招き入れたりと親子の交流を深めていく。祖父貞三(緒形拳)は、ルイから貞美が富良野に来ていることを聞き出し、何とか仲直りしようとキャンピングカーに単身乗り込むが、そこで見たのはがんに苦しめられている無惨なわが子であった。
 貞美は、生前葬という同級生による手荒い歓迎を受け、旧交を温める。

【他愛のない感想】
 貞美の同級生たちに、もっぱら女性関係をのみを突っ込まれた貞美はたじたじとなります。ところが、今の貞美の境遇を考えてみると、もう女性関係は身辺整理によって一切なくなっていますね。素の父親として、今できることを真剣に考えているわけです。ある意味、悟ったような心境でもあるのでしょうか。
 
 今回は貞三の貞美に対する心情の吐露が、痛いほど胸を打ちました。
 かなりの長台詞ですが、名優緒形拳氏が生涯かけてたどり着いた高みとも言うべき、迫真の名演技でした。一生記憶にとどめておきたいシーンだと思います。

貞三:「おじいちゃんは君たちを父さんから離しました。離したのには理由があります。君らの父さんには君らを育てる資格も力もないと思ったからです。だからおじいちゃんは、君たちをきちんとした人間に育てようと思ってやってきました。それは覚悟のいることでした。同時に責任の重いことでした。でもおじいちゃんはそれをずっとやってきたつもりです。きちんとした人間に育ててきたつもりです。だから返事くらいきちんと言葉でしてほしいんです。」
ルイ:「ごめんなさい」
貞三:「父親に会いたいだろうことはおじいちゃんにもよくわかります。君の父親はおじいちゃんの息子です。君が父親に会いたいのと同様におじいちゃんだって息子に会いたいです。父さんに富良野に近づくなと言ったことをおじいちゃんはときどき夜中に悔やみます。あんなこと言うべきでなかったとときどき悲しい気持ちになります。いつかきちんと許すべきだとそういう風に思うときがあります。おじいちゃんもいつまでも生きていません。君らの父さんより先に死にます。このままで死んだらおじいちゃんはきっと幸せには死ねないでしょう。おじいちゃんは心の狭い許すべからざる情けない人間です。あいつがここにいて会いにこれないその原因はおじいちゃんにあります。」
 
(中略) 

ルイ:「父さんを怒鳴らないであげてください。」
貞三:「怒鳴りませんよ。仲直りに行くんです。」
 
 このときの貞三の素晴らしいまでの満面の笑みが忘れられません。そのあと貞美の姿を目の当たりにする貞三のあまりにも悲しい表情が心を突き刺します。長い台詞の中で、おじいちゃんからお父さんへとバトンタッチしなくてはという責任感も感じられますよね。にもかかわらず、現実はあまりにも残酷です。父が子を見送らなくてはならないのですから(号泣)。キャンピングカーの外には歓迎会でもらった弔辞が落ちていました。何ともやるせない気持ちになりました。
 貞美と絶縁したときの断固とした貞三の態度の中にひそむ、父親の生の姿も見え隠れしています。自己嫌悪に陥って、自分を責めてしまう心優しい貞三の独白ですよね。

 次週の予告編で、いよいよ貞美は父との再会を果たします。すぐにでも続きをみたいです。

 緒形拳さんやドラマスタッフが、こんな素晴らしいドラマを私たちに残してくれたことに感謝します。緒形さんの姿を見ることができるのも、あと何回でしょうか。しみじみと感慨にふけってしまいます。
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テーマ:風のガーデン
ジャンル:テレビ・ラジオ
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