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【展覧会】 アンドリュー・ワイエス展 オルソン・ハウスの物語
2010年10月03日 (日) | 編集 |
アンドリュー・ワイエス展 オルソン・ハウスの物語
 埼玉県近代美術館 9/25~12/12 HPはこちら

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【展覧会の概要】
 昨年亡くなったアンドリュー・ワイエス(1917-2009)は、アメリカの原風景を描くアメリカン・リアリズム画家と言われます。今回のワイエス作品は、丸沼芸術の森所蔵の作品群です。オルソン家の生活、アルヴァロ(兄)、クリスティーナ(妹)との親交などが、肌身で体感できる230余りの作品の数々が集められています。
 見に行かれる方に誤解を招かないように申しますが、今回の展示は「クリスティーナの世界」「オルソン家の終焉」「幽霊」などはいずれも習作で、完成作ではありません。ご注意を。
 
 今回改めて感じたのは、ワイエスは構図や構成に得心がいくまで何度でも習作を繰り返す画家という点でした。「クリスティーナの世界」にしても、クリスティーナの手から、遠景のオルソン・ハウスにいたるまで実に数多くの習作、スケッチを繰り返しています。「カモメの案山子」「海からの風」についてもしかりです。カモメの曲線や角度、カーテンの波打つ形に、極限までつきつめた美を探求し続けています。

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左:カモメの案山子  右:クリスティーナの世界 習作


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 クリスティーナの世界 1948年

 ちなみに上は「クリスティーナの世界」の完成作。この作品がニューヨーク美術館に購入されてからワイエスは広く知られるようになったそうです。いわば出世作ですね。蛇足ながらクリスティーナは、足に障害があるため、立って歩くことができず、手足を使って丘を登っています。


【音声ガイドで得した話】
 音声ガイドでじっくり作品を味わいながら鑑賞しました。500円は高い気がしますが、今回はとても価値のある内容が聞けて大喜びでした。

 聴いて得した話1) アルヴァロは1度だけしかワイエスのモデルになってくれなかったという話。さらに、アルヴァロのこの作品が仕上がる頃、ワイエスの父と甥が踏切事故で亡くなったというエピソード。
docu0019.jpg

 聴いて得した話2) 「幽霊」という作品。ワイエスがクリスティーナの向かいの部屋を開けたとき、自らが鏡に映った姿をみてびっくりしたそうです。この「幽霊(習作)」という作品は良かったですね。

 聴いて得した話3) アルヴァロとクリスティーナの兄妹は、1968年に3か月くらいの間に相次いで亡くなったんですね。何か因縁めいたものを感じます。さらに「オルソン家の終焉(習作)」ですが、兄妹がいなくなったあとだから「終焉」と言ってたわけなのですね。初めて知りました。

 聴いて得した話4) 「オルソン家の終焉」でもそうですが、ワイエスは後年はオルソン家の煙突に注意を向けるようになったそうです。2階で絵を描いているとき、兄妹の声が煙突から聞こえてきたことが印象に強く残ったそうです。そして、誰もいなくなったこの家で、人のぬくもりを思い出すのがこの煙突なのだそうです。

 聴いて得した話5) オルソン・ハウスは現在も保存されているのだそうです。行ってみたいです!ただ、暇もお金もありませんが…。ボストンで小型飛行機に乗り換えて1時間くらいのところだそうです。メイン州クッシングという場所にあります。以前喜多善男ってドラマでもオルソン・ハウスとワイエスがモチーフになってましたね。

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 オルソン家の終焉 1969年

★★★☆ 
BUNKAMURAでも以前ワイエス展があり、そのときの紹介ブログ記事はこちら。ポスターも販売されており、楽しみにして売店に寄ったのですが、1万5千円とかの値段だったのでがっかり(+_+)
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コメント
この記事へのコメント
丸沼コレクション
是非一度見てみたいと思っていた丸沼の森のワイエス、展覧会やってるんですね!。これは行ってみなきゃ。

ブログ再開されて安心致しました。
2010/10/06(Wed) 07:37 | URL  | golf130 #8jHFfXP.[ 編集]
golfさんありがとうございます!
いつも応援して頂き、本当にどうもありがとうございます。休み休みですが、ときどき出没したいと思っています。

以前ワイエス話で盛り上がりましたよね。そのことも思い出しながら鑑賞しました。丸沼コレクションもなかなか見応えがありましたよ。
2010/10/09(Sat) 09:40 | URL  | もうやだ #-[ 編集]
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