クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ショパンの音楽日記 11/30
2008年12月07日 (日) | 編集 |
ショパンの音楽日記(HPはこちら)
 最終日11/30(日)のレポートです。

s-2008-12-7-00000.jpgs-2008-12-7-000151.jpg

【概 要】
 熱狂の日(ラ・フォル・ジュルネ)のプロデューサー、ルネ・マルタン氏が手がけた新たなプロジェクトは、ショパンの独奏曲全曲演奏会。東京では、6人のピアニストによる4日間全14公演に及ぶ演奏会でした。当方は、最終日のみの終日参加でした。最終日の演奏曲目は、ショパン28歳・1838年時の作品から、39歳1849年時の絶筆「マズルカ へ短調 op68-4」までの約40曲でした。
 (詳細な演奏曲目は上記画像右/6人のピアニストは下記画像参照)
s-2008-12-7-0002.jpg

【印象に残った作品・演奏について】 
No.10「情熱の奔流」(10:30~)では、ノクターンop.37-1(アンヌ・ケフェレック)の夢幻的な演奏、ノクターン(ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ)の郷愁をこめた軽やかな演奏の対比が印象的で、3つの新しい練習曲(アブデル・ラーマン・エル=バシャ)での情感豊かな瑞々しい演奏も見事でした。ここでのハイライトは、ピアノ・ソナタ第2番「葬送」(イド・バル=シャイ)。間奏部での透明感あふれる詩情は圧巻でした。

No.11「新しい道」(14:00~)では、ワルツop.42(ヌーブルジェ)の柔らかなタッチによる清冽な演奏、ポロネーズop.44(エル=バシャ)による疾風怒濤という感のある演奏、前奏曲(ジュルジアーノ)のクリアで透明感あふれる演奏、ノクターンop48-1(児玉桃)の左手の重厚感と右手のしっとり感の対比が魅力的な演奏、マズルカKKⅡb-5(バル=シャイ)の情緒纏綿たるリリシズムに満ちた演奏、バラード第3番op.47ケフェレック)での表情豊かで細かな機微を再現した名演が印象に残りました。

No.12「豊穣のノアン」(16:00~)では、幻想曲op.49(エル=バシャ)の玲瓏な響き、即興曲(エル=バシャ)でのイメージ豊かな良く歌うピアノに胸を打たれました。マズルカop.50(ケフェレック)での抒情性、バラード第4番(ケフェレック)での陰影に富む、きらめく鍵盤の魔術のような演奏が印象的でした。ポロネーズop.53「英雄」(ヌーブルジェ)では、理知的でクールな演奏が聴かれました。

No.13「孤高の調べ」(18:00~)では、ノクターンop.55(バル=シャイ)のメランコリックで耽美的な演奏。マズルカop.56(ジュジアーノ)では、望郷の念断ちがたく故郷の想いのたけを切々と訴えた演奏が秀逸でした。子守歌op.57(ケフェレック)は、今日のベストワン。内省的な深い瞑想をともなうような、まるで心の吐息のような静けさと温かさを味わった演奏でした。ピアノ・ソナタ第3番(児玉桃)は、緊迫感と躍動感にあふれた快演でした。

No.14「告別のマズルカ」(20:00~)では、創作意欲が著しく低下した時期の演奏でしたが、マズルカop.59(エル=バシャ)での幼時を偲ぶような懐かしさを感じる演奏、ノクターンop.62(エル=バシャ)でのセピア色の風情が漂う秀演、そして最期となるマズルカop.68-4(エル=バシャ)では、心の奥底に染み入るような優しさと思い出を残しながらすべてのプログラムが幕を閉じました。演奏が終わると、会場の灯りも消され、しばし静寂と余韻が残りました。

 私事ですが、昔ピアノを習ってたときは、わりとショパンの楽曲には思い入れたっぷりにテンポルバートを交えながら演奏するのが流行りだったように思いますが、最近の解釈は、清澄感のある抒情性豊かな演奏がメインなんですね。とても新鮮に聴こえました。

【場外編】
 6人のピアニストの皆さんは、幕間ごとにサイン会に登場。徹底したファンサービスにも頭が下がる思いでした。特にCDを購入した人に限らず、演奏会パンフにサインしてもらっている人も多かったようでした。
s-PB300103.jpg
 左:ヌーブルジェさん 右:児玉桃さん


 当方は下記3枚を購入して、狂喜乱舞状態?
s-2008-12-1-0001.jpg
ショパン:ピアノソナタ第3番
 
s-2008-12-1-0000.jpg
Brahms: Piano Works/ Jean-Frederic Neuburger (2CD) [Import] (ブラームス;ピアノ・ソナタ 他)

s-2008-12-8-0000.jpg

s-PB300104514.jpg
左:ケフェレックさん 右:ヌーブルジェさん

 6人のピアニストは、それぞれ個性豊かで素晴らしい演奏を聴かせてくれました。個人的に最も好みだったのがケフェレックさん。全部の演奏が終了した後、CD買っておけばよかったと深く後悔しました。上記3枚で軽く1万円超えでしたので、財布のお札にはもう羽は生えてませんでしたm(__)m

 文句なしに満喫しました。隠居してれば、4日間ぶっ通しで行ったことでしょうね。来年もぜひこの企画を!ラヴェル、ドビュッシー、リストをリクエストします。

演奏会翌日にアップするべきなんでしょうが、全曲コメントしようかと結局挫折。延び延びになってしまいました(T_T)
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキング
スポンサーサイト
テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
コメント
この記事へのコメント
行きたかった♪
ラ・フォル・ジュルネには毎年
いっています。♪本当のお手ごろ価格で聴けるし
気軽さがいいです。楽しいし。
ショパンいってないのです、、、
大好きなので
行きたかったです、、、、v-266

またあそびに来ますね ♪
2008/12/21(Sun) 22:59 | URL  | whitypearl #-[ 編集]
whitypearlさんへ
熱狂の日は、本当に楽しいイベントですよね。会場自体の盛り上がりもあって。今年のラ・フォル・ジュルネも楽しみですね。

音楽日記は今年始まったイベントで、とても充実していましたね。来年以降も続けてほしいです。出演の6人のピアニストが、サイン会で大忙しとファンサービスもすごかったです。

またぜひ遊びにいらしてくださいね。お待ちしております。
2008/12/22(Mon) 09:08 | URL  | もうやだ #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。