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X'maro 2008 by篠崎"まろ"史紀 12/25
2008年12月27日 (土) | 編集 |
X'maro 2008 by篠崎"まろ"史紀 
12/25(木)19:00開演 
 於:王子ホール

ジョージ・ガーシュイン: ラプソディ・イン・ブルー/
   プレリュード2番/オペラ「ポーギーとベス」メドレー
 《休 憩》
ジョージ・ガーシュイン: ス・ワンダフル/サンワン・トゥ・ウォッチ・オヴァー・ミー/バット・ナット・フォー・ミー/アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー/アイ・ガット・リズム/ザ・マン・アイ・ラヴ/ファッシネイティング・リズム
コールポーター・メドレー
ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー
マヌエル・ポンセ:エストレリータ
ハリー・ウォーレン:めぐり逢いのテーマ
ヴィクター・ヤング:めぐり逢えたらより 愛のテーマ
アダルフ・アダン:オー・ホーリー・ナイト
《アンコール》
きよしこの夜/スターダスト

ヴァイオリン:篠崎"まろ"史紀 
オルガン・ピアノ:山口綾規 
ソプラノ:鵜木絵里


【感無量・絶句の巻】 
 篠崎史紀さんは、ご承知の通りN響コンサートマスターとしても活躍中のヴァイオリニストです。ここ王子ホールでも定期的に室内楽コンサートや、オリジナルの企画による演奏会を開催されています。
今回のX'maroは、毎年恒例のクリスマスコンサートです。
 
 プログラムはジャズのスタンダードとしても有名なジョージ・ガーシュイン、コール・ポーターらを取り上げ、オルガン・ピアノの山口綾規氏の編曲・伴奏による篠崎さんのヴァイオリン演奏会でした。オルガンといっても、ローランド製の電子オルガンで、ボーカル、管楽器、パーカッション、ハープ、ヴィブラホンなどの音が出る非常に高性能のオルガンでした。ですので、1人の伴奏でトリオ、カルテット演奏のような臨場感が醸し出されましたね。編曲も原曲の味わいを生かしつつ、篠崎さんのヴァイオリンの音色の美しさを十二分に引き出す秀逸な編曲でした。

 くつろいだ雰囲気の演出で、リラックスしてジャズのスタンダードを満喫できたコンサートでした。軽快なナンバーや情感たっぷりに甘美な調べを聴かせてくれるナンバーまで、満足度100%でしたね。アドリブはなく、山口さん編曲の楽譜通りですが、テンポに変化をつけたり、原曲にはないフレーズを加えてあったりと、ジャズのスピリッツが随所に生かされていましたね。篠崎さんも編曲の妙味をうまく生かした新鮮な切り口での演奏でした。

 後半から加わったソプラノの鵜木(うのき)絵里さんは、体全体で歌心を表現していて、ラブソングでのせつない心情、「アイ・ガット・リズム」などでの躍動感あふれるリズム感などにも心底感動しました。メロディーを丁寧に歌い上げる、ムーン・リヴァー、オー・ホーリー・ナイトなどは感涙ものでした。鵜木さんの歌声は初めて聴きましたが、本当に素晴らしいですね。澄みきったよく通る声で耳にもとても心地よいです。最近の日本人歌手で、森麻季さん、幸田浩子さん、林美智子さんなどの演奏に接しましたが、鵜木さんも含めて、どの人がどの人より落ちるとか、優れているなんていう判断は全くできないですね。どの方もびっくりするほどハイレベルで完成度が高いですね。日本人歌手恐るべし!と改めて思いました。
  
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 【篠崎さん語録】 
 ニックネーム"maro"の由来:篠崎さんの有名なニックネーム”maro”は、小学生のときにつけられたものだそうです。友達と浮世絵をみてたとき、友人が写楽の絵を指して「これお前に似ているな。それならお前のあだ名はマロだ」ということになったのだそうです。お友達は喜多川歌麿と東洲斎写楽とを取り違えてるわけですね(笑)。
 ウィーンに留学したとき、本名を言っても皆さん覚えてくれないので、ニックネームは?と言われ、小学生のときのこの呼び名を持ち出すとすぐ覚えてくれるようになったそうです。

 クリスマスの思い出:篠崎さんがウィーンに留学しているとき、クリスマス休暇が1週間くらいあったそうです。その間町のお店は全部しまっていて、食料品を買い置きしておかなかった篠崎さんは随分とひもじい思いをした思い出があるそうです。
 鵜木さんは、12/24が誕生日なのでクリスマスと誕生日が同じだとおっしゃっていました。

 映画のこと:篠崎さんのお好きな映画は「モノクロ」もっと言うと「無声映画」なのだそうです。カラーと違ってモノクロだと想像力を働かせて、いろいろな色や情景が見えてくるからというのも理由だそうです。好きな映画はスターウォーズで、語り出したら2時間以上かかるとおっしゃっていました。
 ムーン・リヴァーは、オードリー・ヘップバーンの主演映画「ティファニーで朝食を」の主題歌ですが、オードリーのことにも話が及びまして、山口さん鵜木さんにもオードリーのことを尋ねておられましたが、お2人とも「あこがれちゃいますね」という感想でした。
 
 ジャズについて:篠崎さんにとってジャズと言えば、お父さんがジャズがお好きだったので、お父さんをイメージするのだそうです。ウィーンに留学したときには、学校にジャズ科があり、インプロビゼーション(即興演奏)のテストをクリアした人が入学できるのだそうですが、そのテストが非常に難しく入学できる人はごくわずかだったとも話しておられました。先日東京ジャズ・フェスティバルでハンク・ジョーンズと共演したことも話題に上りました。(東京ジャズフェスティバル2008での当方の記事はこちら)
 
【王子ホール!】 
 不見識ながら、王子ホールへ出かけるのは初めてでした。315席の小ホールですが、落ち着いた造りで音響設備も非常によく、あたたかく透明感のある響きがしますね。とても快適な音楽空間です。即お気に入りのホールになりましたね。
 王子といっても、場所の王子ではなく、王子製紙が提供してくれているコンサートホールなんですよね。ホール係の人もとても親切で丁寧ですし、受付の女性もめちゃめちゃ綺麗な方ばかりです(^_^)/
 ホールは2階にありますが、階段を上がりますと、下記のようなおしゃれな雰囲気になっています。今季の会報ももらったきたのですが、庄司紗矢香さんがヴァイオリンを持って下の階段を昇っている写真が掲載されていました。とってもゴージャスです!

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 王子ホールは定員が少ないホールですので、今回のX’maroも、来年3月のMAROワールドも、イープラス優先予約で落選、その他でも売り切れという状況でした。ホールに直接申し込んだら空席が辛うじてありまして購入しました。来年3月までのチケットも完売のものが多いですね。ここでの演奏会は、発売当日に申し込んだ方が良さそうです。ちなみに今回は前から2列目という絶好のポジションでした。ホール会員も1月末に案内が来るそうなので、ぜひぜひ会員になりたいと思っています。
 恥をさらすようですが・・・。今回のコンサートでは、予約後うっかり失念して入金が遅れていたのです。すると、「いかがされますか」という内容の丁寧なメールがきまして、無事無効にならずにすんだんですよね。親切な対応には本当に感激しました。

正直完璧にはまっちゃいました!次回のMaroワールド「クライスラー編」も行く予定ですが、今後は絶対欠かさずに行きたいです!長くなりましたので、続きはPart2に。
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テーマ:LIVE、イベント
ジャンル:音楽
コメント
この記事へのコメント
楽しく拝見♪
X'maro(洒落たネーミング)毎年恒例なのですか。v-266
やっぱりLIVEは良いですよね。
クリスマスに行かれたなんて素敵。v-341
 
2008/12/28(Sun) 18:28 | URL  | whitypearl #-[ 編集]
王子ホールは、
アットホームな雰囲気でいいですよね。私も今月初めて行ってみて気に入りました。ラドゥロヴィッチのときで2列目でした。ちょっと働いてみたい気さえしました。ポーギーとベスは、ハイフェッツ編の曲でしたか?
篠崎さんのコンサートは、「N響コンサートマスター篠崎史紀presentsハートストリングスな夏の夜」@サントリーホールに行きましたよ。
2008/12/28(Sun) 18:49 | URL  | steph #mMj3k3yk[ 編集]
コメントありがとうございます!
>whitypearlさんへ
 私も行くのは初めてだったんですが、毎年行われてるようですね。とてもお洒落な趣向なので、もし機会があったらぜひ。すっごく楽しめますよ。

>stephさんへ
 ポーギー&ベスも含めて全曲、キーボードの山口さんの編曲によるものでした。ハイフェッツ編のもあるんですね。今度ぜひ聞いてみたいです。「ハートストリングスな夏の夜」うらやましいです。私もぜひ行ってみたかったです。
2008/12/29(Mon) 16:26 | URL  | もうやだ #-[ 編集]
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