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【展覧会】 フランダースの光 ザ・ミュージアム
2010年10月09日 (土) | 編集 |
フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて
 Bunkamura ザ・ミュージアム 9/4~10/24 HPはこちら

【展覧会の概要】
 ベルギー北部のフランダース地方、ラーテム村では、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて芸術家が集い、数多くの作品が生み出されました。今回の出展は、エミール・クラウス、ギュスターヴ・ヴァン・ド・ウーステイヌ、レオン・ド・スメット、フリッツ・ヴァン・デン・ベルグ、彫刻家のジョルジュ・ミンヌらの作品が約90点集められています。

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 もうやだが、一番興味を持ったのはエミール・クラウスの作品群でした。リュミニスム(光輝主義)とも呼ばれるクラウスの作品は、まばゆい光に鮮烈な印象を受けます。展覧会告知ポスターで使われている「刈草干し」(1986年)も名作ですね。農婦の足元の濃い陰は、頭上からの強烈な陽光をより強調していますね。


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 左:エミール・クラウス/野の少女たち(1892年) 右:夏の夕暮れ(1895年)

 光を生かしつつ農村風景を写実的に描く点はバルビゾン派を思い起こす部分もありますが、農村の生活感とはまた別の貴族的な優雅な生活をテーマにした上右のような作品も描いています。

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 エミール・クラウス/ピクニック風景(1887年)

 この作品では、川のこちら側には農村の住人たちが自由にくつろいでおり、対岸には優雅な舟遊びピクニックをする貴族たちが描かれています。特に経済的格差や社会問題を意識するわけでもなかったようですが、川を境にしたある種の2つの対比がまた絶妙な気がします。今回もうやだが最も好きだった作品です。人の生きざまがそこにありますよね。

 のちに表現主義・フォビズム的な作品を残すレオン・ド・スメット、フリッツ・ヴァン・デン・ベルグの作風の変遷にも目を奪われました。実際に作風の変化を見比べることができたのも楽しかったですね。

【雑感とお勉強】
 フランダースって?⇒「フランダース」とはベルギーを南北に2分割した北部のこと。ベルギーの区分は・・

ブリュッセル首都圏地域 -フランス語、オランダ語両言語併用
フランデレン(フランダース)地域 -オランダ語圏
 アントワープ州、ウェスト=フランデレン州、オースト=フランデレン州、フラームス=ブラバント州、リンブルフ州
ワロン地域 - フランス語圏、一部ドイツ語圏
 エノー州、ナミュール州、ブラバン・ワロン州、リエージュ州

 そもそももうやだは、フランダースがベルギーの地名だということさえ知らなかったのです。フランダースといえばフランダースの犬としか・・・。フランダースの犬のラストシーンではルーベンスの「キリストの昇架」が重要アイテムですよね。

 展覧会告知は難しい?⇒展覧会を主催し告知する学芸員の方のご苦労にも思い至りました。もうやだのような無知なお客さんばかりではないとしても、「エミール・クラウスらと画家たち展」「ベルギーラーテム村の画家たち」などという表題ではお客さんが集まりませんよね。よくわからないですもの。
 ドル箱的な画家が一人でも1作品でもあれば「コローと画家たち」とか何とかで誘い文句ができるのでしょうが、今回などはそれも無理でしょう。ですから「フランダースの犬」となぜか別の意味で有名な地名で引っ張ったわけなのでしょうね。なかなかうまいプロモーションだと思いましたよ。何となく知ってる気になるんですもの。

 
ベルギーが熱い?⇒アントワープ王立美術館コレクション展(東京オペラシティアートギャラリー)、ベルギー幻想美術館(ザ・ミュージアム)、ブリューゲル版画の世界(ザ・ミュージアム)など最近ベルギー関連の展覧会に期せずしてでかけています。いずれもまだ記事にしていませんが、なんとか遅ればせ記事を書かねば(^^ゞ 記事を書いたらそれぞれの展覧会名にもリンクがつけられます(^^)/

★★★
10/11までで終了という展覧会が2つもあったのですよ。上野芸大美術館のシャガール展、世田谷美術館のザ・コレクション・ヴィンタートゥールです。何とか駆け込みで見に行けましたのでまた記事書きます。ゴッホ展とドガ展はこれから見に行きます。「これから」って言うと「たった今から」みたいに聞こえますが、「そのうち終わる前には必ず」という意味です。「いずれ」「後日」見に行きますだと、実は行く気がないみたい取られそうですし、表現って難しいですね(+o+)
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