



2014年06月03日 (火) | 編集 |
旧鶴岡警察署庁舎 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 国重要文化財 |
竣工 | 1884(明17)年 |
場所 | 鶴岡市家中新町10-18 |
公開 | 致道博物館 入館料大人700円(HP) |

明治初期の擬洋風建築。 和風建築の木造入母屋造りで破風妻飾りなどを施し、ベランダや車寄せ、下見板張りに上げ下げ窓などの洋風建築を取り入れています。

破風妻飾り

下見板張りに上げ下げ窓

★★★★
初代山形県令三島通庸が、新しい近代化をシンボリックに伝えるため、県内随所に近代建築の建設を命じました。地元の棟梁高橋兼吉による設計の擬洋風建築です。





2014年06月02日 (月) | 編集 |
旧西田川郡役所 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 国重要文化財 |
竣工 | 1881(明14)年 |
場所 | 鶴岡市家中新町10-18 |
公開 | 致道博物館 入館料大人700円(HP) |
致道博物館内には数棟の歴史的建造物が移築保存されています。旧西田川郡役所は、時計塔をもつ木造2階建てのルネッサンス様式をとりいれた擬洋風建築。

遠くからもかなり目を惹く建物です。時計が珍しかった当時はもっともっとインパクトがあったことでしょうね。


塔屋へ昇る階段は、つり階段とよばれるもの。下から支える柱などがありません。


内部は考古学資料、庄内関連史料などが展示されています。


遠くから近くから、方向を変えて・・それぞれ表情を変えるこの建物は絶品ですね。近代建築ファンにはこたえられません。
旧西田川郡役所と旧東田川郡役所も対比してみましょうか。

旧東田川郡役所 こちらは再建されたということもあり、純和風です。
★★★★
時計台のある建物には、当方とても思い入れがあります。札幌時計台などをまず思い出しますが、旧山形県庁舎 文翔館(記事)、大阪生駒ビルヂング(記事)なども改めてご紹介します。また野良時計の記事(こちら)も書いたことがあります。これもまた大好きですね。





2014年06月01日 (日) | 編集 |
大寳館 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 鶴岡市指定有形文化財 |
竣工 | 1915(大4)年 |
場所 | 鶴岡市馬場町4-7 |
公開 | 無料(HP) |

バルコニーや屋根の装飾はとても印象に残ります。



現在は鶴岡出身の郷土人物資料展示施設です。上の写真は高山樗牛の生家を再現したもの。

白鳥が泳ぐお濠に浮かぶ白亜の殿堂。美景だと思います。
★★★★
実に感慨深い、まさに来てよかったと感動した建物です。





2014年05月27日 (火) | 編集 |
庄内藩校 旧致道館 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 国指定史跡 |
竣工 | 1805年創建 1965(昭40)年復元 |
場所 | 鶴岡市馬場町11-45 |
公開 | 無料(HP) |

表御門

孔子を祀る聖廟


講堂


★★☆
講堂の建物内は大変広く、見学箇所もたくさんあります。





2014年05月26日 (月) | 編集 |
鶴岡カトリック教会 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 国登録有形文化財 |
竣工 | 1903(明36)年 |
場所 | 山形県鶴岡市馬場町7-19 |
公開 | 無料(HP) |

正面奥の祭壇。

もう少し近づいて接写。

ステンドグラス風の窓かと思いますが、実は違います。透明な紙に描かれた聖画を2枚のガラスではさんで貼った窓絵と呼ばれるもので、日本で現存するのは、鶴岡カトリック教会だけなのだそうです。

壁面に多数ある丸窓のデザイン。

入口付近。

この教会の最大の見所ポイントの1つ。祭壇左の黒いマリア像。 経緯など謎も多いです。


最後に全体像。
★★★★☆
近代建築の教会は各地に数々ありますが、ここまで公開してきちんと細部までみせてくれる教会は大変少なく貴重ですね。とてもありがたいです。独特の空気が流れる荘厳で身の引き締まる時間でした。





2014年05月25日 (日) | 編集 |
旧風間家住宅 丙申堂 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 国登録有形文化財 |
竣工 | 1896(明29)年 |
場所 | 鶴岡市馬場町1-17 |
公開 | 大人400円 小中学生200円※釈迦堂とセット料金 4/10-10/31公開(HP) |

約4万個の石が置かれた石置き屋根は、現存するものとしては大変貴重なもの。防火目的もあるようです。



映画「蝉しぐれ」のロケ地として使われた小座敷。文四郎(市川染五郎)とおふく(木村佳乃)が最後に再開を果たし語り合ったシーン。

小座敷から望む庭。大雨に濡れる庭も風情がありました。

入口の風間銀行の提灯。現在の荘内銀行の前身です。

旧店舗。


★★★☆
とても熱心なガイドの方が、詳しく解説してくれました。翌年の正月には年賀状も届きました。釈迦堂でもそうでしたが、心尽くしのおもてなしですね。





2014年05月24日 (土) | 編集 |
旧風間家別邸 無量光苑釈迦堂 | |
![]() 撮2012.5.6 | |
文化財 | 国登録有形文化財 |
竣工 | 1910(明43)年 |
場所 | 鶴岡市泉町6-20 |
公開 | 大人400円 小中学生200円※丙申堂とセット料金 4/10-10/31公開(HP) |

風間家は、庄内藩の御用商人として呉服・太物屋を営み、幕末には鶴岡第一の豪商となりました。

激しい雨の中の訪問でした。趣深い庭園です。時の流れに引き込まれていきそうな錯覚にとらわれます。

床の間にも大変凝った彫刻が施されています。

釘隠しひとつひとつも意匠が凝らされています。

★★★★
係りの方がとても温かいおもてなしをしてくださったのも印象に残りました。にわか雨が激しかったので、少し小降りになるまでゆっくりしていってくださいとおっしゃってくださいました。観光というより、お宅に招かれてうかがったような気分になりました。





2014年05月23日 (金) | 編集 |
【藤島から鶴岡へ】
藤島・鶴岡間はJR羽越本線で1駅、約7分です。

だいたい1時間に1本ペースなので、次の電車を確認してから行動しないとはまります。


藤島駅は、周囲にはほとんどなにもない無人駅です。

切符はポストの入れ物に入れます。

駅前のトイレの貼り紙。利用者の多くは庄農(庄内農業)生なんですね。「小玉やさん」とか、ローカルな感じでいいですね。庄農生の皆さんは、とても礼儀正しかったですよ。明るく大きい声でためらいなく「こんにちは」って挨拶してくれて感動しました。


藤島・鶴岡間はJR羽越本線で1駅、約7分です。

だいたい1時間に1本ペースなので、次の電車を確認してから行動しないとはまります。


藤島駅は、周囲にはほとんどなにもない無人駅です。

切符はポストの入れ物に入れます。

駅前のトイレの貼り紙。利用者の多くは庄農(庄内農業)生なんですね。「小玉やさん」とか、ローカルな感じでいいですね。庄農生の皆さんは、とても礼儀正しかったですよ。明るく大きい声でためらいなく「こんにちは」って挨拶してくれて感動しました。




2014年05月20日 (火) | 編集 |
旧東田川電気事業組合倉庫 | |
![]() 撮2012.5.5 | |
文化財 | 県指定登録有形文化財 |
竣工 | 1924(大13)年 |
場所 | 山形県鶴岡市藤島字山ノ前99 |
公開 | 無料 東田川文化記念館として公開(HP) |

正面の「東」のシンボルマークは、電気をイメージしたとてもインパクトのあるデザインですね。

郷土の資料

とても急な階段ですね。

藤島駅までの道すがら、民家の戸袋に凝った意匠が施されてました。花の蜜を吸う蝶でしょうか。

藤島駅周辺には米倉庫も。
★★★
3つの建物内も自由に見学でき、展示物も興味深いものがたくさんありました。1時間くらい見学時間があればじっくりみられるでしょう。





2014年05月19日 (月) | 編集 |
旧東田川郡役所 | |
![]() 撮2012.5.5 | |
文化財 | 県指定登録有形文化財 |
竣工 | 1887(明20)年 |
場所 | 山形県鶴岡市藤島字山ノ前99 |
公開 | 無料 東田川文化記念館として公開(HP) |

建物内は、郷土史的な展示品がたくさんあります。ただ、この建物内に入れるのかがわからなかったのですが、おそるおそる正面の引き戸を開けてみてびっくり。広い建物のすみずみまでとても見ごたえがありました。うっかりして見過ごさなくてよかったです。

懐かしい囲炉裏や火鉢。

郡役所の郡長の執務室を再現しています。

手作り工芸の椅子ですね。

★★★☆
純和風な感じの建物ですね。GW中ですが、来訪者は見学終了時まで自分だけでした。やっぱりGW中にはこういう穴場を探訪するのがよいですよ。


