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【Classic Live】 祝祭と象徴  レジス・パスキエ
2011年09月21日 (水) | 編集 |
「祝祭と音楽」シリーズ 
第2回 祝祭の象徴
東京文化会館 レクチャーコンサート
 
2011/9/16(金)19:00開演 
 於:東京文化会館小ホール(HP

1. フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
2. ドヴュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
3. ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
4. サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
〈アンコール〉 ラヴェル:ハバネラ形式による小品

ヴァイオリン: レジス・パスキエ
ピアノ: 池田珠代


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【レクチャー・コンサート「祝祭と音楽」】 
 レクチャー・コンサートとは、第一線で活躍するアーティストが年間テーマにちなんだレクチャーと演奏を行うコンサートシリーズです。演奏者がナビゲーターとして楽曲・作曲家や時代背景など興味深いテーマを解説してくれる点や、小ホールでアーチストの演奏がを間近で味わえる点なども魅力ですね。
 今年のテーマは「祝祭と音楽」。10周年を迎えるレクチャー・コンサートのお祝いという意味での「祝祭」なのだそうです。
 第1回:「バンドネオンに乾杯!」三浦一馬
 第2回:「祝祭の象徴」 レジス・パスキエ
 第3回:「日本発信の輝かしきマリンバ音楽の歴史」安倍圭子
 第4回:「謝肉祭と神の祝福」小菅優
 第5回:「祈りと祭りと音楽と」村治佳織

 今年のラインナップです。バンドネオンの三浦一馬、ヴァイオリンのパスキエ、ギターの村治佳織など関心度の高い人がそろっていましたので、年間会員席を購入しました。今回2回目です。


【当夜のコンサート「祝祭と音楽」】 
 フランス人作曲家のヴァイオリンソナタを4曲並べた垂涎のプログラム。フランスのエスプリがぎっしりつまった充実のコンサートでした。 パスキエ氏がフランス語で解説したのをピアノの池田さんが通訳する形で、レクチャーコンサートは進みました。
 フォーレは「ハーモニーを科学した」作曲家で、晩年になると変調・移調が多いというパスキエ評。きめ細かいハーモニー・抒情的旋律と、感情的な昂揚とが見事に表現された演奏でした。
 ドビュッシーは「自然からのインスピレーション」による新しい処方を取り入れた作曲家で、時代のアカデミックな部分に反抗していたというパスキエ評。ドビュッシーの甘美で流麗な世界がとても新鮮に聴こえました。
 ラヴェルはジャズの要素を取り入れた作曲家。ラヴェルのヴァイオリンソナタは、1楽章の夢見心地のようななめらかな主題から、2楽章の不協和の美ともいうべきジャズ的作風。3楽章は絶え間なく続く16分音符による超絶技巧のヴァイオリン旋律が印象的でした。
 サン=サーンスは「構成・形式を重視した」作曲家。ヴァイオリンソナタの構成力も際立って秀逸です。しっとりしたよく歌うバイオリン、優雅でなめらかなヴァイオリンに魅了されました。

 パスキエ氏の技術・テクニックについては語る必要もないくらいですが、素人的に感じた印象としては、これらの楽曲群はパスキエ氏の中では、完全に咀嚼されてしまっていて、「どう弾こうか、どう聴かせようか」という次元ではなく、観客に訴える術と聞かせどころのポイントを自らリードして観客の意識を吸い寄せるくらいのハイレベルの解釈・訴求力があるように思いました。もっといえば、観衆を虜にするコツを熟知しているとでもいうのでしょうか。氏の自家薬籠中のフレンチ・レパートリーだけに、贅沢すぎる内容の演奏でしたね。


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パスキエ/ ラヴェル ヴァイオリンとピアノのための作品集(詳細はこちら)

★★★★☆
終演後のサイン会では、握手もしていただきました。笑顔の素敵なとてもすばらしいマエストロですね。
レンタルCGI

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