クラシック・ジャズのライブ、CD、TVドラマ、落語の見聞録を中心に、何か皆さんが役に立つ情報が伝えられたらと思います。実につたないブログですが、ずっと前の記事にでも、1行でも、コメントなど頂けたら本当にうれしいです。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【Classic Live】 ジャニーヌ・ヤンセン 王子ホール 11.27
2012年12月11日 (火) | 編集 |
ジャニーヌ・ヤンセン
(Janine Jansen)
ヴァイオリン・リサイタル
 
11/27(火)19:00開演 
 於:王子ホール

1. ベートーヴェン:ヴァオリン・ソナタ第5番「春」
2. シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
    アレトゥーサの泉/ナルシス/ドリアードとパン
3. メシアン:主題と変奏
4. デュビュニョン:恍惚のひととき、
  眠りの神ヒュプノス、モンフォール・ラモリーに戻って
5. ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
〈アンコール〉
・フォーレ: 夢のあとに
・バルトーク: ルーマニアン・ダンス       

vl: ジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)
p: イタマール・ゴラン(Itamar Golan)


8521465498765.jpg

【ジャニーヌ・ヤンセン】 
  ジャニーヌ・ヤンセンさん、待望の日本初リサイタル。11/27王子ホール、11/28紀尾井ホール、11/30フィリアホールの3ヶ所で行われました。11/21.22には、エド・デ・ワールト指揮、N響サントリーホール定期公演で、ブルッフのヴァイオリン協奏曲を演じました。上記5公演全部心底行きたいと思いましたが、そこは勤め人の定め(>_<)、11/27王子ホールと11/30フィリアホールの2公演しか(!)行けませんでした。追っかけを自称するわりには、はなはだ情けない限りです。

 リサイタルのプログラムですが、王子ホールだけが独自のプログラム構成で、紀尾井ホール、フィリアホールとは同じ演目でした。王子ホールの上掲2-4に変わって、紀尾井ホール、フィリアホールでは、フランクのヴァイオリンソナタ、サン=サーンスの序奏とカプリチョーソが組み込まれてました。王子ホールだけで演奏されたシマノフスキー、メシアン、デュビュニョンの楽曲が聞けたのは大変貴重な体験でした。

 【プログラムと楽曲】 
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」。つややかな光沢のある情趣あふれる演奏でした。きちんと枠にはまった地味めの演奏で、飛躍し舞い踊るようなヤンセンさんの個性が発揮される楽曲ではなさそうです。
 シマノフスキの神話-3つの詩。フレーズや音を幾重にも積み重ねた夢幻の世界を醸し出した演奏でした。ヤンセンさん「らしさ」が大いに発揮された楽曲で、細微にわたる表現、デリケートな感性など、随所に光る部分がありました。
 メシアンの主題と変奏。跳梁跋扈するような不可思議なコラボレーション。ヴァイオリンとピアノのかけひき、せめぎあいに妙が印象的でした。ここでの快演は、イタマール・ゴラン氏のサポートも大きく貢献しています。相性が抜群に良いです。
 デュビュニョン作曲の楽曲群は、ヤンセンさんに献呈されたもの。強く訴えかける熱情、みなぎる力。彼女の魅力を最大限に引き出していますね。彼女の独壇場とも言える演奏でした。
 ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ。フランス音楽の幻想美を体現した秀逸な演奏。極彩色な華麗さと絶妙な間合いに精神的な深みをも感取しました。
 アンコール曲の「フォーレ・夢のあとに」は曲が終わってもそのまま瞑目していたいような心地よさの極地でした。バルトークのハンガリアン・ダンスは、強烈な火を吹くような演奏。ふだんあまり見せないようなヤンセンさんの烈しい一面が見られて興味深かったです。

【魅力のポイント】 
  ジャニーヌ・ヤンセンさんのヴァイオリン。どこにそれほどまでの魅力を感じるのか?今回の公演を通して自分なりに考えてみました。
 わりとよくみかけるヴァイオリン奏者に、ヴァイオリンにエネルギーをぶつけていくタイプ。ガツガツガンガン、ギシギシガリガリというと失礼ですが、力強くエネルギッシュに爆発する印象のヴァイオリニストです。こういった方々は、いかにもパフォーマンスとしては派手ですが、音だけのCDなどで聞くと耳障りな場合も少なくありません。無駄な力が入りすぎて、ヴァイオリン弓の糸がブツブツ切れていることが多いです。
 もうひとつは繊細さに徹底したタイプ。ヴァイオリンから音を引き出すタイプで、なめらかで優しい音をだすことを信条としているタイプ。N響の堀さん、ウィーンフィルのキュッヒルさんなどはヴァイオリンから繊細な音を引き出す名人だと思います。

 ヤンセンさんの場合、ヴァイオリンにぶつけていくタイプでも、ヴァイオリンから引き出すタイプでもないようなのです。弓も端から端までつかいきり、よどみなくなめらかで縦横に楽器の可能性を導き出しています。口幅ったいですが、ヴァイオリンと一体化しているという印象が強いのです。気負いや思い入れを表に出さず、冷静に計算し尽くした演奏スタイルに魅力を感じます。それだけに、上記のバルトークのルーマニアン・ダンスで激しく乱れるような演奏を聴かせてくれたのが意外な一面をみた思いで、大変インパクトが強かったです。

【サイン会】 
  演奏中はわりとクールな印象ですが、サイン会では満面の笑み、多彩な表情でギャラリーを楽しませてくれました。サイン以外にも撮影にも応じてくれたりと、気さくな人柄にもまたまた感動。

PB270010_01.jpg   PB270018_01.jpg
PB270134.jpg   PB270183.jpg
クリックすると大きな画像もみられます。このあとフィリアホールではもっと良い写真が撮れましたよ。 

854421236539865.jpg

Beau Soir

★★★★★
これからますます人気がでてくるヴァイオリン奏者だと思います。ジャニーヌ・ヤンセンで検索すると当方の以前の記事(こちら)が2番目に表示される(あれ?現在14番目にダウン(^^ゞ)のですが、これも「マニア」としては大いに励みになるところです。次はフィリアホールの記事を書きます。
 
レンタルCGI

にほんブログ村 音楽ブログ ライブ・コンサートへFC2ブログランキング


スポンサーサイト
テーマ:クラシック
ジャンル:音楽
コメント
この記事へのコメント
羨ましいです
フィリアホールではサイン会は恐らく50人を超えたと思います、ワシは3番目でしたが、後を見るとホールの端まで人が並んでいましたから、
(1)ツーショット不可
(2)サインは一枚だけ
でしたよ

気さくな人でしたねー
2012/12/19(Wed) 23:00 | URL  | さとしpapa #W/9kb.5g[ 編集]
貴重なコメントありがとうございます
コメント本当にどうもありがとうございます。
フィリアホールでご一緒してたんですね。良いコンサートでしたね。皆さんもとてもよい聴衆だったと思います。

フィリアホールの記事も遅ればせながらアップしましたので、ぜひご覧下さい。

気さくな人ですよね。
2012/12/20(Thu) 11:07 | URL  | もうやだ #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。