クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【Classic Live】 日本フィル 第644回東京定期 ラザレフ プロコ6番
2012年10月21日 (日) | 編集 |
日本フィルハーモニー
第644回東京定期演奏会
 
10/19(金)19:00開演 
 於:サントリーホール

1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

《アンコール》クライスラー :
『レチタティーヴォとアレグロ』から「アレグロ」

2)プロコフィエフ: 交響曲第6番 

指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ヴァイオリン:川久保 賜紀
日本フィルハーモニー交響楽団


 【プロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクト】 
 2009年から始まったプロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクトの最終章。今回の公演は2011年6月に予定されていたものが、ラザレフ氏の腰痛により延期されていたもの。現在は「ラザレフが刻むロシアの魂」としてラフマニノフ編が進行中。

 【川久保賜紀のチャイコン】 
 川久保賜紀さんのヴァイオリンは、全般的にスタカートを少なめにテヌートを多用し、1音1音を丁寧になめらかに響かせる奏法が特徴的でした。この曲にありがちなメリハリや強弱、エネルギッシュなパフォーマンスとは一線を画し、繊細できめ細やかな演奏が心に残りました。技量的にも大変素晴らしく余裕をもってノーミスのように聴き取れました。ラザレフはオケを押さえめにして、繊細な川久保のヴァイオリンをひきたてていました。ふだんはあまり記憶に残らない2楽章ですが、底光りのような深遠さをたたえたヴァイオリンとオーケストラの深みのあるハーモニーが印象的でした。

 【プロコフィエフ6番】 
 金管が高らかに鳴り響く1楽章冒頭から、悲壮感を帯びた主題が繰り返されます。イングリッシュホルンとオーボエのハーモニー、ホルンとフルートのハーモニーなど管楽器同士のアンサンブルが魅力的な箇所が多々あります。2楽章は、はかなく刹那的な心に残る旋律が奏でられ、不協和音でかき消されながら、チェレスタの天上的な荘厳さの中で終結します。第3楽章は、快活で躍動的なリズムで始まり、伸びやかに高らかに歌い上げられていきます。
 この曲では随所にピアノが挿入されますが、これが重要な役割を担っているように思いました。まるで狂言回しのような役割をしていて、ピアノが鳴ると場面、曲想ががらりと暗転変化します。気分的にはピアノが入ると悪い予感という個人的なイメージを抱きました。

 ラザレフ氏と日本フィルとの相性はすばらしいものがありますね。かなり鍛えられてより実力アップしているように思います。日本フィルがロシア音楽に傾倒してどうなるのと当初は思っていたのですが、脇道にそれる路線というより持ち味・本領という形で、ラザレフ氏の業績がオケの中に今後も蓄積されていくのが楽しみです。前回のコバケン指揮によるときとパフォーマンス自体に格段の差があります。ラザレフが振ると、日フィルは燃えますね。

PA190125.jpg
でかけるときにみかけた赤とんぼです。

★★★★
川久保賜紀・遠藤真理・三浦友理枝トリオでの活躍がマスコミでよく取り上げられていて、当方が川久保さんを初めて知ったのはそこでした。美貌のトリオというイメージでしかなかったのですが、実力面でも個性の面でも注目度満点のヴァイオリン奏者ですね。不明を恥じまする。レンタルCGI
にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキング
スポンサーサイト
テーマ:日本フィル
ジャンル:音楽
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。