



2009年01月06日 (火) | 編集 |
遅ればせながら、2008年秋ドラマのまとめ記事です。
「もうやだの感想」では、最後まで見たドラマを
A:秀逸、B:良好、C:もうひとつ に分類しました。さらに、
×:途中でやめた、…:初めから見なかった となっています。
最後までみたドラマは、簡単に感想を触れてみます。
【風のガーデン】A
製作スタッフの情熱とひたむきさが伝わってきた秀逸ドラマ。緒形拳さんの遺作ということでも、衆目の関心を大きく集めました。名優の一世一代の演技と、それにインスパイヤーされた中井貴一、黒木メイサ、神木隆之介の情感あふれる名演に胸を熱くしました。全話のレビューを書きました。詳しい感想はそちらで語りつくしています。
【流星の絆】B
詐欺師と被害者という二面性をもつ三兄妹の少し不思議な絆を描いた作品。全話レビューを目指しましたが途中で挫折。親の仇を取るという深刻なテーマに、コミカルな要素を取り入れるという難題に挑んだクドカン脚本を十二分に満喫しました。
後半2話での話の急展開は、思わず手に汗を握りました。柄本明の告白、ビニール傘の柄についた擦り傷、犯人と対決する二宮和也という一連の流れは、大変な緊迫感がありました。二宮和也の堂々たる演技ぶりにも脱帽。
柄本明は、殺人が行われていた間、家の外の植え込みにいたのに、家人の悲鳴や物音をなぜ聴いていなかったのか、聴こえていたら中の様子を探るのでは?という疑問。二宮和也が詐欺をはたらいたことを三浦友和に許してもらう部分はハートフルな気持ちになりましたが、実は親殺しの犯人が三浦友和だとわかったときは、そのギャップが最後まで埋まらない気分でした。
【SCANDAL】C
4人の魅力的な女優によるコミカルタッチなミステリードラマ。個性的な女優さんによる会話のキャッチボールや家庭像がとても興味深く、楽しめました。戸田菜穂の失踪の意味が、わかるようでわからない感じでした。遠藤憲一、光石研、小日向文世らの名脇役がしっかりと足場を固めてくれていたのも、高評価です。ただ、話の展開に振り回された視聴者に、最後にもう少し納得のいく結末が用意されていたらというのが惜しまれます。
【チームバチスタの栄光】B
謎に一歩ずつ迫っていく仲村トオルと伊藤敦史のコンビが軽妙なタッチで描かれており、医学的な知識をふんだんに用いた迫真のサスペンスドラマでした。犯人探しの興味をもたせるため、原作とは結末を変えていたようです。
ただ、麻酔科医城田優の動機は、伊原剛志が視力に問題があることをチーム全員が知っていながら手術を続けていたことに疑問を抱いていたから。鶴見辰吾の動機は、娘の手術を執刀した伊原剛志が視力に問題があるかどうかを確かめるためということでした。これが果たして殺人の動機になるもんなのでしょうか。確かに、伊原剛志は後継者を育てる方向にいくべきだったかもしれませんが、人に恨まれるようなことはないという気が・・。個人的には何となくしっくりきません。
【七瀬ふたたび】C
最後の結末がはちゃめちゃで、内容を盛り込みすぎており、ばたばたと味方の超能力者が倒れていく過程で、みている私の方が思考停止状態になってしまいました。もう少し丁寧に描き上げる手法が取られていればと思います。
敵役の悪超能力者として起用されていたのは、消臭プラグの殿様に扮している今井朋彦。CMとは正反対に、不気味な雰囲気を醸し出していましたね。
【イノセント・ラブ】C
支離滅裂な印象を免れません。奇跡的に意識を回復する内田有紀。生命維持装置を平気で着脱する香椎由宇、成宮寛也。当てつけに結婚式場で飛び降り自殺を図る内田有紀。現実離れした話でしかなかったかなという印象。平田満は白夜行と同じような極悪な父親役でしたね。
【オー・マイガール】C
さして取り上げるドラマでもなさそうですが、意外に光る部分も多々ありました。鹿賀丈史、YOU、古田新太らの名脇役をみられただけでも価値は高いです。子役の吉田琴里、飼い犬のビワちゃんもとても可愛かったです。速水もこみちの三枚目役は案外面白くて捨てがたい味がある気がしますね。
明日は昨年1年のドラマ回顧をしてみましょう。

「もうやだの感想」では、最後まで見たドラマを
A:秀逸、B:良好、C:もうひとつ に分類しました。さらに、
×:途中でやめた、…:初めから見なかった となっています。
タイトル (公式HPへリンク) | 記者評価 順位 | 読者投票 順位 | もうやだ 感想 |
風のガーデン | 1 | 2 | A |
ブラッディ・マンデイ | 2 | 3 | × |
ギラギラ | 2 | 5 | × |
流星の絆 | 4 | 1 | B |
OLにっぽん | 5 | 11 | × |
夢をかなえるゾウ | 6 | 12 | … |
SCANDAL | 6 | 6 | C |
チーム・バチスタの栄光 | 6 | 9 | B |
小児救命 | 9 | 12 | … |
七瀬ふたたび | 9 | 9 | C |
イノセント・ラブ | 11 | 7 | C |
サラリーマン金太郎 | 11 | 14 | … |
Room Of the King | 13 | 16 | … |
オー! マイ・ガール | 13 | 14 | C |
セレブと貧乏太郎 | 15 | 8 | × |
スクラップ・ティーチャー | 16 | 4 | × |
最後までみたドラマは、簡単に感想を触れてみます。
【風のガーデン】A
製作スタッフの情熱とひたむきさが伝わってきた秀逸ドラマ。緒形拳さんの遺作ということでも、衆目の関心を大きく集めました。名優の一世一代の演技と、それにインスパイヤーされた中井貴一、黒木メイサ、神木隆之介の情感あふれる名演に胸を熱くしました。全話のレビューを書きました。詳しい感想はそちらで語りつくしています。
【流星の絆】B
詐欺師と被害者という二面性をもつ三兄妹の少し不思議な絆を描いた作品。全話レビューを目指しましたが途中で挫折。親の仇を取るという深刻なテーマに、コミカルな要素を取り入れるという難題に挑んだクドカン脚本を十二分に満喫しました。
後半2話での話の急展開は、思わず手に汗を握りました。柄本明の告白、ビニール傘の柄についた擦り傷、犯人と対決する二宮和也という一連の流れは、大変な緊迫感がありました。二宮和也の堂々たる演技ぶりにも脱帽。
柄本明は、殺人が行われていた間、家の外の植え込みにいたのに、家人の悲鳴や物音をなぜ聴いていなかったのか、聴こえていたら中の様子を探るのでは?という疑問。二宮和也が詐欺をはたらいたことを三浦友和に許してもらう部分はハートフルな気持ちになりましたが、実は親殺しの犯人が三浦友和だとわかったときは、そのギャップが最後まで埋まらない気分でした。
【SCANDAL】C
4人の魅力的な女優によるコミカルタッチなミステリードラマ。個性的な女優さんによる会話のキャッチボールや家庭像がとても興味深く、楽しめました。戸田菜穂の失踪の意味が、わかるようでわからない感じでした。遠藤憲一、光石研、小日向文世らの名脇役がしっかりと足場を固めてくれていたのも、高評価です。ただ、話の展開に振り回された視聴者に、最後にもう少し納得のいく結末が用意されていたらというのが惜しまれます。
【チームバチスタの栄光】B
謎に一歩ずつ迫っていく仲村トオルと伊藤敦史のコンビが軽妙なタッチで描かれており、医学的な知識をふんだんに用いた迫真のサスペンスドラマでした。犯人探しの興味をもたせるため、原作とは結末を変えていたようです。
ただ、麻酔科医城田優の動機は、伊原剛志が視力に問題があることをチーム全員が知っていながら手術を続けていたことに疑問を抱いていたから。鶴見辰吾の動機は、娘の手術を執刀した伊原剛志が視力に問題があるかどうかを確かめるためということでした。これが果たして殺人の動機になるもんなのでしょうか。確かに、伊原剛志は後継者を育てる方向にいくべきだったかもしれませんが、人に恨まれるようなことはないという気が・・。個人的には何となくしっくりきません。
【七瀬ふたたび】C
最後の結末がはちゃめちゃで、内容を盛り込みすぎており、ばたばたと味方の超能力者が倒れていく過程で、みている私の方が思考停止状態になってしまいました。もう少し丁寧に描き上げる手法が取られていればと思います。
敵役の悪超能力者として起用されていたのは、消臭プラグの殿様に扮している今井朋彦。CMとは正反対に、不気味な雰囲気を醸し出していましたね。
【イノセント・ラブ】C
支離滅裂な印象を免れません。奇跡的に意識を回復する内田有紀。生命維持装置を平気で着脱する香椎由宇、成宮寛也。当てつけに結婚式場で飛び降り自殺を図る内田有紀。現実離れした話でしかなかったかなという印象。平田満は白夜行と同じような極悪な父親役でしたね。
【オー・マイガール】C
さして取り上げるドラマでもなさそうですが、意外に光る部分も多々ありました。鹿賀丈史、YOU、古田新太らの名脇役をみられただけでも価値は高いです。子役の吉田琴里、飼い犬のビワちゃんもとても可愛かったです。速水もこみちの三枚目役は案外面白くて捨てがたい味がある気がしますね。
明日は昨年1年のドラマ回顧をしてみましょう。



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この記事へのコメント
今回のクールは一本だけです。
って、言ってもいつもあまり見てないですが・・
三浦友和が犯人って結果が、なんか納得できなくて・・とってもいい人だったのにね。
しかも、あんな理由でもともと芯の良い人が、突発的に人殺すか?って感じでいまいちですよね。
実際本を読めば納得するのかもしれませんが・・
クドカン脚本は相変わらず面白かったです。
こうゆうサスペンスも良いなって思いました。

って、言ってもいつもあまり見てないですが・・
三浦友和が犯人って結果が、なんか納得できなくて・・とってもいい人だったのにね。
しかも、あんな理由でもともと芯の良い人が、突発的に人殺すか?って感じでいまいちですよね。
実際本を読めば納得するのかもしれませんが・・
クドカン脚本は相変わらず面白かったです。
こうゆうサスペンスも良いなって思いました。
クドカンの脚本はやはり面白いですね!今回は原作の制約があったので、大爆発じゃなくて小爆発くらいのインパクトだったのですが、随所に独特なところがありましたよね。
レイコさんも、三浦友和が犯人という設定に少し??だったんですね。全く同感です。
深夜枠とかの方が冒険できるんでしょうか。未来講師めぐるのはちゃめちゃぶりも楽しかったです。今年は宮崎あおい主演の映画も公開されるんですよね。
レイコさんも、三浦友和が犯人という設定に少し??だったんですね。全く同感です。
深夜枠とかの方が冒険できるんでしょうか。未来講師めぐるのはちゃめちゃぶりも楽しかったです。今年は宮崎あおい主演の映画も公開されるんですよね。
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